高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 青島太平洋マラソン:フラットなコース&高校生ボランティアの応援で絶好調!

12月8日日曜日、青島太平洋マラソン当日。
今日だけは、電車の本数が少なくて不便なところにあるスタート&ゴール会場の宮崎県総合運動公園にツアーバスが送ってくれる。とても有り難い。
12月なので、宮崎県でも朝は寒いを思い知る。しっかり防寒対策をしてサンマリンスタジアムの前で行われる開会式に参加。
ゲストランナーとして、現・宮崎県知事も10kmに参加される他、前・宮崎県知事の東国原英夫千葉真子さんが来られていた。
千葉真子さんは、秋変わらずのアニメ声で笑顔がかわいい。

そして、東国原英夫氏。元芸人なだけに、ランナー達を笑いで和ませてくれた。
東国原氏はランナーとしても有名で、3時間台の記録を持つ走力があるのだが、今回は前大会で膝を怪我したらしく、32km地点でリタイアしたらしい。
また、この大会の後、日本維新の会から離党して、衆議院議員を辞職したことで世間を騒がせたことをこの時点では知る由も無い。この時には既に決意していたのかな。

さて、いよいよスタートの時間だ。
サンマリンスタジアムの周りに荷物を置いておく。
貴重品も入っているけど、本大会は貴重品預け場所は有料で混雑していたので、ランナーに悪い人はいないと信じる。
サンマリンスタジアムの周りは広いため、1万人近くのランナーがいても荷物置き場所に困らないし、トイレも多いし、スタート地点は目の前だしで、凄い便利だった。
他の大会と異なり、慌ただしく荷物を預けてスタート地点に並ぶようなことはすることなく、十分にストレッチをしてスタートに臨めた。
1万人近いランナーがサンマリンスタジアムの周りに集結。
それにしても、今日も雲ひとつ無い快晴だ。
ここのところ、大阪マラソン富士山マラソンと3大会連続で絶好のマラソン日和の下で走られる。嬉しいね。

沿道の方々の声援を受けながら、いよいよスタート!


宮崎県総合運動公園内を少し走ると、宮崎市内へ向けて、国道220号線のバイパスをひた走る。ヤシの木が植樹されており、如何にも宮崎県らしい光景だ。
昔、出張で宮崎県に来ていた時、宮崎空港から空港バスに乗ってこのバイパスを走り、宮崎市内へ向かっていたことを思い出す。

この大会のエイドステーションでランナーに提供されるスポーツドリンクは、スポンサーであるコカ・コーラアクエリアス
今まで参加してきた大会の中でアクエリアスが提供されることは無かったので、意外。

そして、この大会の特筆すべき特長として、終始フラットなコースでタイムが出やすいという点の他、沿道のボランティアの盛大な応援を実感。
ボランティア約3000人のうち、約2000人が地元の高校生達で、とにかく沿道で賑やかに我々ランナー達を応援してくれる。女子校生達の黄色い声援を聞くと、それだけでニヤけてしまう。走っている時の疲れや辛さ、走行距離を忘れさせてくれて、本当に有り難かった。

宮崎市内に入るところで前を走っていたリラックマの着ぐるみを着た2人のランナーは、沿道の高校生達に凄い人気で、高校生達に笑顔を与えていた。
こういうコスプレはいろんな大会で見掛ける定番なのだが、素直な高校生達は凄い良いオーバーリアクションで歓声を上げながらハイタッチをしていた。
せっかくの貴重な休日に、こうしてボランティアとして来ていてくれているので、「こうやってボランティア達に笑顔を与えられるといいなぁ。」と2人のコスプレランナーを羨ましく思いながら走っていた。
こんなに高校生達が喜んでくれるのなら、自分も来年はコスプレして走ろうかな。

宮崎市内を流れる大淀川に架かる橘橋を渡る。

この橋を渡ると、いよいよ宮崎市内のメインストリートの橘通りだ。

距離稼ぎのような宮崎県庁前の並木通りを往復。
この辺りに来ると、折り返してきたトップランナー達もいて、ランナーで大混雑。

そして、昨日も来た橘通りと宮崎駅を結ぶメインの交差点。宮崎市内で一番大きな百貨店である山形屋の前も通る。

引き続き、橘通りを走り、宮崎神宮の鳥居が見えてきた。
これをくぐった先の宮崎神宮で折り返し。


この辺りから20km過ぎまでほぼ同じペースで走っていたカニの被り物をされたランナー。
宮崎と何のゆかりもないように思えたのだが、これも沿道の女子校生達に大人気。
ランナーの方の人柄もあってか、沿道の女子校生達のボランティアを見掛けると、ジャンケンをしながら(もちろん出すのはチョキ)、女子校生達と盛り上がっていた。
「沿道の方々に笑顔を与えられて羨ましい」と軽くジェラシー。

橘通り沿いのJALシティ宮崎の前を再度通過。宮崎出張の定宿のひとつだった。
ここはとても綺麗なホテルで、朝食が本当に美味しかったのを思い出す。冷や汁、また食べたいなぁ。

再び、宮崎県庁前の並木通りに戻ってきた辺りで20km。
沿道の盛大な応援のおかげで、全く距離を感じること無く、何だかあっという間の20kmだった。とても有り難い。あと半分、まだまだ全然余裕、。

再び橘橋を渡る。太平洋に注ぐ広大な大淀川を臨む。


さて、宮崎市内を離れて宮崎県総合運動公園に戻る復路がランナーにとって正念場。
延々と一直線に続くバイパスをひた走る。
盛大な応援もまばらになり、半分を越えての疲れで心が折れ、歩き始めるランナーが続出。
自分はまだまだ余裕があった上に、歩き始めたランナー達をどんどん抜いてランナーズハイになり、ペースを維持して走り、逆に楽しかった。

ずっと先まで続くヤシの木。ずっと先まで走ってやろうと俄然モチベーションが上がる。

そして、31km地点。再び宮崎県総合運動公園が見えてきた。

「疲れちょるのは気のせいよ。」
この手の応援はよく見掛けるが、宮崎弁ではこう言うらしい。
おっとりした性格の方が多い宮崎県らしくて面白い。キツイイメージの関西弁とは大違い。
笑顔で手を振って応える。

宮崎県総合運動公園手前で、序盤に前にいたリラックマのランナー1人目を抜く。
やはり、あれだけ前半にはりきって沿道の高校生達の声援に応えていたので、疲れきっているようだ。ご苦労様です。

32km地点で宮崎県総合運動公園に戻ってきた。公園内で盛大な応援を10km振りに受ける。


さて、残り10km。
ここのところ、仕事が忙しくて満足な練習もできていないためか、フルマラソンを完走はできるものの、タイム的には失敗なレースが続いていたので、今大会も同じような体たらくだろうと思って完走目的にしていたのだが、ここまで沿道の盛大な応援やフラットなコースのおかげもあってか、これまでのフルマラソンでは経験した事が無い絶好調なペース。
こんなことは、2013年1月の石垣島ラソンで自己ベストの4時間15分で走られた時以来だ。
「これは念願のサブフォーも狙えるかもしれない」と思い、目標を完走からサブフォー達成に切り替え、残り10kmを疾走する!