高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 しまなみ海道100kmウルトラ遠足:中間地点まで

因島大橋を越えて、2つめの島、因島にやってきた。
因島に入ってすぐの大浜海水浴場が35km地点のエイドステーション。
ここは一番好きなエイドだ。
何故なら、生搾りのオレンジジュースが飲めるから。
エイドの方々が目の前でオレンジを絞ってくれてジュースにしてくれる。めちゃくちゃおいしい。
エイドで何も食べないと決意した自分でもジュースは飲めるので、3杯も飲んだ。




こうやって5kmごとのエイドステーションをひとつひとつ越えていけば、その先にゴールがある。
仕事などの人生においても、マイルストーンを設定してそれをひとつずつクリアしていき、その結果、大目標の達成に至ることになるので、マラソンと人生はよく似ているなぁと実感。
しかし、一番異なるのは、マラソンは大目標が「制限時間内にゴールする」と単純明快であることだ。
ラソンは、ゴールできなければ失敗であり、ゴールできれば成功と、二つに一つなので、単純明快この上ない。
人生においてはそうはいかない。
往々にして大目標が不明確・不明瞭・曖昧で捉え難く、その時の状況により変化する。
そして、人生において自分が何を成すべきかをほとんどの人が知らない。
しかし、マラソンは自分が成すべきことは明確である。
止まらずに走ってゴールを目指すことだ。
これがマラソンが好きな理由のひとつだ。
そんなことを考えながら、因島の40kmのエイドステーションも越えて、生口橋までやって来た。因島ともお別れだ。

下から見ても壮大な橋だ。

この橋を通るためにはこの坂道を昇る必要がある。
完走するための3つめの約束として、以下を自分に決めていた。

約束3つめ:坂道は歩いてもよいが、平坦(フラット)な道は走る。平坦な道を歩くのは愚の骨頂!

多くのランナー達がここを歩いていたのだが、自分はフルマラソンの距離を既に走っていながら絶好調だったので、走って駆け上がることができた。
走っていればなかなか追いつかないが、歩いていればすぐに追い抜ける。これもまた人生と同じ。

歩いているランナーをオーバーテイク(追い抜く)。
まだまだ他のランナーよりも体力があることを認識できて、自分の走力・体力に自信がつき、ランナーズハイにつながった。

途中で生口橋の絶景ポイントで撮影。絶景だ。


3つめの島、生口島にやって来た。
45kmのエイドステーションは、生口橋を渡った後にある民家。民家もご協力頂いているとは大変有り難い。

そして、それを越えると、中間地点の瀬戸井田町B&Gセンターに到着した。
到着時間を確認すると、なんと11時前。
昨年ここを出発したのが12時30分だったので、昨年よりも1時間半も早い!
あまりにも出来過ぎだ。これも1年間の練習の成果だ。体力的にも全然余裕。
前半で十分時間を稼いだので、後半は5km40分のペースなんか気にせずにとにかく全力で先を目指そうと決めた。
中間地点に送っておいた荷物を開けて、汗だくになった上着だけ着替えて、トレラン用のリュックに携行食を入れ替えて、休憩を早々に切り上げ、11時過ぎには再スタート。


さて、いよいよ後半戦。残り50km。
ここまで絶好調なので、このペースでいけば、100kmを制限時間内に完走できそうだ!