高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 五島列島・福江島へ〜2日目・夕焼けマラソン〜

17時のスタート時間が迫ってきた。
スタート場所である福江港そばの公園はランナーばかり。

しかしながら、暑い。暑すぎる。
夏なので当たり前のことなのだが、スタート前なのに汗が出る。
日中に走っていたら脱水症状になっているだろうくらいの暑さ。
その上、日中、観光などで余計な体力を使っているので、通常の早朝スタートの大会とはワケが違う。

スタート迫る。いよいよだ。

スタート。福江市の商店街の中を走る。

五島列島は、日本で最後に夕陽が沈む地として知られている。
その為、その夕陽を背に走ろうというのがこの大会のコンセプトなのだが。。。
夕暮れになっても雲が多くて目的の夕陽は見れず。
せっかくなのに残念だけど、已む無し。

7km過ぎの長い登り坂。
コースは結構アップダウンがあってキツかった。
ほとんどのランナーがここで歩き始める。
今回はハーフマラソンなので、フルマラソンを歩かず走りきった自分がここで歩くワケにはいかないということで、意地で走って登り切った!

ラソンコースから見た鬼岳。
芝生だけの山なので、かなり異様だ。

10km走破。あと半分だ!
暑さとコースのアップダウンで疲れてしまったけど、この頃になると日も沈んできて、だいぶ涼しくなってきた。
エイドステーションで冷たいお茶とスイカを食べて体力回復。
前半の疲れが嘘のように、後半になってペースが上がり始めた。

20km走破。この頃になると、周りは真っ暗。
ナイトランはとても涼しくて走りやすい。
だけど、走りながらフラッシュをたいて写真を撮る余裕などなく、写真は無し。
あと少しでゴールだ!

ようやくスタート地点に戻ってきた。
ラストスパートをかけてゴール!!!
もう水をかぶったかの如く、汗だく。
疲れた〜。
実は、暑さとコースのアップダウンの辛さ以外に、昼に道の駅のバイキングで五島うどんなどをたらふく食べてしまったおかげで、腹部膨満感がひどく、途中、吐き気を催しながら走っていた。
そんな悪条件の中で一度も歩かずに完走できたので、自分的には大満足。
ゴール後は、完走した同期と共に完走タオルを持って記念撮影。

ゴール地点の公園で行われる後夜祭&星空コンサートは、完走者達で溢れかえっていた。

この後夜祭で一番の目玉の五島牛試食会。
完走者には無料で五島列島名物の五島牛を食べさせてもらえる。
実は腹部膨満感で完走後は食欲が無かったのだけれど、この肉は別腹。
係員に五島牛を焼いてもらってたらふく食べさせてもらった。
ただで食べられることもあって、五島牛はかなりおいしかった。

こうして、無事完走でき、俺の夕焼けマラソンは幕を閉じた。
実は、この日の宿は予約がとれなかったので、マラソン前に行った高浜海岸に戻って、そこの駐車場で車中泊
なんて男らしい旅なんだろう。
女の子と一緒の旅だったら、絶対フラれている。
でも満天の星空の下、大自然に囲まれ、充実感と満腹感で満たされたまま、眠られて幸せだった。
(車の中なので寝づらくて何度も目覚めてしまったけど。)