高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 熊野古道マラソン後に束の間の熊野市観光

9月22日の熊野古道ラソンを午後過ぎに終え、体力にまだまだ余裕があったので、せっかく熊野市に来たこともあって、明るいうちに熊野市観光に出掛ける。
まずは、ホテル近くの鬼ヶ城という観光地。
長い間、荒波や風雨で侵食された奇岩群だ。確かに鬼に見える・・・かな。
自然の力にしばし圧倒。



今日だけ運行している無料バスで熊野市駅前迄行き、トコトコ歩いて獅子岩という、こちらも風雨で侵食された奇岩。
さすがリアス式海岸を生み出したこの辺り、こういった自然が造り出す造形物が多い。
こちらも確かに獅子に見える・・・かな。


そして、更に歩いて、花の窟(いわや)という神社だ。
日本最古の神社らしく、高さ45mにも及ぶ巨岩をご神体として崇めているとのこと。



神社の前の売店で、新姫ソフトクリームを食べる。
男一人でこんなものを食べている光景、笑える。

そして、熊野市をブラブラして一番感動したのは、七里御浜雄大な眺望だ。
約20kmに亘り、ずーっと海岸線が続いている。
リアス式海岸で知られる熊野灘において、ここだけが単調な海岸線になっている。
しかも、この海岸は、砂だけではなく、砂礫、つまり小石ばかりだ。日本一の砂礫海岸だそうだ。
この七里御浜では、毎年8月17日に熊野大花火ちう一大イベントが開催されるそうだ。相当凄い花火大会らしい。



松本峠というところからの眺望はもっと綺麗であることを後日知った。
この峠にも行けば良かったのだが、マラソン後に峠を登るのはキツかったかな。

ここの小石は御浜小石として有名だそうで、熊野灘黒潮に揉まれてまん丸になっていた那智黒などの黒石が転がっている。
それを下を向いて探している観光客達がちらほら。自分も探してみる。

しばし、休憩がてら、誰もいない七里御浜の海岸線に寝転んで、物思いに耽る。
ラソン完走後の高揚感もあって、非常にリラックスしたひと時を過ごすことが出来た。
そして、本当なら一番行ってみたかったのが、この丸山千枚田
棚田が幾重にも重なる眺望があまりにも美しい。
しかし、相当な山奥にあるそうで、そこに行くためにはバスはあっても本数は少ない、じゃあレンタカーで、と思っても、熊野市駅周辺にレンタカー店が無いという状況で、打つ手無しだった。
今回は、この写真だけで我慢しよう。

熊野市の観光スポットを巡り、結構ウォーキングができた。マラソン後の良いクールダウンになった。
ホテルに帰って、待ちに待った夕食。さぁ、熊野市名物を食べよう。
めはり寿司に、熊野灘で採れた海産物、さんま寿司



熊野市、とても良いところだった。
今回行けなかった丸山千枚田、そして印象深い七里御浜に、いつかまたやって来よう。