高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 お伊勢さんマラソン前日:伊勢神宮、朝熊山、夫婦岩

12月5日土曜日、三重県伊勢市で開催される「中日三重お伊勢さんマラソン」に出場するために、上本町から近鉄線に乗って、伊勢市へ向かう。
行きは、この黄色の車体の伊勢志摩ライナーだ。
乗客も少なくて、かなり快適。最後尾の車両は車窓が広くて走っている時の景色が見やすく、ずっと見ていたかった。



2015年最後のマラソンとなるので気合いが入るハズだが、ハーフマラソンなので、出場するにあたっての目標が見出せず、テンションはイマイチ上がらず。
そんな中に出場する事を決めたのは、マラソン出場と共に伊勢神宮を参拝できること。
小さい頃に家族と行った事があるものの、物心がついてからは行った事が無かったので、大阪にいるうちに行っておきたかった。

車内で大会のパンフレットを見ていると、やはりローカルな大会なので三重県民の出場ランナーが多い。
その中でも最高齢者賞として、92歳の男性の名前があった。
さすがにハーフではなく5kmへの出場だが、それでも90歳を越えて走る事ができる走力と体力、そして気力がある事に感動を覚えた。
こんな元気な92歳がいますよ!と全国に知らせたいくらいだ。
自分もこんな風にフィジカルもメンタルも元気に年齢を重ねたいものだ。

近鉄鳥羽線とJR参宮線が出ている伊勢市駅に到着。
駅構内には、2016年にここでの開催が決まった「伊勢志摩サミット2016」のPR看板があった。
世界が伊勢志摩の英虞湾のリアス式海岸とその島々、伊勢神宮をはじめとする文化と歴史の素晴らしさを認めたワケだ。凄い。


そして、世間で問題になった伊勢市のキャラクターもいた。自分は問題無くかわいいキャラクターだと思うのだが・・・

伊勢市駅前からは参道を歩いて、まずは伊勢神宮・外宮(げくう)へ。
外宮の敷地は大変広く、杉の巨木が立ち並び、パワースポットと言われている所以が分かった。


ここが外宮の中で一番有名な豊受(とようけ)大神宮だそうだ。


境内にはその他にも土宮などの社があったので、せっかくなので、たくさんの参拝客と共に参拝。


外宮を参拝したら、次は内宮を参拝するのが順番の為、伊勢市駅前で借りたレンタカーで内宮へ。
ただ、内宮の前の駐車場は大混雑で車を停められなかった。さすが伊勢神宮だ。観光バスがたくさん行き交い、完全に観光地化している。
なので、少し離れた場所に車を停めて、内宮への参道となるおはらい町を歩きながら、内宮へ向かった。
自分と同じように明日のマラソンに出場するであろうジャージ姿のランナーはちらほらで、ほとんどが観光客。ただの土曜日なのに、この混み具合。さすが伊勢神宮だと驚いた。
おはらい町には、伊勢土産としてお馴染みの「赤福」の本店があった。
赤福を買うための行列が出来ていた。最近は、あまりにも有名になり過ぎて、東海から関西の駅の売店でどこでも買えるので、自分は並ぶのは避けた。本店でしか食べられないぜんざいには心がひかれたが、1人なので、自意識過剰な自分は食べるのを諦める。

おはらい町が終わると、皇大神宮(こうたいじんぐう)と呼ばれる内宮のお馴染みの鳥居と宇治橋が見えた。これがテレビでよく観る光景だ。



この宇治橋を渡ったら、聖域だ。

宇治橋の上から眺めた五十鈴川の流れが穏やかできれいだった。

境内の一番奥に天照大神が祀られた御正殿(正宮)があった。この石階段から写真撮影不可。


帰る途中の境内には、御厩(みうまや)で真っ白な神馬が飼育されていた。

内宮参拝が終わった後は、おはらい町の途中にあるおかげ横丁に寄って、腹ごしらえ。
伊勢神宮参拝と言えば、赤福と共に有名なのが、伊勢うどん
おかげ横丁で一番大きな伊勢うどんの店で、伊勢うどんを初体験。
じっくり煮込まれて全くコシが無いうどんに、この伊勢うどん用の醤油。
普通の醤油であれば、色合いからして濃くて塩辛いのかと思ったが、意外にもさっぱりしていて、それがうどんにとても合っていて美味しかった。
対極的なコシが強い讃岐うどんも好きだが、こっちはこっちで美味しいものだ。



おかげ犬というキャラクターがいるそうだ。かわいらしいキャラクターだ。

伊勢神宮を参拝し終わった後は、内宮の近くにある伊勢志摩スカイラインを走って、朝熊山(あさまやま)の展望台へ。
360度のパノラマで、世界に認められた伊勢志摩のリアス式海岸と島々による多島美を眺めることができて感動。


伊勢市鳥羽市の街並み。

天気が良くて空気が澄んでいる時は、富士山も見る事が出来るそうだ。

展望台には、足湯をしながら景色を楽しめる場所も。
ただ、この日は風が強くて寒過ぎるため、とてもじゃないが長居は出来なかった。

そして、昔ながらの赤い丸ポストが何故かこんな山頂にポツンと佇んでいた。

伊勢志摩スカイラインを通って朝熊山展望台から下りた後は、伊勢観光でお馴染みの鳥羽市にある二見浦の夫婦岩を見に行ってきた。かつて初詣でここに来た事があるのを思い出した。

そして、伊勢市に戻ってレンタカーを返した後、宿泊ホテルがある二見浦にJR参宮線で戻った頃には17時を過ぎてすっかり真っ暗になってしまい、前日の観光は終了。
二見浦沿いのオーシャンビューが眺められる旅館は、とても居心地が良く、温泉もあり、夕食も松坂牛や伊勢エビという伊勢らしい名物を食べられて大満足。


翌日の「中日三重お伊勢さんマラソン」はハーフマラソンで気楽なのだが、せっかく出場するので、自己ベストの1時間44分を更新して、夢の90分(1時間30分)台での完走を目指す。