お彼岸に咲く彼岸花(曼珠沙華)を浜寺公園で見物
9月21日日曜日、早朝ランニングで堺市の浜寺公園を目指して、御堂筋から続く国道26号線をどんどん南下。
途中、玉出を過ぎた粉浜の国道沿いの花壇で、白色の彼岸花(別名:曼珠沙華)を発見!
彼岸花とは、9月中旬のお彼岸の時期に、美しい赤色の花を咲かせる。
その花や姿が独特で、道端や公園などに群生し、枝も葉も節もない花茎が地上に突出し、花が輪生状に外向きに並ぶ形がとても特徴的で美しい。
ほとんどが赤色なのだが、稀に白色もあり、それをこんな場所で発見できた。
こんな道端で、この発見にかなりテンションが上がる。
更にレアな品種として、黄色の彼岸花もあるそうで、一度見てみたいものだ。
レアな白い彼岸花を十分に眺めた後は、更に南下して、大阪市中央区→浪速区→西成区→住吉区へ。
この交差点を左に曲がれば何度からランニングでも行った事がある長居陸上競技場で、右に曲がれば大阪マラソンのゴール地点がある南港に向かうルートに合流する。
今日はここをまっすぐ。ここより南には行った事がないので、初体験だ。
そして、大阪市と堺市の境目の大和川に架かる大和川大橋に到着。
大阪湾に注ぐ穏やかな川だ。川沿いの道は多くのランナーが走っていて、走りやすそうだ。
大和川大橋を渡ったところで、堺市だ。
堺市に入ってからも、国道26号線沿いを南下して、特に撮るべき写真もないままに、目的地の浜寺公園に到着。
かなり広い公園だ。堺市と高石市をまたいでいるそうだ。
園内には、野球場などのグラウンド、プール、ホテル、庭園、子供用の汽車などがあって、堺市民の憩いの場所のようだ。
たくさんの松林。約5,500本の松があるそうだ。
広い園内にはランニング用の直線コースもあって、堺市の市民ランナーの聖地になっているようだ。凄い走りやすそう。
園内の水路沿いで腰掛けてひと休み。今日は天気も良くて、いつまでもここでのんびりしていたい気分になる。
ボートを楽しんでおられる方々をのんびり見物。
浜寺公園を1周した後、秋晴れの陽気で家族連れで賑わう場所を離れ、園内にあるバラ園に立ち寄ってみる。
庭園内にはバラも咲いていたが、ここに来た目的はバラではない。
庭園内には日本庭園もあり、池にはたくさんの蓮があって、落ち着く雰囲気。
池には、人名魚っぽい模様が頭にある鯉がいた。
そして、その先にある棚田には、目的としていた彼岸花(別名:曼珠沙華)が満開だった。
いやぁ、素晴らしい。
バラ畑の周りに群生して咲き誇る彼岸花。
群生して咲くとこんなに綺麗なのか。改めてそれを認識した。
もちろん単独でも、その独特の咲き方が素晴らしい。
棚田に流れる小川沿いにも群生していた。
ひと通り、彼岸花を楽しんだ後は、浜寺公園を出て、そろそろ帰宅。
始めて来たけど、なかなか良い公園だった。機会があれば、また来たい。
ここから自宅まで約20kmあるので、さすがに復路は走らずに、浜寺公園前が始発駅である阪堺電車で帰ることにした。
一部路面区間もあって、一度乗ってみたかった電車だ。この機会に乗ることができて良かった。
天王寺行きの他に、住吉大社の前で乗り換えて、通天閣がある恵比寿町まで行く路線があるのは知らなかった。
最初、車内は乗客がまばらだったが、天王寺に行くためであろうたくさんの乗客で、車内はあっという間に満員になってきて息苦しくなってきたので、東天下茶屋駅で下車。
そこから堺筋線の天下茶屋まで軽く走って、帰宅。
天下茶屋駅前の花壇には、細い枝先にボンボンのような丸い花をつけるセンニチコウ(千日紅)という園芸植物が咲いていた。これも特徴的な花だ。
そして、こちらは白妙菊。
葉や茎には、細かい白い毛がつき、株全体がシルバーに見え、他の植物では見られない特徴があることから、しばしば花壇で他の花との寄せ植えに利用されている。
菊というだけあって花も咲くのだが、花はすぐ刈り取られてしまうらしい。
花よりも、葉の方が有名なんて何だか皮肉な話だ。
今回、お彼岸のこの時期に走るための目的地として、大阪で彼岸花が綺麗な場所を探していたら浜寺公園の棚田が綺麗だとヒットしたために来てみたが、彼岸花は満開でタイミングがちょうど良く、予想以上の素晴らしさだった。
今回のランニングは、難波八坂神社の獅子舞台といい、浜寺公園の彼岸花といい、予想以上で素晴らしかった。