高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 『四畳半神話体系』読了。

あぁ、読み終わってしまった。
森見登美彦の次男坊、『四畳半神話体系』。
この人の世界から離れたくなくなる、そんな中毒性のある作品だった。
一度読んだら最後、この人の世界に引き込まれるのもやぶさかではない。
最新作『夜は短し歩けよ乙女』に匹敵する面白さだった。
(こちらはモテなくて妄想癖のある京大生が主人公、最新作はモテなくて妄想癖があり、「黒髪の乙女」に恋をしている京大生が主人公。どちらかと言えば最新作の方が紙一重で面白い。)
4つの奇妙なサークルのどれを選択するかで、話は4篇ある。
結局はどの選択をしても同じ登場人物に同じようなエピソードが出てくるのだが、読んでて全然飽きない。
むしろ引き込まれる。
個性豊かな登場人物、著者の相変わらず独特な記述(皮肉たっぷりでアナーキーな文体が最高!)、モテない故に愛着が湧く主人公などなど、語り始めたらキリがない。
とにかくこの人の作品は最高だ。ブクログ記念すべき100冊目にふさわしい作品だった。次回作がかなり期待。

ブクログ、更新しました!祝・100冊目!!
http://booklog.jp/users/kohki3103609

四畳半神話大系

四畳半神話大系