高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 北九州マラソン:フェリーで新門司港から大阪南港へ

2月9日日曜日の北九州マラソン完走後、サブフォー達成の達成感と満足感に満たされて放心状態の中、ゴール地点の西日本総合展示場で少し休んだ後、宿泊先の西鉄インへ戻る。
西鉄インは、北九州マラソン参加者用として、レイトチェックアウトを用意してくれていて、19時迄、ホテルにいられて、しかも大浴場の使用可という粋な計らい。
完走後の疲れきったランナーにとって、本当に有り難いプランだった。
大浴場で冷え切った身体を癒して、サブフォー達成のために大活躍してくれた両足をマッサージしてほぐしてあげる。
本当であれば、この後、新幹線で帰阪するのだが、あまりにも味気ない帰り方で、仕事の出張で何度も経験している帰り方なので、今回は少しでも旅情気分を味わうためにも、フェリーで時間をかけて帰阪することにした。
18時近くまでホテルの部屋でゆっくりした後、小倉駅前から専用バスにて新門司港へ向かう。
門司港は、てっきり今日のコースの一部でもあった門司港の近くにあると思っていたのだが、北九州空港近くの結構離れた場所にあることを知った。
門司港から出ている名門大洋フェリーは、新門司港を出発して、瀬戸内海を航行して、大阪南港まで行く。
19:50発で翌日の8:30に大阪に到着する。
新幹線よりは値段は安いが、時間がかかり過ぎるので、仕事での出張目的のビジネスマンには適さないが、ゆったり時間を使って旅行を楽しむ年配の夫婦やグループ、安く大阪まで行ってUSJなどの観光をする目的の学生のカップルやグループ、そしてフェリーは自動車も運ぶ事ができるので、長距離トラックの運転手達にニーズがあることを知った。
そして、みんな、フェリー内で酒を飲んでワイワイ騒いで楽しそうだった。

真っ暗の中、出航。

フェリーの中は、思っていた以上に充実していた。
自分は一等個室を予約していたので、まず部屋は十分な広さで眠るだけなら十分。
大広間には、売店やお風呂、バイキング形式のレストランもあって、本当に快適だった。
そして、瀬戸内海を航行するということは、本州と四国をつなぐ3本の大きな橋をくぐるワケで、それも楽しみのひとつだった。
まずは、広島の尾道市から愛媛県今治市をつなぐしまなみ海道の最後の橋、来島海峡大橋
2011年と2012年の6月に参加した初めてのウルトラマラソンしまなみ海道ウルトラ遠足」に参加して、初めて100kmを完走できた思い出深い大会だ。
その時、渡った最後の橋がこの来島海峡大橋
全長4kmもあるので、いつまで続くんだと思ったことを思い出す。
深夜にこの橋をくぐるタイミングに外に出てみたものの、真っ暗で少しだけ灯が見えるだけ。
というか、寒過ぎて外にいられないので、早々に退散。残念だけど、今回は諦めよう。

2本目の岡山県の児島市と香川県坂出市をつなぐ瀬戸大橋もくぐる時には深夜で同様だった。

そして、3本目の兵庫県明石市と淡路島をつなぐ明石海峡大橋をくぐるタイミングは、早朝7時過ぎ、夜明けで明るくなってきたので、絶好のタイミングだ。
早速、外に出てみると、眼前に明石海峡大橋が!
壮大な眺めだ。こうやって明石海峡大橋を下から眺められるなんて、相当レアな体験だ。





朝から大興奮の中、あっという間に大阪南港に到着。
フェリー内は本当に快適で、これならもっといられそうだった。
新幹線での帰阪は短時間で味気ないけど、フェリーでみんなでワイワイしながら移動するのもいいなと思い、こういう移動手段の選択肢があるのを知った。
北九州市への旅は、サブフォーも達成できて、本当に楽しい旅だった。