高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 大阪マラソン後半(42.195kmゴール迄)

10月27日日曜日、大阪マラソン後半。
22km辺りは、難波の御堂筋沿いの旧・新歌舞伎座前と高島屋の前を通って、どんどん南下。


大国町まで南下して左折。
年明け1月10日に開催される十日戎で有名な今宮戎神社の前を通って、堺筋の交差点ですぐに折り返す。
何故、こんなコースかというと、ランナーにこの通天閣を見せたいためであることが丸分かりだ。

南海電鉄今宮戎駅のホームの下をくぐる。
ここのホーム、大阪マラソンの特等席だなぁ。

大国町を越えて西へ進み、芦原橋駅辺りでなにわ筋を左折して南下。
それにしても秋晴れでとても気持ちが良いはずが、足の違和感で全然余裕無し。
今になって思えば、非常に勿体無い。。。

以前、試走した時も、何でこんなコースを設定したのだろうと思うくらい、周りに何もないなにわ筋を南下して、また御堂筋に戻る。
浪速区西成区をどんどん南下。

大阪の象徴とも言うべき24時間営業の激安スーパー、スーパー玉出
ド派手な外観が如何にも大阪らしい。夜になったら、電飾でもっと派手に。
ここら辺にたくさんあります。

玉出の交差点手前で30km地点到達。
走れなくなることはないが、これまでに感じたことがない足の違和感があって、全然余裕無し。
エイドステーションで立ち止まって、屈伸を繰り返して走り続ける。

住吉区住之江区の境にある北加賀屋の交差点を左折。

ここから住之江公園の交差点までの間には、コース最大の給食エイドがあって、大阪の24区の名物を振る舞ってくれるのだが、自分はランニング中には食べないことにしているので、勿体無いけどスルー。

35km地点手前で、序盤に抜かれたコブクロ小渕健太郎氏に追い越した。
最初に飛ばし過ぎたためか、沿道のファン達に応え過ぎたためか、かなりペースダウンしていた。
これだけたくさんのファンが沿道で応援してくれるのは確かに嬉しいけど、全部に応えるのは相当大変だ。ご苦労さまです。


35km地点到達。あと7km。ここら辺から湾岸エリアで大阪湾が見えてくる。
ここからもう何もないただの単調な道路なので、ゴールまで辛いんだよなぁ。

ここで、2012年12月にiPS細胞でノーベル生理学・医学賞を受賞された山中伸弥教授に抜かれる。
山中教授はマラソンが趣味で、京都マラソンでサブ4近いタイムでフルマラソンを走られるくらい速いと聞いている。
今の余裕の無い自分ではとても山中教授のスピードについていけなかった。


37km過ぎ。大阪マラソンのコースで最も急勾配で難所の南港大橋に挑む。
足に違和感はあるものの、大丈夫。これくらいの坂なら走って登ることができる。
余裕は無かったものの、歩かずに登りきることが出来た。


南港は、広くて単調な一直線の道が続く。
終盤に来て、これは辛い。
全然余裕がない中で、40km地点に到達。

あと2km。

41km地点。

あと1km。

ゴールが近づいてくるにしたがって、沿道の応援もすごくなってきた。
なのに、それに応えられない自分が残念でならなかった。
あと220m!あの角を曲がればゴールのインテックス大阪だ!!

MIZUNOの大阪支社があるこの角で42km地点。

彼方にゴールゲートが見えてきた!

そして、ゴール!

良かったぁ。
最悪なコンディションであったものの、何とか42.195kmを完走することができた。
タイムは、グロスタイム(号砲からゴールまで)で4時間25分ということは、ネットタイム(スタートゲートからゴールまで)は4時間22分くらいか。
自己ベストから7分程度遅いくらいで完走できた。
100km完走から1週間しか経っていないコンディションで、この記録なら上々だ。

完走メダルとFinisher'sタオル。
大阪マラソンのテーマである虹色で美しい。


しかし、せっかくの大阪マラソンを秋晴れの中で迎えられたのに、自分のコンディションが最悪だったために、何だかほろ苦い思い出になってしまった。
しかし、「10月20日と27日の短期間に100km+42.195kmを走破した!」という実績は自分の中で伝説となって、今後も自分の中に残っていくだろうし、今後の大きな自信になったのはとても嬉しい。
大阪マラソン、また来年もエントリーして、今度こそは楽しんでやろう。そんな小さな目標も出来た。