高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 ヨロンマラソン、完走!

2009年2月7日土曜日、いよいよヨロンマラソンに参加する為に与論島へ出発。
天気が心配だったけど、案の定、与論島は大雨だった。
明日は初の雨中マラソンになるのだろうか。。。

沖縄から与論島への飛行機。ここまで小型は人生初だった。
天気も悪くて凄い揺れるかと思ったけど、普段、飛行機に乗るのに慣れている為か、意外と平気だった。

信号がひとつしかなくて何にもない小さな島だけに、明日は一大イベント。
島をあげての歓迎だ。

これが与論空港。ちっさな空港だ。

ヨロンマラソンは、前夜祭と後夜祭があることで有名。
前夜祭に参加。ランナー達が飲めや歌えやで大盛り上がり。

伝統舞踊で歓迎してくれた女の子達と記念撮影。

3月8日、いよいよヨロンマラソン当日だ!
天気が危ぶまれたものの、マラソンのスタートが近づくと、雨は止んだ。
日も照っていなくて暑くもなく、絶好のマラソン日和だ。
しかしながら、自分は前夜祭とこの日の朝食バイキングで食べ過ぎてしまって、胃が重たい。。。
こんなに食べて走るのは初めてなのだが大丈夫だろうか、とても不安なままスタート。

序盤、最初の難関、心臓破りの坂。
ヨロンマラソンはほとんどアップダウンしかない。
これが、マラソン玄人に「世界一難しいコース」と言わしめる所以だ。

心臓破りの坂を乗り越えた先には、JALの添乗員がJALのゆずジュース「スカイタイム」を片手に応援してくれる。

坂を登りきると、そこは絶景だった。
海の色もエメラルドグリーンでみとれてしまった。
この頃になると、晴れ間も覗いてかなり暑くなってきた。

しかしながら、この頃になると、腹の調子がやばいことに。
やはり、昨日今日と食べ過ぎたせいだ。
耐え切れず、途中でエイドステーションで応援してくれている人に声を掛けてトイレにかけこんで、腹の調子はなんとかなったものの、胃もたれと腹部膨満感で終始気持ち悪くて、自分と闘っていた。
序盤からこんな調子ではこの先が思いやられた。
せっかくエイドステーションにある地元の特産物にもまったく食欲が無くて手が出ず。。。

なんとか折り返し地点到達。
これまで味わったことがないくらいの絶不調だったが、途中、横道に反れて嘔吐したら少し楽になった。
その後はなんとか気持ちに余裕が出てきて、景色を楽しめるようになってきた。


これが与論島の有名な観光地、由利ヶ浜。
綺麗な砂浜にエメラルドグリーンの海。夏場に来てこんなところでのんびりしてみたい。

そんな最悪な体調ながらもなんとか42km地点に到達。

そして、ゴール!
絶不調ながらもゴールタイムは、過去2回のタイムから10分程度遅れた5時間40分。
あんな状態で完走できただけでも自分を褒めてあげたい。よくやった!

一緒に参加した完走者たち。

完走した後はひと休みして後夜祭。
前夜祭同様、完走おめでとうということで、フィニッシャーTシャツを着たランナー達が大いに盛り上がる。
みんな筋肉痛があるだろうに元気だなー、と感心。

ミス・ヨロンと与論島特産の「有泉」という黒糖焼酎を片手に記念撮影。

日没と共にヨロンマラソンが幕を閉じる。
達成感と充実感でいっぱいでとても気持ちいい。

3月9日月曜日、乗り継ぎが悪い為、ほとんど1日かけて帰阪することに。
与論島は昨日の晴れ間が嘘のようにスコールのような大雨。
結局、時間はあり余っていたものの、雨で与論島を観光することもできずに帰ることに。
何にもない島だけど、人は温かくて良い島だし、来年もまた来れたらいいな。
今回の完走で更に自分に自信がついたし、次はいよいよ3月22日の東京マラソンだ!
どうやら俺は空腹の方が良いパフォーマンスを出せるようなので、「レース前に食べ過ぎない。」という教訓を持って次に臨むことにしよう。