高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 幻になった横浜マラソンの自己ベスト記録

3月15日開催の横浜マラソン、フルマラソン(42.195km)で186.2m足らず、日本陸上競技連盟の公認コースにならなかったという衝撃的な発表があった。
ニュース内容によると、フルマラソンのコースには、この大会のハイライトである首都高速湾岸線(約11km)があるが、高速道路のために本番前に自転車での計測ができず、図面だけで測っていたため、誤差が出てしまったそうだ。
大会当日、公認コースの申請をするため日本陸連に依頼してコースを自転車で測定した結果、距離不足が判明、という何ともお粗末な事態に。
何てこった・・・自分は横浜マラソンで42.195kmを走っていなかった。
ということは、ここで記録した自己ベストの「3時間51分47秒」という記録は無かった事になってしまって、どっちらけだ。
この大会での平均ペースは約5分30秒/kmだったので、あと186mを走ろうと思うと、約61秒、つまり約1分かかってしまうので、本当の自分の記録は約3時間52分台というところか。
いずれにせよ、サブ4(4時間以内の完走)は達成しているし、自己ベストである事は変わらないのだが、自分の自己ベストとその記録を出した大会を胸を張って言えなくなってしまったのには少しだけショック。
ただ、自分よりも、この大会で初サブ4や初サブ3等を達成して思い入れが激しかったランナーやこの大会の記録を他の大会の参加資格で使いたいと思っていた陸連登録のエリートランナーは、怒り心頭だろう。
大会事務局に文句のひとつも言いたい気持ちだろうし、心中察するものがある。

ただ、横浜マラソンは、他大会に比べてエンターテイメント性が高くてとても面白かったし、沿道で盛大な応援をしてくれた方々や大会事務局、ボランティアの方々には感謝の気持ちしかない。
あのゴール手前、山下公園に戻ってきた時の沿道のたくさんの人々による地鳴りのような応援は今でも忘れられない。
あの楽しさと感動に比べたら、タイムなんてちっぽけなことだ。
自分はプロのアスリートでも、エリートランナーでもない、いち市民ランナーなので、そんなにタイムを求めておらず、日本陸連の公認になろうがなるまいが、何の関係も無い。
42.195kmから少しくらい足りなくたって、42km近く走ったことに意義がある。
疑惑の自己ベスト記録になってしまったのであれば、また別の大会でその自己ベストを塗り替えれば良い。
自分は、この横浜マラソンの記録が生涯最高の記録になるとは毛頭思っていないので、こういう事態になった事で自己ベストをまた更新してやろうと俄然燃えてきた。
それに、誰かに自己ベストのことを話す時、それを出したのが横浜マラソンと言えば、笑いのネタになるし。
よし、次に予定している4月19日の長野マラソンで更新!・・・はムリだろうなぁ。無難に4回目のサブ4を目指すとしよう。


NHK BS1土曜日18時から放送されているランスマの田村亮が、番組が始まって3年目にしてようやく横浜マラソンで初のフルマラソンに挑戦して完走したのだが、それも残念な事に・・・。
これをきっかけにまたフルマラソンに挑戦してもらって、どこかの大会で一緒に走りたいものだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150408-00000247-kana-l14