高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 北海道マラソン:完走も4年前のリベンジには至らず

8月28日日曜日、北海道マラソン当日。
昨晩、心も身体も癒されたので、睡眠時間は少ないものの、清々しい気持ちで朝6時に起床。
すすきののホテルに荷物を預けて、スタート地点の大通公園に徒歩で向かう。
昨日と同様に澄んだ青空が広がる夏らしい素晴らしい朝で気持ち良かった。
夜の街・すすきのは人気が少なくてひっそりとしているものの、大通公園に近づくにつれてランナーが増え始め、みんな、興奮しながら準備したりストレッチをしたりしていて、自分も気分が高揚し始めた。




自分がいるCブロックはちょうど札幌時計台を望む事ができる場所。
普段はこんな感じの電光掲示板なのだが・・・

スタート直前になると、その電光掲示板がカウントダウンに変わる。年に1回の貴重な一瞬だ。



スタート時点で既に19度。案の定、暑くなる事が予想される中に、国内唯一の真夏のフルマラソンで、自身4年振りの北海道マラソン、スタート!
暑いコンディションの中でどこまで頑張る事ができるか。
最初は、昨晩お世話になったすすきのを越える。有名なニッカウヰスキーの髭のおじさんの看板があるすすきのの交差点だ。

豊平川を2回渡って再び札幌市街地に戻って来て、お馴染みの創成トンネルという地下トンネルを走る。トンネルの上から応援して頂いている方々に手を振って応える。



北海道大学沿いを走って中盤、北海道マラソンでの最大の難関、一直線に続く新川通の往復13km。
4年前は暑さ&この延々と続く新川通でバテてしまって、後半死ぬ思いをして、後半37kmまで歩きが入って、37km地点でガマンできずに吐いた結果、復調してダッシュしたものの、結局、ゴールするのに5時間かかってしまい、制限時間5時間ギリギリで九死に一生を得た苦い思い出がある。
その苦い思い出を4年振りに払拭するのも、今回出場を決めた理由のひとつだ。



この4年間でたくさんの経験をして実績を積んできたので、新川通は難なくクリア。
新川通の折り返し後で食べたスイカが美味しかった。

ところが、その後の後半になって暑さで徐々にペースダウン。4年前のように歩き続けるような事はないものの、暑さで胃をやられてしまったようだ。
終盤になって、北海道大学構内を走る。木々の木漏れ日の下を最後の力を振り絞る。



北海道大学構内終わり。次は旧道庁だ。

旧道庁の赤レンガの建物。こうやって走って見るのも良い思い出だ。ただ観光で来て見るのとはワケが違う。


旧道庁を越えてゴール目前のところで4時間を超えてしまった。ガッカリ。

大通公園沿いの道路を走って、北海道マラソン、2回目のゴール!


タイムは4時間2分もかかってしまった。最近の練習不足な上にこの暑さなので仕方がないが、せめてサブ4で走りたかった。
でも、4年前は5時間もかかっていたので、成長が見られただけ及第点だ。
そして、北海道の形をモチーフにした完走メダルをゲット!

完走後は、その日のうちに新千歳空港から帰阪。たった2日間だけど、札幌を十二分に堪能した。
最高の結果が得られて燃え尽きたサロマ湖100kmウルトラマラソンから2ヶ月。仕事が激務で満足に走ることが出来ず、溜まっていたストレスと疲れを大量の汗と共に発散することができた。
ただ、暑さは想定内だったものの、後半に胃をやられてペースダウンの撃沈レースだった。いやはや、真夏のフルの攻略は難しい。
すすきので大人の遊びも堪能できる札幌での宿泊も含めて、北海道マラソンはやっぱり面白い。
真夏のフルマラソンは貴重だし、暑い中で走る過酷なコンディションはとても良い練習になるし、真夏のフルマラソンを満足がいく結果で完走するという高い壁ができた。
8月は他に大きなレースは無いし、毎年、北海道マラソンにエントリーして、札幌に1年に1回は来る機会を作る事にン決めた。