高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 四万十川ウルトラマラソン:12時間51分で100km完走!

10月20日四万十川ウルトラマラソンもいよいよ大詰め。
90km地点に到達。
ここに至るまではペースも7.0km/分を維持出来なくなり、立ち止まっての屈伸や呼吸を整えるために歩く回数が増えてきて辛かった。
でも、残り10kmとゴールが見えてきたところで俄然、元気が出てきた。
ここからは100kmまでカウントダウン!
91km地点。

92km地点。

93km地点。

残り10kmとはいえ、単調な山道ばかりで辛いなぁと思っていたところで、93.9km地点の最後となる第7関門に到着!
制限時間まで、まだ1時間16分もある!!
審判員の方に思わず「ここが最後の関門ですか??」と聞くと、「そうですよ。あとは19時30分迄にゴールに行けばよいだけです。頑張って下さい!」と答えて頂き、嬉しくて笑顔に。
今は17時30分なので、2時間以内に6kmを走れば良い。
十分過ぎる時間だ。歩いてでもゴールできる。
目標は13時間台でのゴールだったが、このペースであれば、12時間台でのゴールも夢じゃない。

94km地点。

95km地点。
ここのボランティアの方には、ここまで来て距離表示の写真を撮っている自分に対して、「100km走った証拠として、しっかり撮っておいてね。」と笑顔で話し掛けてくれた。
疲れた心に和みをもらった。

96km地点。
ここら辺に来ると、18時近くでだんだん暗くなってきた。

97km地点。
周りはあっという間に真っ暗。
街灯なんてない山の中のコースなので、沿道にはところどころに大きな照明が設置され、コースを照らしてくれる。
ボランティアの方々がそれらを設置してくれて、その横で手を叩いて我々疲れきったランナーを応援してくれる。
こんな遅くまで、真っ暗になるまでいてくれて、大変有り難い。
ここで最後のエイドステーション。水分補給してラストスパートだ。


98km地点。ゴールまであと少し。
一気にペースを上げてラストスパート!
100km走ってまだこんな走力が残っているなんで、凄い嬉しい。

山道を終えて、ゴール付近の市街地に入ったところで99km地点。
ゴール手前ですごい急な坂があったのだが、ゴール目前なので、この坂もご愛嬌。
沿道にはたくさんの方々が我々を盛大に応援。嬉しかった。

真っ暗なので、写真がうまく撮れない。
というか、とにかく嬉しくて、うまく写真を撮ることなんてどうでも良かった。

「おかえり あと700m」の横断幕。
「おかえりなさい」という声援が一番嬉しい。

最後はゴール地点の中村高校の裏手の地元の方々に囲まれた道を疾走。
暗い上にラストスパートをしていたので、写真がブレブレ。


そして、中村高校内のゴールゲート!
このゴールゲートを1年間くぐり抜けることを夢見ていた。
昨年は、リタイアして収容バスでここまでやって来て、羨ましくゴールゲートを見ていたことを思い出す。


100km完走!
制限時間である14時間以内の100km完走という1年間の目標が果たせて、本当に嬉しかったし、気持ち良かった。最高の気分だった。
この日のために、毎月のようにマラソン大会に参加してきて、6月には2回目となる100km完走を果たしてきた。
嬉しくて涙が出た。
この歳になって、こんな感動をもたらしてくれるなんて、本当にマラソンは素晴らしい。


そして、1年間欲しかった四万十川ウルトラマラソンの完走メダルをゲット!
これまでの完走メダルの中でも一番思い出深いものになりそうだ。

速報タイムを見てみると、制限時間内どころか、12時間51分と1時間以上も速かった。
すごい。出来過ぎの結果だ。
13時間以内で100kmを完走出来たということは、一番有名なウルトラマラソンで制限時間が13時間と短いことで知られているサロマ湖100kmウルトラマラソンにも出場できるのではないだろうか。
いや、次の目標設定はまた落ち着いてからにしよう。
今はこの1年間の目標達成の余韻に浸ろう。

気持ち良さで溢れる中、放心状態で着替えを済ませ、19時30分迄のゴールランナーを見守り、ホテルに戻る。
相部屋の方々は、おひとりは50代にして9時間30分で100kmを完走されたという強者。
さすが、上には上がいる。凄すぎる。
自分は今後歳をとっても、こんなタイムで走られるとは到底思えない。
もうお二方は、残念ながら途中リタイアされたそうだ。
やはり、100kmとなると、完走が難しい。
でも、100kmに挑戦したというだけで十分すごいことで、お二方共、笑顔で笑い話をされていた。
4人で今日の苦しさや楽しさなどを語り合い、大浴場で疲れを癒し、高知名物をたらふく食べて、早めに就寝。
いやぁ、目標が果たした時の気持ち良さって、何者にも代え難い。
2013年10月20日は、生涯でも最高の日だった。