高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 アメリカ芙蓉などの真夏の花が真っ盛り

7月26日日曜日、この日も朝から真夏の陽気の中、今週も早朝ランニングへ。
この1週間は、5日間にも及ぶ社内研修に、土曜日は用事があってジムで運動をして汗を流せなかったので、外がどれだけ暑かろうが、猛暑日で高温注意報が出ていようが、日曜日のランニングは溜まった疲れとストレスのデトックスのためにも欠かせない。
この日も暑さでシャワーを浴びたかのような汗だくの状態で、中間地点の大阪港中央突堤に到着すると、透き通った青空、白い筋雲が如何にも真夏だ。
今年も夏がやって来た。



この前にここに来た時もいた上半身裸で寝転がって身体を焼いている方が今日もいた。
自分もこの日の日差しでは、相当日焼けしそうだ。

復路は、いつも中央大通朝潮橋駅で離れてみなと通りを走っているのだが、京セラドームを過ぎたばかりの九条の手前にある民家で、こちらも夏らしい光景を発見。
毎年、この時期になると、この民家の前を走る時に「咲いていないかなぁ」と思っているのだが、今年もとても大きな花を咲かせている「アメリカ芙蓉(ふよう)」を発見!
一緒に咲いているこちらも夏を代表する花のひとつである「朝顔」と比べても、以下の写真のように明らかに大きさが違う。

初めてこの花を見た時は何てデカイ花なのだろうという印象だった。
ハイビスカスと同じアオイ科で、ハイビスカスをより大きくした感じだ。
直径20cmくらい。「アメリカ」という冠が付いているだけあって、アメリカサイズだ。
一日花なので1日で萎んでしまうのだが、ちょうど良いタイミングでこの場所に来て見る事ができて良かった。
自分的にはかなりインパクトがあるように思えるのだが、テンションが上がっているのは自分だけで、ここを通る西区民の方々は当たり前の光景のようで、見向きもせず、何のリアクションも示していない。
どんなインパクトがあるものでも、それが日常になってしまえば、こんなものなんだなぁとしみじみ。




もちろん、朝顔の深い青色も綺麗だ。


そして、いつも通り、九条の商店街「ナインモール」の出口辺りにある「住吉茨神社」に立ち寄る。
こちらも夏を代表する百日紅さるすべりの木の花もきれいに咲いていた。
サルが滑ってしまうようなすべすべした感触の樹皮と縮れたピンク色の花が特徴的で綺麗だ。


そして、セミかましい鳴き声が降り注ぐ神社の中で木を見てみると、透明な羽が特徴的なクマゼミがたくさん。
子供の頃、地元の岐阜でタモを持ってセミ取りに行くと、一番取れるのはアブラゼミ、たまに取れるのがミンミンゼミ、滅多に取れず、取ったら友達の中で一躍話題となり、一時のヒーローになることができたのがこのクマゼミ(地元では「クマンゼミ」と言っていた)だった。
そんな滅多に見る事ができないと思っていたクマゼミが、1本の木にこれだけウジャウジャいるとは。
最近、夏はアブラセミの「ジジジジジジジジジジジジジジー」という鳴き声はとんと聞かなくなり、クマゼミの「シャワシャワシャワシャワシャワシャ〜」という鳴き声ばかりだなぁと思っていたら、やはりそうだったのか。
地球の温暖化の影響か、岐阜と西日本では分布が違うだけなのか。

人間の手が届く範囲内の幹に何だか気持ち悪いくらいにたくさんいたので、普通に手を伸ばして捕まえてみた。
子供の頃は、何気に近づいて行ってパッと急に手を出して捕まえていたのだが、全く逃げる事がなく、無警戒。
人間を恐れていないな、コイツ。かわいいヤツだ。

今日は、夏らしい光景を見ることができた上に童心に戻ることもできて、汗と共に疲れとストレスをデトックスできた。
いつもの変わり映えのないランニングコースであっても、季節が変わるだけでこれだけいろいろな発見と刺激がある。日本の四季は素晴らしい。