高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 小江戸大江戸200k、小江戸コース:2回目の挑戦!

2017年3月3日金曜日、仕事を午後休にしていたものの、仕事が終わらず、結局、大阪から移動して埼玉県・川越市のホテル三光に到着したのは22時頃と、昨年とほぼ同様の時間に。
やはり、大阪からだと埼玉県・川越市は遠い・・・
翌日からの戦いに向けて、川越の商店街でこの時間でも空いている飲食店で腹ごしらえして、ホテルに常設されているマッサージ店で身体をぼぐしてもらい、ホテルの温泉で束の間、身体を癒して就寝。
小江戸大江戸200kのスタート時間は午前8時と、通常のウルトラマラソンのスタート時間に比べると遅い時間なので助かったが、昨年と同様に寝不足の状態での200kmとの戦いになってしまった。
2017年3月4日土曜日、2回目の小江戸大江戸200k当日。
慌しく準備してスタート地点の蓮馨(れんけい)寺へ。
宿泊して荷物を預けておいたホテル三光のフロントでは、ラン友の自分以上のウルトラランナーのTさんと再会し、お互い2回目の挑戦となる今回の健闘を讃え合った。
蓮馨寺には、今年も200kmを走ろうという変態ランナー達でごった返す。自分も含めて、みんなクレイジーだ。
今年も、埼玉県川越市蓮馨寺を起点に、埼玉県内を走る小江戸コース91km、東京都心も巡る大江戸コース113kmを8の字に計204km走る、知る人ぞ知るエクストリーム(つまり、変態)ランナーの祭典にやって来てしまった。


そして、今年は、過去本大会を完走している実績を表す、憧れの紫ゼッケンで出走。このゼッケンを付けて走りたかった。嬉しい!

午前8時、2回目の小江戸大江戸200k、スタート!
「200kmを走るなんて、1度だけで懲り懲り!」なんて、昨年の完走直後は思っていたが、その達成感と楽しさが忘れられず、またエントリーして、遠路はるばる、大阪からこんな遠い川越市までやって来てしまった。
相変わらずの自分のバカさ加減には呆れるが、そんな自分が大好きだ。
200kmを2年連続で完走できれば、1回目はまぐれではなかったことの証明になり、200kmを完走できる走力・体力・精神力を兼ね備えた強い男である事を再認識できる。
そこら辺にいるどんな男達よりも強い、という優越感を持って今後の人生を過ごしていくことができる。
今回は、昨年歩いてしまった160km以降を絶対に走る!、というのを目標に挑んだ。

序盤は広大な平野をのんびりひた走る。
今年も天気が良くて気持ち良い。
去年もそうだったが、「自分は川越までやって来て、一体、何をしているんだろう」と思いながら走っていた。
序盤は、昨年の大江戸コースで初参加の自分を引き連れて分かりにくいコースを案内して頂いたIさんと再会して、抜きつ抜かれつ、併走したりしながら、走らせて頂いた。
昨年の小江戸大江戸200kを大江戸コースで迷わずに完走できたのもIさんのおかげと言っても過言ではないくらいのお世話になった。
今回は、Iさんのお世話にならず、大江戸コースを走り抜く事も、今回の目標にしていた。

10km程走って平野コースが終わった後は、荒川沿いの堤防コース。
途中、2.5kmもある川幅日本一の部分もあり。殺風景のコースで退屈だが、ウルトラランナーにとってはこんなコースは慣れっこ。こういうコースで気持ちが萎えていては200kmは完走できない。


21kmの最初の吉見エイドに到着。この大会を主催するトレニックワールドのエイドは、他大会で類を見ない充実振り。いろいろな飲み物や食べ物が準備されていて、ランナーを飽きさせない。

吉見エイドを出た直後のこの土手では、昨年も菜の花が堤防の丘に咲き乱れていたのを思い出した。今年も素晴らしい光景だった。

2番目の手島エイドまでは約10kmと短い。でも、3番目の浄恩寺エイドまでは約20kmと離れていて、喉がカラカラになった昨年を思い出し、しっかり水分補給をして、手持ちのソフトフラスクにも水分を補給してスタート。

殺風景な荒川沿いコースを離れ、交通量が多い国道140号線沿いを走り、3番目の浄恩寺エイドに到着。
昨年経験済みのおかげで、昨年のような口渇のトラブルなどは無く、走りきれた。

そこからは国道254号線沿いのこれまた殺風景なコースをひた走って、何事も無く、72km地点、唐子エイドに到着。
昨年は、小江戸コース後半は、この日のために購入して臨んだHOKA ONE ONEのCRIFTON 3との相性が悪く、激しい靴擦れによる両足の小指の痛みに悩んで走っていたが、今年は履き慣れたサロマレーサーで走ったので、何にもトラブル無く、ここまで来ることができた。
やはし、昨年一度走っていて、この先に何があるかが分かっている経験とそれに向けた対策がとても役立った。ノープランで臨んだ昨年とは大違い。

91km走って、川越市の蓮馨寺に戻ってきて、前半の小江戸コースが終了。
到着した時間は19時前で、すっかり日が暮れて、ヘッドライトを装着してのラン。
結局、昨年から10分速い、ほぼ同じ時間だった。
昨年は小江戸コースを完走した後、激しい靴擦れの処置と休息で約1時間も休んでしまった。
でも、今年は五体満足で、ダメージもほぼゼロでここに戻ってこられた。
2週連続フルマラソン後で不甲斐ない結果であったために大変不安だったものの、走り始めてみたら終始好調だった。
小江戸コースの中盤は殺風景にも程があるくらいに何にもないので、変化のある景色を楽しみたい自分にとっては気分的にとても辛かったが、昨年の経験から覚悟していたので、全然余裕だった。
ただ、小江戸コースはあくまでも前哨戦。
勝負はここから、大江戸コース113kmだ!