夢グレ試走3回目:嵐山~石清水八幡宮、秋晴れの中に寺巡りのラン
2020年10月25日日曜日、先週までで夢グレの試走会に2回参加した際に、本戦出場のラン友さんに夢グレの24枚に亘る320㎞のコース地図のコピーを頂戴したので、自主的に試走をしてみることにした。
試走をした嵐山以降のコースの中で、嵐山から石清水八幡宮までのコースを走った事が無かったので、その試走のために、京阪電車で石清水八幡宮駅まで行き、そこから嵐山へ走る事にした。
ここに来るのは、いつぞやの春に背割堤の桜を見るために来て以来だ。
この日は「これぞ秋晴れ!」と言わんばかりの雲一つない快晴で、橋の上から素晴らしい景色が望めた。
春になると、木津川と宇治川に挟まれた背割堤が桜でピンクに染まる。
そんな快晴の日なので、淀川三川合流域さくらであい館には、たくさんのサイクリストやランナーなどが休憩して集まっており、自分と同じようにこんなベストコンディションの中でランニングやサイクリング、ウォーキングを楽しんでおられた。
このサイクリングロードをずっと走って行けば、今日の目的地の嵐山に着くようだ。
しかし、夢グレのコースはそんなに甘くない。遠周りをして嵐山に向かう。
堤防の上を走って、その途中にある宮前橋を渡る。
宮前橋からの眺めもありふれた風景だったが、快晴の空が素晴らしくてついつい撮影。
宮前橋を渡った後も走っていると、この通りは「サントリー通り」とのこと。
何故だろうと思っていたら、その先にはサントリーの大きな工場があるからだということが分かった。地名にもなるとはスゴイ。
引き続き進むと、見慣れた交差点が見えてきた。
ここは三都ウルトラマラニックでも、先日の西国街道を辿ったランニングでも通過した、調子八角の交差点に到達した。
夢グレのコースは西国街道と交差していることを初めて知った。
今回も馬ノ池の水で給水。
ここからは丹波街道を行くが、ここからのコースは全くの初めてなので、地図を見ながら進む。
走っていると、左手に八条ヶ池という池が見えてくる。そこで丹波街道を外れて、長岡天満宮の敷地内を進む。
本番では寄っている余裕は無いので、この機会に長岡天満宮を参拝。
この日は七五三で家族連れで賑わっていた。
参拝後、八条ヶ池にある木製の遊歩道を歩いて丹波街道へ戻った。
引き続き、丹波街道沿いをラン。
左に光明寺という有名な寺に着いた。ここは立ち寄らずにスルー。
丹波街道を延々と走り、左折する交差点には注意が必要だった。
一旦通り過ぎてしまって立ち止まり、地図を見て行き過ぎた事が発覚し、少し戻って左折するポイントを確認した。「うお嘉」という懐石料理店がある交差点だ。
左折した後は道なりに進んで行くと、目指すべき勝持寺と大原野神社の道案内が出てきたので、それに沿って走った。
そして、目指すべき夢グレのチェックポイントである勝持寺(花の寺)の入り口に到着。
本番では寄らないので、せっかくなので、参拝。
ここは桜が有名だそうで、それが花の寺の所以だそうだ。中には西行ゆかりの西行桜など、立派な日本庭園があった。
本殿の横にある瑠璃光殿の中には撮影不可であったが、立派なご本尊の薬師如来が祀られていた。
勝持寺から嵐山までは東海自然歩道に沿って走るのが夢グレのコース。
少し下ったところで左折して、再び丹波街道に合流し、沓掛の交差点を前進して住宅街に入る。
住宅街の中に東海自然歩道があるのかと思いながら登り坂を登っていく。
この辺り、東海自然歩道の道標が無い場所もあるので、不必要に遠回りしてしまわないように注意が必要だ。
海外の住宅街にあるようなロータリーの先にある桂坂公園内に東海自然歩道は続く。
この辺りは京都市西京区。こういう機会でもないとまず来る事は無い場所だ。
桂坂公園を過ぎると、東海自然歩道らしいオフロードとなる。
この住宅街とオフロードの境目に本番ではエイドがあるそうだ。
今回は下りだけど、本番では登り。短いし、なだらかなので、大したオフロードではないが、100㎞以上走っての疲れがある中でのこの登りはどうだろう。
オフロードが終わった後は、有名な寺が並んでおり、寺巡りだった。
最初は地蔵院(竹の寺)。境内には立派な竹林があるので、竹の寺と呼ばれているそうだ。
ここ西京区の高台からは、京都の街並みとその奥にある比叡山などの東の山々が望めた。
「先週はあちらの大文字山などを登っていたなぁ」と思いながらしみじみ眺めていた。
秋晴れが続いており、素晴らしい景色だ。
しかし、ここは境内に入るのに事前の予約が必要とのことで入る事は諦めた。
そのすぐそばには華厳寺があった。ここは鈴虫寺として全国的に有名だ。
何が有名かというと、ここでは500円で住職の有難いお話を聞くことが出来るからだ。
テレビでそれを知っていたので、ダメ元でそのお話を聞けるかどうかを確認したら、ちょうどそのお話が始まったところでお部屋に入らせて頂き、たくさんのマスクをした参拝客の方々と住職のお話を拝聴することが出来た。
洒落などの笑いも交えながら軽快に話す住職のためになるお話を聞いた後は、これも全国的に有名な幸福御守も自分と両親分を3つ購入した(1つ300円)。
鈴虫寺を散策して出口に行くと、次の回で住職のお話を聞くための長い行列が出来ていた。
本来であれば、これに並ばないと聞けないお話を自分はタイミング良く並ばずに聞くことが出来た。とても運が良かった。
鈴虫寺を過ぎると、嵐山までもうすぐ。
嵐山の前に通る松尾大社もこの機会に立ち寄って参拝。
そして、その先にある嵐山に無事到着!
2週連続の嵐山。秋晴れの日曜日で行楽日和であることもあって、マスクをつけた観光客がたくさん(といっても、例年よりは少ないはず)。
これで夢グレの試走3回目は終了。
夢グレ本番では嵐山から勝持寺まで東海自然歩道に沿って行けば良い、ということを頭に叩き込むことが出来た。
それに、この日は秋晴れの中に気持ち良く走る事ができたし、思い掛けず、勝持寺(花の寺)、地蔵院(竹の寺)、華厳時(鈴虫寺)、松尾大社という寺巡りランで観光も楽しむ事が出来て楽しかった。
疲れを癒すために阪急嵐山近くにある、先週の試走後はオープンしておらずに寄れなかった「風風の湯」で汗を流した。