高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

バンクシー展に行くためにATCホールまでランニング

2020年10月10日土曜日。

10月9日から大阪南港のATCホールにて「バンクシー」が開催されている事を聞きつけて、以前からバンクシーインパクトのある風刺画には興味があったので、走ってATCホールまで向かう事にした。

直線距離であれば、自宅の堺筋本町から西へ中央大通沿いを進んで行けば良いだけなので約10㎞程だが、大阪港から大阪南港に渡るには地下鉄中央線に乗るしかないため、走って行くには一旦南下して住之江区の方から回って行かないといけない。

そのため、大阪マラソンの2019年迄の旧コースと似たコースを走って行くことになる。

以前も同じATCホールで開催されていた「浦沢直樹展」に行くために走って行った事がある。

まずは堺筋本町の自宅から南下。

御堂筋に沿って南下して難波を過ぎた辺りで久し振りに寄りたかったのが、難波駅から少し南下したところで御堂筋から1本入ったところにある難波八坂神社

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ここは知る人ぞ知る、かなりインパクトがある神社。

この境内から中に入ると、この大きさの獅子が我々を睨む。

(「獅子殿」というので、狛犬ではなく、獅子のようだ。)

この大きさに初めて見た時は度肝を抜かれた。

初見の人は必ず驚くだろうし、子供は泣いてしまうのではないだろうか。

この難波から少し離れたところにひっそりとある珍百景、もっと有名になっても良いと思った。

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久し振りに難波八坂神社の獅子殿を拝んだ後は、再び御堂筋に沿って南下。

大阪マラソンの旧コースを思い出しながら、大阪マラソンの旧コースと同様に玉出の交差点を右折。

北加賀屋に到着した時点で、事前に購入していたバンクシー展のチケットの来場時間の17時にこのままでは早く到着してしまうので、寄り道することにした。

北加賀屋の街並みにはウォールアートが点在している事を以前聞いた事があったので、ネットで調べてそのウォールアートを見て回る事にした。

北加賀屋にある普通の民家や工場の壁にひっそりと描かれていて、大々的にPRされて観光地化などはされていないので、スマホで場所を確認してウロウロしながら自分が見たかったウォールアートの全てを見ることが出来た。

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これはガッチャマンかな。

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普通の民家にいきなり現れた。子供の手の下にいて写真を撮るとインスタ映えしそう。

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上の土管は本物。そこからマリオが飛び出てきたウォールアート。ナイスアイデアだ。

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北加賀屋のクリエイティブセンター大阪の前の壁画にもウォールアート。ここは保存状態が悪くて残念。

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北加賀屋のウォールアートを堪能した後は、平林大橋を渡って大阪南港へ。

大阪マラソンの旧コースでの最後の難関であった南港大橋を渡って、無事、ATCホールに到着21㎞。

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早速、ATCホールに向かうと、開演したばかりとあって、結構な人が並んでいた。

感染予防対策として入場時間を分けて入場人数を制限していることもあって、スムーズに入場出来た。

バンクシー展のポスター。落札後にシュレッダーにかけられた有名な演出を倣って、下部が裁断されていて、ナイスアイデア

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世界各地でバンクシーのアートが展開されているようだ。本当に謎が多くて魅力的なアーティストだ。

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その他、数多く展示されているアートの中で個人的に印象的だったのが以下。

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この絵は世界的に有名だ。青年が投げているものが火炎瓶から花束に変わっている。

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神出鬼没のバンクシーが描いた有名なネズミのウォールアート。いろんな種類がある。

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自分が大好きな映画である、クエンティン・タランティーノの超名作「パルプ・フィクション」の名シーンのひとつもバンクシーが描いていたのを知らなかった。

ジョン・トラボルタが演じるヴィンセントとサミュエル・L・ジャクソンが演じるジュールスの銃がバナナに変わっている。

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そして、最後にポスターにもなっていた少女がハートの風船を手放しているアートも展示されていた。

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出口ではバンクシーグッズも販売。いろいろあったが、自分は好きなアートのポストカードだけを記念に購入。

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 バンクシーのアートは、反戦メッセージが込められたインパクトがある多かった。

言葉では自分が伝えたいメッセージを世界中に伝えることは困難であるが、アートは言語が異なる人間にも伝わる世界共通のものであり、そのメッセージは自分のようなアートや世界の情勢に疎い世界中の人間にも視覚的に訴える事で伝わり、魅了する事を実感。

そんな余韻に浸りながら、帰りは中央線に乗って帰宅。

今回は、バンクシー展だけではなく、北加賀屋でもウォールアートを堪能したので、思いがけずアートなランニングになった。

全く芸術に造詣は無い自分だが、食わず嫌いをせずにたまにはこういう刺激も自分に与えることは必要だ。

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