高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 四万十川ウルトラマラソン:90km地点まで

10月20日日曜日の四万十川ウルトラマラソン後半戦。
62km地点のレストステーションを超えて残り38km。
さすがに足に違和感を感じ始めるようになったが、走られなくなる程ではないし、気力も十分。
足が張り始めたら、一旦立ち止まって屈伸をすれば足が楽になって、また走られる。
数多くの大会に出てきた時の自分なりの対処法だ。
70km地点手前では2つ目の沈下橋岩間沈下橋を渡る。
ここの四万十川はとても穏やかだ。
最近、フジテレビで放送されていた、四万十市を舞台にしたドラマ「遅咲きのひまわり」に出てきた橋だ。



70km直後で芽生大橋を渡る。


この芽生大橋を渡ったところに、71.0km地点の第4関門がある。
昨年は、ここの関門を通過したのが制限時間の8分前という体たらくで、次の第5関門での制限時間オーバーを覚悟した苦い経験を思い出す。
さて、今年はどうか!
よし、約1時間30分も前に到着している!!
凄い成長振りだ。相当、テンションが上がった。俄然、元気が出てきた。

そして、75km辺りのこの何の変哲も無い草むら。
昨年、この辺りで吐き気と腹部膨満感がひどくて、コースを外れて吐いた。
あの時は本当にしんどかった。
この辺りで気持ち悪くてほぼ歩いていたのを思い出す。
しかし、今年は大丈夫。
長距離を走ると、胃に空気が溜まって腹部膨満感でしゃっくりが止まらなくなって気持ち悪くなる自分特有の症状に備えて、自分なりの対策を6月の隠岐の島ウルトラマラソンで発見した。
口の中に指を突っ込んで、強制的にゲップを出す。
これをすると、胃がスッキリして気持ち悪さがなくなり、また走られる。
何よりも吐く行為により目が覚める。
これを後半は度々繰り返して、急場を凌いで走り続けた。

そして、昨年タイムオーバーになった第5関門の79.5km地点に到着!
何と制限時間から1時間20分も早い!
この事実に感動して涙が出そうになった。1年間、頑張った甲斐があった。。。

さて、ここから先は未知のコースだ。
まだあと20kmあるので、感動ばかりしていられない。
目標は制限時間以内の100km完走だ。
気を取り直して、また走り始める。

80kmを超える。ここら辺でも沿道の方々の応援が続き、本当に有り難い。
そして、それに応えられる余裕が自分にあって嬉しい。


80kmを過ぎた時点での自分のGPSウォッチ、GARMIN 910XTJの画面。
後半になってさすがにペースは落ちたものの、何とかこの時点でも約7.0分/kmを保てていることが分かる。
今回、このGARMIN 910XTJが本当に役立った。
何といっても、1kmを走る度に、自動でバイブレーションが機能して、1kmごとのスプリットタイムを教えてくれる機能が素晴らしい。
走るのに集中していると、時計を1kmごとに見ていられないので、大変有り難かった。
そして、20時間もバッテリーが持つので、ウルトラマラソンでもバッテリー切れの心配は微塵も無い。
いやぁ、この大会に備えて大枚を叩いて購入して良かった。
良い買い物だったと自分の決断を自画自賛

86.9km地点の第6関門に到着。
昨年、ここの関門を収容バスの中から放心状態で眺めていたのを思い出す。
今年は、この地点に選手としていられる。そして、まだ走っていられる。幸せだ。

90km地点を通過。この先のエイドステーションでは、蛍光スティックをボランティアの方からランナーに配布された。
この後、17時を過ぎると真っ暗になるので、我々のような制限時間に近いタイムでのゴールを目指すランナーには必需品だ。


あと10km!
最後の補給食を注入して、ラストスパートだ!!