高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 石垣島マラソン・2日目:石垣島マラソン完走!

1月27日日曜日、石垣島ラソン当日。
昨日はあんなに天気が良かったのに、外は雨。
どうやら沖縄の冬は雨が多いらしく、昨年も雨だったらしい。
どうやら今回もまた過酷な42.195kmになりそうだ。
ここのところ悪天候が多いなぁ。11月のいびがわマラソンも雨で、12月の奈良マラソンは雪だった。
でも、だからこそ完走しがいがある。楽しみだ。
雨の中のスタート地点の石垣市中央運動公園陸上競技場に、約1300人のランナーが集結。
自分も含め、みんな、雨なんてどこ吹く風の身体が丈夫な人達だ。
しかし、風雨が吹き荒れて寒い。ここは本当に南の島なのだろうか、と疑いたくなるような天候だ。

地元の高校生達が23kmマラソンに揃って挑戦するようで、全員で気合を入れていた。微笑ましい。

そして、大会ゲストの女子レスリング金メダリストの伊調馨の号砲(雨で濡れて空砲だった)により、雨の中、いよいよスタート!



沿道の方々もこんな雨の中、「ちばりょー(頑張れ)」と応援してくれて有り難かった。

琉球舞踊の装いをされた方々もエイサーを踊りながら応援してくれた。

地元の野球少年達も応援してくれた。

ユーグリンというマスコットも応援。
後から調べてみると、ミドリムシ(和名:ユーグレナ)の研究や商品開発を展開している株式会社・ユーグレナの研究所が石垣島にあるらしい。有名なベンチャー企業のようだ。知らなかった。
マスコットの隣で応援してくれた、無表情で「がんばれー」と言ってくれていた女の子が凄い可愛かった。

前にピンクレンジャーがいた。「赤レンジャーを探しています!」というタスキが笑えた。
序盤に抜いたものの、終盤になって抜き返されたので、中の女性は結構走力のあるランナーのようだ。

ラソン大会でよく見るコスチュームである白鳥も。

そして、中間地点に到着。
中間地点で2時間5分ということは、時速10.0〜10.5km程度で走れているということだ。なかなか良いペース!
雨だけではなく、風も吹き荒れていた為、雨合羽を来て走っていたものの、汗でウェアは濡れていたし、雨合羽が風でバタバタとうるさいので、雨合羽を捨てて、ここからが本番!

しかし、この石垣島ラソンのコースはアップダウンが多い。
最初は、18km地点の坂。坂を登った時に沿道の方から戴けたスイカがおいしかった。


22km地点、28km地点でも坂。
しかし、今の自分にとってこんな坂を走るのはへっちゃら。
坂があると、「絶対歩かないぞ!」とむしろ燃えるので、大好きだ。


そして、30km近くで視界が開けた。ここは昨日川平湾に行く途中で通った海が綺麗な場所だ。
天気が悪いので、せっかくの景色がイマイチ。


30km地点に到達。あと10km程度なので、終わりが見えてくると気分がラクになって、俄然テンションが上がってくる。

また、坂だ。後から分かったのだが、これが最後の坂だった。
歩かずに走って登る。
終盤に来て、このテンションとメンタル、走力を持っていられるようになった自分を再確認できて本当に嬉しい。

今回、先日購入して調子が良かったベアフット(裸足感覚の)ランニングシューズで臨んだのだが、そのベアフットを実践されているランナーがいた。
ベアフットの原点は、この方のようにサンダルで走るスタイルだ。
みんなが履いているクッション性の高いランニングシューズとは大違い。

そして、いよいよ40km地点に到達!あとちょっと!!

ゴール地点のある石垣市中央運動公園陸上競技場に戻ってきた!


競技場内のコースを1周して、ゴール!!!!


こんな風雨吹き荒れる悪条件でありながら、タイムはなんと4時間15分の自己ベスト更新!
凄い嬉しかった。
12月の奈良マラソンでは4時間30分だった後、年末年始も挟んでほとんど走ることが出来ていない中で自己ベストを更新できたのは、恐らくベアフットランニングシューズに変えたおかげだろう。
足底と地面の間が4mmしかない靴なので、足への衝撃の大きさを恐れていたものの、走っている最中は大したことなかった。
むしろ、大地を足裏全体で感じることが出来て、大変具合が良かった。
ベアフットランニングシューズに感謝!


ゴール直後の何物にも代え難い達成感・充実感にしばし満たされる。
この気持ち良さは、性欲・睡眠欲・食欲などのあらゆる欲を満たされた時よりも気持ち良い。最高の気分だ。これがあるからマラソンは止められない。
しかし、走るのを止めたことで濡れたウェアと雨で一気に寒さが増してきたので、荷物が置いてある体育館に退散。
速攻で着替えて雨に濡れない体育館の中で、完走メダルと完走賞を眺めながら、感慨に浸る。

温かいアサイー汁で身体を温める。とても素朴な味だ。
朝から今まで何も食べていなかったので、美味しかった。

ラソン後の交流会が体育館の中で行われている中、昨年の7月に24時間リレーマラソンでご一緒させて頂いたランニングチームの方々と合流して、同じ苦しみを味わった仲間同士、健闘を讃え合って楽しかった。

今回も、無事、フルマラソンを完走出来た。しかも、自己ベスト更新のオマケ付き。
悪条件の中で完走できたことで、自分の体力に自信がついた。
石垣島ラソン、良い思い出が出来て本当に楽しい大会でした。