なみはや大橋の激坂に挑戦

4月26日日曜日、長野マラソン後、平日は仕事が忙しくてジムに行けずにサボってしまった影響で、月間200km走る目標が危うくなり始めたので、土曜日はジムで11km走って、日曜日もいつも通り、早朝ランニングに出掛けた。
中間地点の大阪港中央突堤。
この日は天気も良くて、初夏の陽気。暑過ぎず、寒過ぎず。この時期は走るにはちょうど良い気候だ。


こんな陽気だからだろうか、海を眺めると、魚が大群で海面スレスレを行き来していた。
今、釣り糸を垂らしたら、入れ食い状態で大漁に釣れそうだ。
日曜日の朝にここに来ると、海釣りを楽しんでいる方々を見掛けるのだが、今日は何故かいなかった。勿体無いなぁ。

雲ひとつない青空に太陽が眩しい。上半身裸で寝転がって日焼けしている方も。気持ち良さそう。


桜が終わると、街を彩るのがこのツツジだ。
育てやすくて丈夫なためか、道路沿いにたくさんのツツジが植生されている為、4月中旬以降は、至るところで華やかな光景が見られる。
ツツジには、白と濃いピンク、淡いピンクの3種類あるようで、節操が無いというくらいたくさんの花が隙間無く咲き誇る。
大阪府内のツツジで有名なスポットを探したところ、よく走りに行く生駒山の麓に有名なスポットがある事を知った。
その場所のツツジの見頃はゴールデンウィーク後半とのことなので、もうちょっとガマン。




そして、「牡丹（ボタン）」も見頃。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という美女を形容することわざにも出てくるように、とても豪華絢爛な花だ（中国の国花）。
牡丹と芍薬の花の見分けが付け難いが、牡丹は4月に咲き始め、それが咲き終わるのを待つかのように、5月中旬頃に芍薬が咲き始めるので、これは牡丹で間違いないだろう。その他にも、牡丹は木で、芍薬は草、外見上は葉に切れこみがあるのが牡丹だそうだ。

復路、いつもの中央大通沿いのコースを外れて、築港の赤レンガ倉庫の傍を通ってみた。
3月に走った横浜マラソンで見掛けた、横浜の観光スポットである赤レンガ倉庫を思い出させる、
赤レンガ倉庫が使われなくなって以来、しばらく放置されていたようだが、最近、改装してクラシックカーの博物館や、GLION STEAK HOUSE（ジーライオンステーキハウス）という店（ハワイのワイキキで有名なステーキレストランらしい）が開店しているそうだ。
HPを見ると、敷居が高そうな高級店のようだが、一度来てみたいものだ。覚えておこう。
http://www.glionsteak.jp/index.html

赤レンガ倉庫を過ぎると、眼前に大きな橋が見えてきた。
この辺りは何度も来た事があったのだが、こんな橋があるのは気づかなった。
それにしても、スゴイ登り坂。車で登ろうとしたらベタ踏みだ。
そんなベタ踏み坂があるこの橋は「なみはや大橋」と呼ばれており、大阪市港区と大正区を結ぶ橋で、全長1,740ｍもあり、高さに至っては45ｍ（ビル15階くらい）もある。
ダイハツのＣＭで全国的にベタ踏み坂として有名になって観光地化している、鳥取県境港市と島根県松江市との間に架かる「江島大橋」よりも長く、そして高さもあるそうだ。
なみはや大橋は歩行者専用道路もあるので、急遽、コースを変えて、この橋を走って渡ってみることにした。

スゴイ坂だが、斜度「6.1％」と大した事はないので、登り坂でも何とか走って上りきる事が出来た。
生駒山の暗峠の日本一の激坂の最大斜度「37％」に比べたら、全然易しい。


なみはや大橋の最上部からの景色は圧巻。登り坂を走って上ったご褒美だ。今日は天気が良いので、尚更素晴らしい。
大阪港側の眺め。


大阪市内側の眺め。
京セラドーム大阪、あべのハルカス、通天閣などが見える。


ひと通り景色を堪能した後は、大正区側に渡ると、海岸線の再開発地区にIKEAがあった。
そうか、こんな車でしか来れない不便な場所にIKEAはあるのか。大正駅から出ている無料バスをよく見掛けるワケだ。

なみはや大橋を渡り終わって、下から眺めた写真。
何かペラペラな橋のように見えるが、こんな橋を架ける事ができるなんて、日本人の叡智が詰まった架橋技術は素晴らしいと再認識。

こんな橋が自分の身近にあるとは知らなかった。
何度もこの辺りに走りに来ているのに、コースを変えると、こういった新発見があるから面白い。
登り坂を走るのは良い練習になるので、たまにここに練習に来るようにしよう。
しかし、大阪で有名な激坂スポット「生駒山の暗峠」「なみはや大橋」が自分の身近にあるなんて、自分は何てランナーにとって恵まれている環境に住んでいるのかと思う。
その後は、大正区を走って、いつものようにみなと通りのコースに戻り、九条の茨住吉神社に立ち寄って、お詣りをして、今回のランニング終了。寄り道したこともあって23km。