高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 青春18きっぷ2016年春ポスター:私はいま、遅い春を迎えに行くところです。

2016年2月20日から2016年春の青春18きっぷの発売が開始された。
年に3回、学生の長期休暇でいう春休み・夏休み・冬休みの期間のみ発売されて利用できる青春18きっぷは、この春の発売期間は2月1日から3月31日まで、利用期間は3月1日から4月10日まで。
JRの普通列車・快速列車が、5回で11,850円(1回2,370円)で1日乗り放題になる切符だ
今年もこの時期がやって来たのをすっかり忘れていて、偶然、発売開始を告知するお馴染みのポスターをJRの駅で見掛けて、
「そうか、もうそんな時期か。春も近いんだなぁ。」
と思って、思わず立ち止まって写真を撮った。

ポスターの写真は、頭文字が線名にもなっている秋田県能代市青森県五所川原市、そして弘前市を結ぶ五能線だ。
五能線と言えば、世界遺産でもある白神山地日本海沿いにぐるっと回る線で、「リゾートしらかみ」という有名な観光列車があったり、十二湖というブナの森に点在する神秘的な湖沼があったりと、一度乗って巡ってみたいものだ。
ただ、写真の舞台は鶴泊駅と板柳駅の間なので、五能線が通る白神山地日本海ではなく、弘前市に近い津軽平野の田園地帯だ。
三両編成の列車が雄大に聳える岩木山をバックにのんびり走っている情景が思い浮かぶ。
そのシンメトリー(左右対称)で、裾野が長いたおやかな山容が「津軽富士」いう別名も持っている岩木山がとても雄大だ。
自分も2014年10月に出場した「弘前・白神アップルマラソン」で、弘前市をスタートして、眼前に岩木山雄大な姿が現れた時には驚いたし、往路では岩木山を見ながら、復路では岩木山をバックに走る事が出来て楽しかった事を思い出した。
岩木山はまだ雪を頂いているが、春を感じさせる快晴の空に、田園地帯の雪は溶けつつあり、鳥の群れが元気に飛び立ち、津軽地方にも待ちに待った遅い春の訪れがやって来つつある素晴らしい写真だ。
そして、ポスターのコピー(キャッチコピー)は以下。

私はいま、遅い春を迎えに行くところです。

今年ももうすぐ春だ。
今回もこの旅情感を引き立てるポスターとコピーを見ると、電車でのんびり旅に出て、春を見つけに行きたくなった。