高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 甲子園で「ウル虎の夏」を体感!

1週間に及ぶ大変な社内研修がようやく終わった7月24日金曜日、いつもより早めの18時ちょうどに会社を出て、梅田に行き、阪神電車に乗って阪神甲子園駅に降りて、甲子園球場へ向かった。
野球のニュースなどは観て興味はあるものの、特定の球団のファンになるほど野球が好きではない事もあり、大阪に住み始めて10年を過ぎるのにいまだかつて甲子園球場に行った事が無かったので、「大阪にいるうちに一度は行ってみなくては!」とかねてから思っていた。それを敢行する日が遂にやって来た。
甲子園球場に観戦に行くのに会社の同僚を誘っても良かったのだが、自分としてはどうせ甲子園球場で観戦するのであれば、外野席で阪神の熱気ある応援を体感してみたかった。
そうなると、一番人気の外野席は、思い立った時には時既に遅しで、平日18時のプレイボールの試合の1席分しか取れず、結局、1人で行く事になった。野球を観るために球場へ1人で行くなんてありえないけど、チャンスは今しかないので、止むを得ない。
18時40分頃に阪神甲子園駅に到着して、慌てて甲子園球場へ入場。

今日の試合は、阪神vsDeNA。
セ・リーグは、全球団が貯金ゼロもしくは借金という異例の事態で、ほぼ全球団ダンゴ状態でどのチームが抜け出すかが大注目な展開になるとはチケット購入時には思いもしなかった。
低レベルの争いなのであろうが、日々順位が変わるので、自分としては大混戦でとても面白い展開。

そして、慌てて甲子園球場内に入場する。
慌てていた理由は、試合を早く観たかったワケではなく、プレイボールから1時間以内に入場すればもらえるこのイエローユニフォームをゲットするためだ。
最近、各球団では、球場への客寄せやファン作りのためのイベントの一貫として、ホーム球場で開催される一部の試合において、普段のユニフォームを一新して試合をし、球場に来てくれたファンにはそのユニフォームを無料で提供することをしている。
同じユニフォームをファンに配ることで、ホーム球場をそのユニフォーム一色にし、選手とファンが一体感を感じながらプレイ&応援しようという魂胆だ。
球団側もこういう企画を積極的にしてくれると、自分みたいなテレビ観戦した事がない程々のファンが球場に足を運ぶきっかけになるので、素晴らしい企画だ。
そして、阪神も、ご多分に漏れず、「ウル虎の夏」というイベントを一部の試合で開催しており、このイエローユニフォームを選手も着用して、ファンにも無料配布するという事を知って、せっかく甲子園球場に行くのであれば、このレアユニフォームをゲットしたかった。
19時までに入場しないともらえないということだったので、慌ててやって来たのだが、なんとかギリギリもらえて良かった。目的のひとつめ、達成。

球場に入ると、甲子園内の観客席は黄色一色。すごい光景だ。
通常、レフト側をビジターのファンが埋めるのだが、この日はレフト側も黄色一色の阪神ファン

DeNAの青い応援団はレフト側のほんの一角だけ。何だかかわいそう。




外野席のすごい盛り上がりの中で観戦していると、日が暮れ始め、六甲山の上の空が夕焼けで明るみ始めた。幻想的な雰囲気で素晴らしい光景だ。

試合の展開は、終盤まで0−0の息詰まる投手戦。
そして、7回裏。お馴染みのラッキーセブンでのジェット風船
阪神戦をテレビで観ていて、一度これを観客席で体感したかったのだが、目の前がジェット風船でいっぱいになって、想像以上に凄い光景だった。



ジェット風船の後の7回裏の攻撃で、江越が2ランホームランを打って遂に均衡を破り、そのままエースの藤浪が完封しての大勝利。
そして、ここでも勝利のジェット風船



この日の試合は、まさに阪神ファンのためのような展開で、阪神ファン達は大盛り上がり。
甲子園球場の前では、阪神の大勝利で盛り上がりが足りないのか、過去の名選手の応援歌をみんなで唄って盛り上がっていた。楽しそうだ。

試合終了後も鳴り止まない応援を聞きながら、十分に甲子園球場内の雰囲気を堪能した後、帰路に着いたものの、甲子園球場の最寄駅は阪神甲子園駅しかなく、車での来場は禁止されていることもあって、駅に帰路に着くファン達が集中して大混雑。
阪神戦の日だけ臨時便を出してくれているようで長時間待たされる事は無かったものの、暑い中に混雑の中にいるのは苦痛でしかなかった。
試合終了まで残っていると、こんな事態になるんだなぁと痛感。
そして、こういうスポーツ観戦をするのであれば、同じ価値観の者と一緒に来て感動を分かち合った方が楽しく、1人で来るものじゃないとも痛感。
そもそも、自分はみんなと一緒にはしゃいで盛り上がって羽目を外すのが苦手で、リアクションが薄くてつまらない人間なので、誰かと一緒に行っても同じかもしれないが・・・