高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 庭を彩るジャスミンとアヤメ

ゴールデンウィーク後半に実家に帰省すると、門扉を開けた途端に、甘い独特の芳香が出迎えてくれた。
この良い匂いは何なんだろうと思ったら、実家の庭に咲いているジャスミンである事を親に教えてもらった。
庭に咲いているのに、少し離れた入口まで匂いが漂ってくるくらいの強い芳香だ。
ジャスミンが咲き誇っているこの時期は、家中が良い香りに囲まれる。
ジャスミンは、まさに天然の芳香剤だ。
このジャスミンが香水やアロマオイル、自分の好きなジャスミン茶の原料になるのか。


そして、実家の庭には、5月5日の端午の節句を象徴するアヤメも咲いていた。
直立した葉に、鮮やかな紫色の花を付けるのが特徴的な花だ。
この時期、街中で群生している姿をたくさん見掛ける。

いずれアヤメ(菖蒲)かカキツバタ(杜若)」というどちらも優れていて優劣を付け難いことを意味する慣用句があるように、アヤメ(菖蒲)、カキツバタ(杜若)、ショウブ(菖蒲)は見分けが相当難しいそうだ。

  • アヤメ(菖蒲):陸上の乾燥地に生育、開花時期は5月上旬、花弁の根元に網目状の模様
  • カキツバタ(杜若):水湿地に生育、開花時期は5月中旬、花弁の弁の根元に白の模様
  • ショウブ(菖蒲):半乾燥地に生育、開花時期は5月中旬から6月下旬、花弁の根元に黄色の模様
  • アイリス(ジャーマンアイリス、ダッチアイリス):園芸種(交配、選抜などをして人為的に作った植物)、陸上の乾燥地に生育、開花時期は4月〜5月頃

更に、ショウブ(菖蒲)には「葉菖蒲」「花菖蒲」があるそうで、5月5日に入る菖蒲湯に使う菖蒲は「葉菖蒲」だそうだ。

  • 花菖蒲:ユリ目アヤメ科アヤメ属、香りや艶は無し
  • 葉菖蒲サトイモサトイモ科ショウブ属、独特の強い香りと艶があり、この香りが厄除けとなる為、昔から菖蒲湯に使われている。茎と根には冷え性、肩こりなどの血行不良、神経痛等に効能あり。

母親と庭に咲いている花を見て、「この花はアヤメだろう」「いや、アイリスだって」などと知識も無いのに不毛なやり取りをしてしまったので、この機会に調べてみて整理してみたものの、ややこしくて、来年のこの時期に覚えていて見分けられるかどうかはかなり不安だ。
楽しい休みは過ぎ去るのも早く、あっという間に5月6日のゴールデンウィーク最終日になり、6日の夜に帰阪した。
初夏の陽気の中で帰ってきた事もあって汗をかいてしまい、本来であれば気持ち悪くて家に着いた途端にシャワーを浴びるのだが、今回は汗をかいてしまった流れでランニングウェアに着替えて大阪城公園に軽く走りに行く事にした。
無駄にかいてしまったベタベタで不快な汗を、身体を動かすことで出るサラサラの気持ち良い汗に変えてしまおうという魂胆だ。
そして、実家で過ごした期間に、食べたいものをたらふく食べた事で溜まってしまったカロリーを消費しなくては・・・
ゴールデンウィーク最終日の夜も、みんな明日から仕事でブルーなハズなのに、熱心に走っている同志達がたくさんいて、自分も「頑張らなくては!」と勇気づけられた。
この時期の夜は暑過ぎず、寒過ぎずで涼しい風が吹いていて本当に気持ち良く、ランニングをするには絶好のコンディションだ。
軽く13km走って、最後に夜の闇に浮かぶ大阪城を見上げて、大阪城ナイトランニング終了。