高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 木曽三川ウルトラマラソン後半:60kmを完走し、ウルトラマンの称号をゲット!

木曽三川ウルトラマラソンの30kmの折り返し地点を越えて、いよいよ後半戦。
後半のコースは、来た道をただ引き返すだけのため、新鮮味が無い上に、疲れが出てくるので、体力的にも精神的にも相当キツくなる事を覚悟する。
42kmというフルマラソンの距離を過ぎた辺りから、さすがに疲れが出始めて、ペースがガクンと落ち始めてしまった。

ただ歩いてしまっては自分に負けた証拠なので、エイドステーションまではペースがゆっくりでも走るように心掛け、エイドステーションでの休憩を長めにして呼吸を整えたり、ストレッチをしたりして先を進む。
延々と一直線に進む堤防道路が走りやすいものの、景色が変わらず、どこまで続くのやらと途方に暮れてしまって、心が折れてしまいそうになる。
40kmを過ぎると、心が折れて歩いてしまっているランナーがかなり多くなってきた。
そんなランナー達をゆっくりながらも走ってオーバーテイクする(追い抜く)と、自分はそのランナーよりも走力がある事が証明されるワケなので、その優越感からランナーズハイに繋がる。


序盤の10km地点で颯爽と自分を抜いていった後ろ姿が気になる全身黒のスタイルの女性ランナーも心が折れてしまったようで、50km地点手前で追い抜く。
どれだけ速くても、途中で自分に負けて諦めて歩いてしまっては、ずっと走り続けたランナーに最後には抜かれてしまう。
ラソンは人生の縮図と例えられる所以だ。それをまさに体現できた。

50km地点に到達!
40kmから50kmは、後半の疲れがピークで、まだ先が見えないという精神的にも辛い頃だったが、残り10kmと分かり、ゴールが見えてくると、俄然元気が出てきた。

そして、スタート直後に見た治水タワーが彼方に見えてきた!ゴールも近い!!

ただ、ゴールの輪中ドームに向かう前に、堤防を降りて東海広場の距離稼ぎコースを走る。ゴールも近いのに気が滅入る。
55km地点に到達。最後のエイドステーションで、名古屋名物のひと口ういろうが振る舞われた。今は食欲が無いので、ポケットにいれてゴール後に食べよう。


東海広場内のコースを走って、堤防道路に戻って走ると、59km地点に到達。
眼前にゴール地点の輪中ドームの白いドームが見えてきた!

疲労困憊で堤防を下りて、輪中ドームに戻って来て、ようやくゴール!


60kmを無事完走できた。
結局、40km以降は6分/kmのペースをキープ出来なくて、60kmを6時間で完走するつもりが、約30分も遅れてしまった。
ウルトラマラソンに挑戦するにあたって、自分には6分/kmは速過ぎたようだ。それが知れただけでも良かった。
60kmを完走できた事で、完走証と共に、完走メダル、完走ピンバッチをゲットすると共に、「ウルトラマン」の称号も戴く事が出来た。

ゴールした後、輪中ドーム内の人工芝に座り込んで、達成感・満足感・安心感などの気持ち良さに溢れる状態で休みながら、舞台では我々完走者を中日ドラゴンズのチアリーディングチームやドアラ、その他にもいろんな地元アイドルや歌手が登場して、我々を歓迎。
ただ、ランナーは走る事にしか興味が無い為、盛り上がりはイマイチ。


朝から何も食べていなかったため、屋台で桑名名物のを使った蛤ラーメンを食す。

ゴール後、桑名駅に戻って、蛤としぐれ煮を実家の両親のお土産に購入。
今回の木曽三川ウルトラマラソンで、2014年のマラソンは全て終了。今年もよく走った。
10月から11月にかけての2ヵ月という短期間で、フルマラソン4回、トレイルランニングウルトラマラソン(60km)の計6大会に出場して、全て完走する事が出来た。
自分の体力と走力に自信が持てる実績・自分の中の伝説を作ることができて、来年に向けて凄い自信になった。
来年の大会も続々と決まってきており、来年も楽しみだ。
12月は何もないので、自分で練習に取り組み、休息(休足)に充てるとしよう。