高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 しまなみ海道100kmウルトラ遠足:後半戦

いよいよ後半戦。絶好調のコンディションはいつまで続くのか。

生口島出身の画家・平山郁夫の美術館の前も通る。ここに観光に来た訳ではないので、いつかゆっくり来ようと思い、先を急ぐ。

そして、しばらく瀬戸内海を眺めながら海岸線の道をひた走り、海水浴場のある55kmのエイドステーションに到着。

まだ初夏なので、泳いでいる人はいなくて閑散としていてちょっと寂しい雰囲気。
そこを過ぎた後は生口島ともお別れで、多々羅大橋にやって来る。


橋の上には「多々羅の鳴き龍」というスポットがあって、塔の下で音を鳴らすと何度も反響する現象が見られる。
昨年は珍しくて試してみたのだが、今回は写真だけ撮って先を急ぐ。

橋の途中で広島県からいよいよ愛媛県に入った。

多々羅大橋を渡った後は4つめの島、大三島にやって来た。
ここで60kmのエイドステーション。
昨年もそうだったが、ここではボランティアの子供達が到着と同時に「お疲れ様です」と冷えたタオルを渡してくれる。
これがランナーにとって本当に有り難い。ボランティアの方々に感謝。
汗を拭いてスッキリした後は、そのタオルを首に巻く。エイドごとで濡らして首に巻いて走れば熱中症対策にもなって大活躍する。


昨年はここを過ぎた辺りから胃腸障害がひどくなったのと、延々と続く一本道の単調過ぎるコースが原因で歩いてしまっていたのだが、今回はレース中に何も食べなかったのと事前に作用の異なる胃薬を複数服用して臨んだ(薬剤師とは思えないw)のが効を奏したのか、胃も大丈夫で、歩くことなく、走れている。
そして、大三島橋に向かう登り坂も走ることができている。
昨年と比べて凄い成長だ。
ここまで去年の自分に勝てていて、とても嬉しい。


短い大三島橋を渡り終えると、5つめの島、伯方の塩で有名な伯方島にやって来た。
ここで65kmのエイドステーション。昨年はここで椅子に座ってひと休みしていたが、今年はそんなの必要無い。


伯方島の造船所では、かなり大きな船の進水式みたいなことをやっていた。

70km地点のエイド。このエイドは大規模で充実しており、到着した時にボランティアの方がマイクで名前を呼び上げてくれる。
大阪府からお越しのオオキ・・・ユウスケさん、お疲れ様です!」
うん、間違ってるけど、ツッコむ程の余裕は無い。振り仮名が無いと呼べない名前なので、こういうのは慣れている。やむ無し。


伯方島の滞在時間はほんの僅かで、すぐに次の伯方・大島大橋が見えてきた。


この橋を渡れば、最後の島、大島だ。
この島を越えれば、ゴールがある今治市だ!ゴールが見えてきた!!