高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 予讃線・下灘駅に行きたい2

8月17日金曜日、青春18切符松山駅迄やって来た。
せっかく松山に来たのだから、道後温泉松山城などの観光名所にも行きたいのだが、そんなところは将来の伴侶と共に来ればいいので、独り旅でしか行けないであろう、今回の目的地・下灘駅へ直行!
の前に、夕暮れ迄には時間があったので、宿泊先の松山全日空ホテルにチェックインして荷物を置いて、一眼レフカメラを片手に松山駅へ戻り、16:51発の宇和島方面の八幡浜行きの列車に乗る。
乗った直後、プロ野球のオールスター戦などで有名な坊ちゃんスタジアムが見えてきた。

そして、しばらく乗っていると、いよいよ瀬戸内海が見えてきた。
車窓から臨む瀬戸内、素晴らしい!
自分はテンションが上がって写真を撮っていたが、一緒の車両に乗っていた地元の学生にとっては日常の光景なので、かなり温度差があった。



灘駅のひとつ前の駅、伊予上灘に到着。

そして、18:01、念願の灘駅に到着!

なるほど、確かに何も無い駅だ。でも、この瀬戸内海の景色だけで十分。ずっと眺めてられる。
日の入りまで50分ほどあるので、一眼レフで景色と共に周辺を撮影。
本数が圧倒的に少ない乗ってきた列車が行ってしまった。
少し心細いが、下灘駅には予想通り同志がいっぱいいたので、この人達と一緒にいれば帰れないことはないから安心。





駅のホームもこんな感じ。良い味出してます。

駅の前にある唯一の店として、美容院がある。

そして、一応、アパートとかもあって住民もいるようだ。当たり前か。
でも、こうやって俺らみたいな奇特な観光客がやって来るのはウザイだろうなぁ。

これが下灘駅の駅舎。無人駅っていいなぁ。

駅舎の中には、下灘駅がロケ地として使われた履歴が書いてあった。キムタクの主演映画「HERO」でも使用されたとは凄い。

ここの駅に訪れた鉄ちゃん達が思いのたけを記載したノートも発見。同志がたくさんいて嬉しい。

いよいよ日の入りが近づいてきた。
夕日があまりにも眩しすぎて直視できない。
サングラスでも持ってこれば良かった。





そんな逆光で写真を撮るので、記念撮影も真っ暗。でも、これも良い記念だ。


日が瀬戸内海の海岸線にかかり始めると、光量が少なくなってきて、肉眼でも見られるようになってきた。


ここで、一眼レフカメラのレンズを望遠ズームレンズに交換。
そうすると、太陽の円形がくっきり見えて撮影することができた。
絶景とともに、望遠ズームレンズの威力にも感動!






どんどん日が沈んでいって、太陽が見えなくなっていく。哀愁が漂う光景だ。




完全に日が沈んでしまったものの、水平線が赤らんでいる。



日が沈んだ後も夕焼けが続くため、そこに予讃線の観光列車「夕焼けトロッコ列車」がやってきた。
列車内はファミリーでいっぱい。


辺りはどんどん真っ暗になっていく。そんな中にほのかに赤らむ水平線もとても綺麗だった。
ホームに佇んで物思いに耽る。




真っ暗になってしまった頃、19:32発の松山行きの列車がやって来た。
いよいよ下灘駅ともお別れだ。
名残惜しいが、これを逃してしまうと何時間も後になってしまうし、真っ暗になってしまったらもはやすることは何もない。
十分、下灘駅を堪能して、この素晴らしい光景を目に焼き付けることができたので、大満足。


今回は、思い立って長年行きたかった下灘駅に遂にやって来て、大変貴重な光景を見て、自然の素晴らしさを体感することができて、本当に来て良かった。
いやぁ、良い駅だった、下灘駅
その感動からしばし放心状態の中で松山に戻った。