高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 隠岐の島ウルトラマラソン:無事、制限時間内に100km完走!

隠岐の島ウルトラマラソン、90kmに到達して、ゴールが見えてきたのだが、最終関門を通過するまではゆっくりしていられない。
90km地点はゴールのレインボーアリーナーまで目と鼻の先なのだが、ここから大回りをして隠岐空港まで行くコース。
隠岐空港までは相変わらずなだらかな登り坂。最後の力を振り絞って、走ったり、歩いたりしながら、前へ進む。

隠岐空港に到着。

さて、得意の下り坂だ。一気に駆け下りて、前を走っていたランナー達を抜き、とても爽快な気分になった。


下り坂を下った地点で、95地点の最終関門通過!
85km地点と同じ収容時間の20分前に到着だ。
ゴール地点まで19時30分までに到着すれば良いので、残り5kmの時点で50分近く残っている。
これは確実に完走できる!ほっとひと安心。

残り5km。ここからはゴールまでカウントダウン。
最後の坂を登って残り4km。

最後の登り坂を越えて、ラストスパートで駆け下りている地点で残り3km。
最後にラストスーパートをかけられるだけの体力が残っていると、本当に楽しい。

そして、赤い橋として隠岐の島で有名な西郷大橋に到着。この橋の上で残り2km。


残り1kmになると、もうウィニングラン
島民の方々が沿道で「お疲れ様ー」と盛大に声を掛けてくれた。たくさん声を掛けられてそれに応えていたため、写真を撮るヒマも無かった。

そして、昨夜の前夜祭の会場でゴール地点のレインボーアリーナに戻ってきた!
最後の登り坂。昨日は「この最後の坂はきついなぁ」と思ったが、たくさんの応援と完走の喜びでテンションが上がっていて全然辛くなかった。

そして、たくさんの人々で囲まれた念願のゴールに到着!
いやぁ、100km、本当に長かった!
五体満足で帰ってこられて、そして制限時間内の14時間13分で完走することができて本当に良かった。


100kmの制限時間内の完走の感動に浸っているうちにも、14時間30分迄に続々と完走者達がゴール!
みんな、カップル同士や家族、ランニング仲間達とゴール前で手をつないで揃ってゴールしていた。
100km完走の喜びを家族や仲間達と共有する。最高の喜びだろう。
自分にはランニング仲間も家族もいないので、この光景はとても微笑ましく、自分も将来はああやって誰かと一緒にゴールしたいなぁと羨ましく見つめていた。







しかし、よく100kmを五体満足で完走したなぁ。
今回、練習不足やここのところ筋疲労のためか、膝に違和感を感じていたので不安だったのだが、その不安を見事跳ね除けての結果だった。
身体も100kmも走れば、股擦れや靴擦れ、日焼け、足の筋肉痛はあったものの、走れなくなる程ではなかった。
足の筋肉痛が抑えられて完走できたのは、昨日学んだテーピングのおかげか。
ありがとう、テーピング!これから大会の際は、愛用させて頂きます。
今回、自分だけの力で完走できたワケではなく、エイドステーションが充実していた。
エイドの数もたくさんあったし、アクエリアス2種類にコーラもあり、氷も豊富に準備されていて冷えていてとても助かった。ボランティアの方々に感謝だ。
そして、最も素晴らしかったのが、島民の方々の応援。
ウルトラマラソンだと良い具合にランナーがバラバラになって走ることになるので、島民の方々が自分の方を見て応援してくれる。
しかも、島民の方々に出場選手名簿が配られているようで、ゼッケン番号と名前を見て、「大阪の大木さん、頑張って!」「大木さん、大阪から来てくれてありがとう!」など名前を呼んでの応援をしてくれて、とても嬉しかった。
大規模で開催される都市型マラソンではこうはいかない。島マラソン、最高だ。

そして、この坂道ばかりの難コース且つ猛暑というコンディションの中で、極限状態に陥りながら相当に辛かったが、その辛さを乗り越えて完走できたことは、今後の自分にとって相当な自信になる。
完走タイムは制限時間間際の14時間13分だったけど、このコースを制限時間内に走りきれれば、制限時間が14時間の10月の四万十川ウルトラマラソンも完走できるだろう。
相部屋のウルトラマラソン経験者の方々にも聞いたが、自分のベストタイムより1時間くらい遅いタイムだったというから、自分も四万十川ウルトラマラソンでは制限時間以内に走ることができるだろう。
10月20日四万十川ウルトラマラソンが楽しみだ!(当選すればの話だが・・・)