高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 舞洲ゆり園でゆり見物

6月8日日曜日朝、今日は30km走を敢行だ。
6月29日のサロマ湖100kmウルトラマラソンに向けて、5月までは仕事が忙しくて練習が週末にしかできなかったが、6月に入って仕事が落ち着いてきたので、ジムのトレッドミルで、平日は2日に1回8km程度、土曜日は11km走り、日曜日はいつも通り街中ランニングをして、当日までストイックに練習を積み重ねる事にした。
今日の目的地は、大阪湾の埋立地である舞洲(まいしま)
舞洲には自動車でしか行けないと思っていたものの、徒歩でも行く事ができると知ったことと、舞洲にゆり園があって、この時期、ゆりが見頃という話を聞いたので、走って行ってみる事にした。
自宅のある堺筋本町をスタートして、日曜日で閑散としている本町や淀屋橋のビジネス街を走り、靭(うつぼ)公園内を走って、中之島を渡り、USJがある此花区へ。

此花区のメインストリートである北港通を走って、USJを傍目に本土の西端へ。
大阪湾岸のこの辺り、敷地の広い会社がたくさんあって、単調な一直線の道で非常に退屈。
そして、舞洲へ渡る為の此花大橋に到着。この橋を徒歩で渡れるとは思っていなかった。
しかし、橋の歩行者用通路に行くためにはこの螺旋状の歩行者用通路を登ラなければいけない。

船が通るために橋を高くしているとは言え、凄い螺旋だ。
でも、傾斜がゆるいので、走る練習には好都合。


ぐるぐる回って走り、橋の上へ。

橋の上に着いた時、そこにはスケールの大きい此花大橋と大阪湾の素晴らしい眺めが待っていた。

大阪湾岸の景色。この眺めを見られ、その素晴らしさに感動し、ここまで走ってきた疲れとこの日の暑さが吹き飛んだ。
自動車でこの橋を通り過ぎただけでは、この景色に気づかないだろうし、ゆっくりと堪能できない。
走ってここに来る事ができて良かった。大阪にこんな景色が眺められる場所があったとは、と再発見。
ランニングを趣味にして本当に良かったと再認識。


橋を渡ると、舞洲にはかなり目立つ建物が。
この奇抜なデザインの建物は、大阪市環境局舞洲工場、つまりゴミ処理場だ。

オーストリアの著名な芸術家であるフリーデンスライヒフンデルトヴァッサーという、一度聞いただけでは覚えられない名前の方がデザインされたそうだ。
以前、大阪へオリンピックを招致するための一環として、建物と自然の融和をコンセプトにこのデザインにしたそうだが、招致が頓挫してしまった結果、今では見学ツアーもあるような大阪のランドマークのひとつになっている。
自分もこの目立つ建物の存在は知っていて、車の中からは見たことはあったが、今回のようにゆっくり間近でマジマジと見るのは初めて。改めて凄いデザインだ。
これはこれで大阪の名スポットのひとつとして良いと思うが、税金の無駄使いとも言われているそう。どうなんだろう。



そして、舞洲を少し走って、以前来た事がある舞洲スポーツアイランドを通り過ぎ、舞洲ゆり園に到着。
朝9時開園で、開園したばかりの時間なのに、既に来場者がたくさん。
大阪に来て9年目にして初めて知ったが、みんな知っているようだ。
入園料1,000円を払って、いざゆり園へ。
ゆり園内は、色とりどりのゆりが植栽されていて、それはもう素晴らしい光景が広がっていた。




白、ピンク、オレンジ、黄色、赤。
ゆりってこんなに色がたくさんある事を初めて知った。





園内には、一色のゆりだけが植栽されている畑もあれば、


色ごとに段々に植栽されている畑もある。


何よりも素晴らしかったのが、色とりどりのゆり、大阪湾の海の青、空の青、雲の白のコントラスト。


舞洲にこんなスポットがあるなんて。いい場所を見つけた。
さて、帰宅だ。
復路は、舞洲と本土を繋ぐもうひとつの橋、常吉大橋を渡る。
ここには、フリーデンスライヒフンデルトヴァッサーがデザインしたもうひとつの建物である舞洲スラッジセンター(下水汚泥処理場)がある。


この橋を渡ると、淀川沿いの堤防を走ることができる。
ランナーにとってとても走りやすい一直線の補正道路をとにかくひた走る。


最初は走りやすくて気持ち良かったのだが、この日の暑さによる大量の発汗と口渇に耐えられなくなり、淀川大橋まで走ったところで右折して街中に入り、自動販売機で即水分補給した。
堤防沿いの道は走りやすいけど、日陰も自販もないので、この時期、大変辛い。

帰りは、中之島の優雅なオフィス街を走って帰宅。大川沿いで食事をするなんて気持ち良さそうだ。

暑さにやられてしまったけど、30km走終了。
今日は良いスポットを見つけることができて良かった。
そして、今月末に向けた練習はまだまだ続く。