高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 しまなみ海道100kmウルトラ遠足:30kmまで

いよいよ始まった、しまなみ海道100kmウルトラ遠足。
「100km制限時間(16時間内)完走」という目標を掲げて1年間、この日に照準を合わせて日々頑張ってきた訳で、事前準備は完璧だ。
そして、天気も曇りで、暑過ぎず・寒過ぎずのランナーにとって丁度良い気候。
そこで、ランニングの対策のひとつとして、昨年の経験からペースを設定しておいた。

  • 約束1つ目:5kmを40分のペース(8分/km)で100kmを走り続ける。

ハーフマラソンやフルマラソンであれば遅過ぎるペースであるが、100kmとなると長丁場なので、これくらいが自分には最適だ。
このペースを最後まで守り続けることができれば、確実に制限時間内にゴールできる。
最初の5kmのエイドステーションに到着。
スタート直後の大行列や最初は街中で信号に止められることもあって、ちょうど40分。まずまずのペース。

5km以降は尾道市に向かう幹線道路沿いを走る。
いくつものトンネルのを越えていく。
埃っぽくてマスクをして走るランナーもいた。騒音もうるさくて音楽が聴けないので、この辺は大嫌い。

そして、幹線道路の途中にある10kmのエイドステーションへ到着。
35分でここに着いた。全然無理をしていないペースなので、この調子で前半に時間を稼いでおこう。

まだまだトンネルは続く。

トンネルが終わった後は尾道市へ向かう。
徐々に住宅地に入ってきたので、おじいちゃんおばあちゃんが朝も早くから我々を応援してくれて有り難かった。
途中、手をつないで併走してくれたおばあちゃんもいて、微笑ましかった。

尾道市に入った国道2号線沿いにて15kmのエイドステーション。
ここのエイドは「ぶっかけうどん」があって有名。この大会のエイドは充実していることで有名である所以だ。
しかし、昨年ここで調子に乗って食べ過ぎた結果、後半にヒドイ目にあったので、食べたい気持ちを抑えて先を急ぐ。


昨年の経験からレース中に食べると、後半、疲れで胃が機能しなくなり、腹部膨満感・吐き気を催すことを身に染みて体験したので、今回は以下の約束を設けて、徹底的に遵守することに決めていた。

  • 約束2つめ:レース前夜・レース中は固形物を食べない。ゼリー・ドリンク・飴で栄養を補給する。

走っている最中も塩分・BCAA・クエン酸ブドウ糖の4種類の飴を舐めながら走り、エイドでは水分・スポドリのみ飲み、適宜、ゼリー状の携行食を食べることにしていた。
そうこうしているうちに、しまなみ街道のひとつめの橋の下にある20km地点へ到着。
ようやくここからしまなみ海道に入る。
ハーフマラソンの距離をラクに走ることができるだけの走力が無いと、一番の目的であるしまなみ海道にも着けないというのが、この大会のエグイところのひとつだ。


ひとつめの橋である尾道大橋を渡って、ひとつめの島である向島にやって来る。
橋の上からの尾道市の街並が綺麗だ。


向島の街中で25kmのエイドに到着。
ここはスイカを提供してくれる。本当にこの大会はエイドが充実としていると実感。大変有り難いのだが、自分は食べない。


向島の街中を越えて、海岸線を走り、30km地点のエイドへ到着。
あいにくの曇りで瀬戸内海の島々が鮮明には見えないが、大自然を体感できて癒される。


次の因島大橋を背景に30km地点で撮影。昨年もここで撮影したが、ここはベストスポットだ。

因島大橋を渡るためにはこの急な階段を昇る必要がある。ここはさすがに歩く。

この因島大橋は、自転車用の通路も整備されていて、サイクリストにはとても環境が良い橋だ。
しまなみ海道はサイクリングでも有名なのがよく分かる。

ここまで全然疲れていないし、ペースも30分以上早くエイドにつけており、体調もペースも絶好調。
まだまだ前半なので何とも言えないが、この調子で最後まで行こう!