高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 トカラ列島島めぐりマラソン:平島(3島目)

8月27日午前10時過ぎ、3島目の平島に到着。





漁港の目の前に山が立ちはだかる。まさかこれを登るのか・・・
船の中で隣の人に「名前は平島だけど、かなり急な坂道があるから全然平らじゃないよ。」と聞いていたので覚悟していたが、相当な坂道だ。


相変わらずのスタート前の緊迫感無く、いきなりスタートの号砲。
早々に坂道だ。
みんなは歩いていたけど、自分は坂道になると燃える質なので、ペースは遅くなりながらも走り続けた。

太平洋の水平線がとても綺麗だ。あっという間にフェリーとしまがあんな下に見える。
坂道は辛い分、そのご褒美としてこういう素晴らしい景色が見えるからいいよなぁ。


島民の方々も坂道で奮闘する我々を応援してくれた。頑張ります!


坂道をなんとか走って登ると、そこには平島の歴史を見守る樹齢1000年のガジュマルの木があった。凄い生命力だ。自然の強さを感じた。


往路が急な登り坂ということは、復路は急な下り坂ということで一気に駆け下りる。
下り坂は得意なので、凄い気持ち良かった。


坂道を下りきったところに大漁旗を持ったオジサンが精一杯応援してくれていた。
この平島ではこのおじさんの存在がとても印象的だった。

ゴール直前で平島と書かれた青いTシャツが印象的な小中学生に抜かれた。
どうやら島ごとに島Tシャツがあるみたいだ。
島で一体感を感じられてちょっと羨ましかった。

そして、ゴール。往路の坂道がキツかったけど、その分、良い景色が見れたし、復路の坂道が楽しかった。


そうこうしている間にあっという間に撤収。
さっきの大漁旗を持ったおじさんが明るく見送ってくれた。明らかに仕事中の格好だが、明るくて面白いオジサンだ。島の方々の良い人柄が伺える。

今回も平島を離れる時に島民の皆さんが見送ってくれた。嬉しいなぁ。
他のランナー達と一緒に手を振ってお別れした。



感動を味わった後は、2等客室に戻って、次の諏訪之瀬島までしばしの休憩の為に仮眠。
次の島はどんな島なんだろう。楽しい限りである。