高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 待っていても楽しい

8月27日土曜日夜、雨も止んで意気揚々とJR大阪駅に向かう。
2011年5月4日の大阪ステーションシティのオープンなどの再開発により新設された南北連絡橋口にて、待ち合わせ。
19時30分に到着し、到着しましたメールを打つ。しかし、返信無し。
どうやら遅れているようだ。
普通、遅れるなら何分か前に連絡があるはずなのだが、自称・寛容を誇る俺はそんなことではイライラしない。気長に音楽聴きながら本でも読んで待つことにした。
15分経過。相変わらず来ないし、連絡も無い。
「どうしたんだろう?」と思って電話をしてみることにしたが、まったく出る気配無し。
「これはもしや断りづらい人と会うときの行動のひとつ、『逃げる』というヤツでは・・・」とかなり不安になる。昔経験した嫌な思い出がよぎる。

連絡橋からJRの電車の行き来をぼんやり眺めながら「どうしたものか」と物思いにふける。
20時00分になって「いよいよか」と溜め息をつこうとしたところに、相手から連絡が入る。
どうやら仕事終わりに家で仮眠していて起きたら今だったとのこと。
急いで向かうとのことだったので、それから更に30〜40分待つことになってしまった。
普通なら待たされて無駄な時間が発生したことに対してイライラするのだが、逆に微笑ましかった。
「気になる人が来るのを待つことはこんなに楽しいものか。」と思えるくらい、その後の時間は逢うのがドキドキしてとても楽しいひと時だった。
考えてみれば「気になる人を待つ」なんて非日常なレア体験だ。そもそもこの時世、ドキドキすることなってそんなに無い。
そんなことを考えながら内心ほくそ笑んでいる間にあっという間に時間が過ぎ、待ち人来たり。
相手は相当謝ってくれていたのだが、逆にそんな経験をさせてくれて感謝したいくらいだったので、「気にしないで。むしろ楽しかったよ。ありがとう。」と言ったら、相手は不思議な顔をして笑っていた。
その笑顔を見れただけで待っていた1時間弱の時間の価値はあった、と心底思った。

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その後、予約していた店をキャンセルしてしまったので、かねてより行きたかったハービスエントにある「XEX WEST」に予約無しで行くことにした。
イタリアンレストランだけではなく、音楽を聴きながらのバーも併設されていて雰囲気だけではなく、料理もおいしいし、スタッフのサービスも充実していてとても良い店だった。
高級店なだけあって、確かに値段は高かった。
でも、楽しい時間を過ごせたんだから安いもんだ。


しかし、こういう店というのはあくまでも引き立て役であって、「どこに行くか」ではなく、「誰と行くか」が重要なのだ。それを再認識できた充実した日だった。
さて、そろそろ自分の気持ちに正直になるべき時か・・・