高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 是非に及ばず!

NHK大河ドラマ軍師 官兵衛」がとても面白い。
歴史に全然興味が無い自分が、このドラマを観ていると自然と戦国時代に興味が出てきて、毎週日曜日が楽しみ。
そして、何よりも豪華俳優陣による迫真の演技が毎回見物。
特に、本能寺の変での織田信長を演じる江口洋介の演技が圧巻だった。
明智光秀の謀反を知って、有名な名言

是非に及ばず!(是も非も無く、やるしかない!)

と本能寺で最後のあがきを見せるものの、自身の最期を見極め、燃え盛る本能寺のひと間で辞世の句である

人間50年
下天のうちをくらぶれば 夢幻のごとくなり
一度生を受け 滅せぬもののあるべきか
(人間の一生は所詮50年に過ぎない。天上世界の時間の流れに比べたらはかない夢や幻のようなものであり、命あるものは全て滅びてしまうものだ)

を詠んで舞いながら、最期に自刃するシーンは、迫真の演技で、終始見とれてしまった。




さすが江口洋介
みんなが描く冷徹な織田信長像そのままのイメージをここまで見事に演じ、その存在感とキャラクターからここで死んでしまうのが惜しい。
物語は後半に入って、寺尾聡演じる徳川家康織田信長の死の直前に現れたものの、竹中直人演じる豊臣秀吉と共に戦国時代の三英傑が後半用のポスターのように揃うシーンは結局無かったのが残念。

三英傑がそれぞれ見つめる先は?
寺尾聡と竹中直人の演技も独特でかなり見応えアリ。
物語の展開も、今後、どうやって黒田官兵衛が軍師として秀吉のブレインとなって世の中を動かし、豊臣秀吉の天下統一に貢献していったのか、楽しみだ!
http://www1.nhk.or.jp/kanbe/