高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 ウルトラマラソンを完走して学んだこと

6月4日に16時間超もひとりで走り続け、自分と向き合ってこれまでの人生やこれからの生き方などをいろいろ考えながら走った結果、いろいろな気づきがあった。
走っている最中、特に辛かった後半は「もうい二度とウルトラマラソンなんて出るか!もうこんな辛い思いはしたくない!!」という思いだったのだが、大阪に帰ってきて思うことは「今思うと、とても楽しかったな。来年も出てもいいかな。」と思うようになってきた。
それくらいよく考えると、あの日は充実していたし、普段の生活とのギャップがあまりにも大きくて全ての光景が新鮮で刺激が多かったし、楽しかった。
しかし、唯一心残りだったのが、残り2kmのところで16時間以内に完走ができなかったことだ。
タイムアップ後も走り続けてせっかく100km走破してゴールしたときに、ゴールの門は撤収され、係員も片付けに注力してまったく歓迎されていない状況で、全然ゴールしたという雰囲気がなかったことがとても悔しかった。
今でも「あと2kmだったのになぁ・・・」と悔しさが込み上げて来る。
しかし、これで果たすべき将来の目標ができたということなので、悔しさと共に嬉しい気持ちもある。
今回一応100km完走という経験ができたことで、自分の体力と脚力と精神力に相当自信がついた。
そして、100km走ることで自分がどういう状態になるのかが分かったし、改善点もみつかった。
それらに対して、来年はそれなりの対策を講じて臨み、「念願の16時間以内完走を果たしてやろう!」と思えるようになってきた。

次回完走するための自分なりの対策
①とにかくゆっくり長く走られるようにする。
⇒スピードなんて後からついてくるもの。歩かずに長く走り続けられるランナーこそが完走できる。
②45分/5kmのペースを最後まで守り続ける。
⇒大目標達成の為に、各エイドステーションまでの到達時間のマイルストーンを設定する。
③フラットなコースは走って時間を稼ぐ。上り(坂道、橋に行くための階段など)は歩いて休む。
⇒フラットなコースで歩くのは愚の骨頂。
④マラソン前とマラソン中は何も食べない。飲料水や飴で栄養を摂る。
⇒自分はその他ランナーと同様に、胃にダメージを負いやすいようだ。水の他、塩分はスポーツドリンクや塩、糖分はコーラで補給する。
⑤エイドステーションでは休み過ぎない。筋肉(特に足)がこわばってしまう。

それに再認識したことは、どうやら自分は『辛い状況が好き』のようだ。
普段から仕事でもプライベートでもあまり辛いと思ったことはなかったのだが、この日は「あぁ、辛い!」という言葉が自然に出てしまうくらい辛かった。
これまでの人生の中でもこれほど辛かった体験をしたことがなかった故にだろう。
しかし、大阪に帰ってきて冷静に考えてみた結果、「1年に1回だけの辛さならいいか。」と全然耐えられそうな気分になった。
今回の人生一の辛さを乗り越えたことで、今後はこのウルトラマラソン完走の経験が自分の人生の中での辛さのスタンダードになるだろう。
これからたとえ仕事で大変な仕事を任されても、たとえ人生の中で辛い状況になっても、「あのウルトラマラソンに比べたら・・・」を口癖に大抵のことは乗り越えられるような気がする。
これでまた一歩「強い男」になることができた。

そして、最後まで持ち応えてくれた自分の体力と精神力の強さに感謝!
一緒に100kmを共にして大変具合が良かったmizunoのシューズに感謝!!
(この実績があるので、滅多なことが無い限りは買い替えはしないと思う。それくらいの愛着ができた。)

最後に、100kmなんて途方も無い距離を完走できるだけの丈夫な身体で生んでくれた両親に、ありがとう。