高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

東海自然歩道マラニック:太陽の道200kmに向けてコースの熟知が大切と思い知った104km

2020年3月21日から22日に参加した「東海自然歩道マラニック」。
2020年3月21日土曜日、桜井駅前のホテルを出て、桜井駅から近鉄大阪線で2駅の長谷寺駅へ。
さくら道国際ネイチャーラン中止のショックから切り替え、日本100マイルクラブさんの太陽の道ウルトラマラニックにエントリーすることに急遽変更し、出場資格にもなるプレ太陽の道の東海自然歩道マラニックにギリギリエントリー出来て、この日に至った。
奈良・長谷寺駅から三重・松阪城址までの104km。
新型コロナウイルスの影響で、5、6月のレースも軒並み中止になる中、こういう時こそ少人数のマラニックだ。
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最初は長谷寺へ。
ここは4月になると、牡丹で有名な寺だ。この時は4月になったら、またゆっくり来たいと思っていたが、今年は新型コロナウイルスの影響で牡丹祭りは中止に。残念。
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その後は、参加した皆さんと共にゆっくり走り、東海自然歩道を通って山道や田舎道を進んだ。
途中、鳥見山の展望台からの眺め。これ以降の道中、ここからの眺めが一番素晴らしかった。
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その後のコースもとにかく分かりにくい。まさかこの道を外れて右に下って行くとは、試走しないと絶対に間違える。
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しかし、その後の田舎道ののどかさは素晴らしかった。桃の花だろうか、濃いピンク色でところどころに咲いていて、こんな場所をのんびり走る事が出来て幸せだった。
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山部赤人の墓の前で初めてのエイド。
ここからは走力や過去にこのコースを走った事がある実績に合わせて3グループでのラン。
室生湖の周りを走って山道に入り、門守峠を越えて、室生寺に到着30km。
この室生寺周辺の集落ののどかさがこれまた素晴らしかった。これこそまさに日本の原風景。
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室生寺前のお店で昼食。疲れた身体にカレーは最高。ラン中なので、控えめにノンアルコールビール
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この山道ではよもぎが入った回転焼きが名物だそうで、我々も堪能。美味しかった。餡の甘さとよもぎの味が絶妙!
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室生寺は春になると、シャクナゲが有名とのこと。
これは長谷寺の牡丹、室生寺シャクナゲを同時に堪能するために、また試走に来よう!
(・・・と思っていたものの、新型コロナウイルスの影響で太陽の道自体が9月に延期となったため、今年中に決行できず。)
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室生寺を越えた後は、山道に入ってクワタワ峠や斉浄坊渓谷を越えて、曾爾高原に到着。
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曾爾村を走っていた時の鎧岳の雄姿が印象的。
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そして、長い登り坂を登って曾爾高原に到着。
ここは秋のススキが広がる高原として有名なので、「何でこんな時期にみんな来るんだろう」と不思議に思っていたが、その考えは一新された。
この広大に広がる高原。素晴らしい景色だった。
秋になってここにススキが一面に広がるとどれ程の光景になるんだろう、と秋にもう一度来てみたいと思った。
秋だけではなく、夏は夏で新緑がこの広大な土地に広がって綺麗だそうだ。これはここにも試走で来ないといけないなぁ。
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曾爾高原の亀山峠への登りも体力十分だったので、スイスイと登って越えて、中太郎生の丸八酒店51mに到着。
太陽の道ウルトラではここが仮眠の場所とのこと。
日も暮れ始めたので、ここでヘッデンなどを付けて夜間走の準備。
中太郎生を過ぎるとすぐに大洞山の山道へ。
真っ暗な山道をヘッデン頼りに前へ進み、長い下りを下って老ヶ野の交差点を左折し、柳瀬でコースを外れてこのコースで初めてとなるコンビニに立ち寄って小休止。
そこから比津峠の登りを登って下多気交差点を左折した後、ペースがとてもゆっくりだったので、一度、真っ暗の中を自分のペースで先行して走ってみる事にした。
ただ真っ暗の中を初めて走るコースを独りで走る心細さに左に曲がらないといけない地点を地図を見ながら「まだか、まだか」と思いながら走るのは不安過ぎて、左に曲がる地点で止まって後続の方々を待ち、再び集団走。
この地点を左折しないと、元のコースに戻ってしまい、無限ループに陥ってしまうし、このマラニックはレースではないので、一人で走って先を急ぐようなことはせずに、ここで後続の経験豊富な方々を待っておいて良かった、と自身の冷静さと英断を再認識。
清水峠の手前の美杉村のエイドで温かいカップラーメンとおにぎりを戴いた。夜になって汗冷えで寒かったので、助かった。
清水峠を越えて、真っ暗の下り坂を下って、落合バス停のT字路でここも間違えたらキツイので、後続の方々を待ちながら小休止。
ここで85.8kmで三重県松阪市に入ったので、松阪城までもうすぐ。
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その後は松坂城がある松坂市に向けての最後の峠越え。
疲れていたこともあって、この堀坂峠の登りが長いし、急峻だしでかなりキツかった。
長い下り坂を駆け下りて、このコース2軒目となるファミマにて最後の休憩。
松阪市内を皆さんと共に走り、3月22日日曜日の午前5時頃に、無事、松阪城址に到着104km。
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松阪城址からのんびり松阪駅に行き、5時40分の特急で帰阪。車中では爆睡だった。
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2月末の小江戸大江戸200k以降、3月のレースは全て中止になってしまった消失感の他、在宅勤務続きで溜まったストレスと疲れを大自然に触れて走る事で発散出来た。
このコースのアップダウンの多さは想定内であったものの、コースの分かりにくさは想定外だった。
このままでは4月の本番はロスト必至なので、試走しないと!
(残念ながら、4月の太陽の道ウルトラマラニックは9月に延期。それまでには試走をしておかないと、忘れてしまう・・・
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