高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 カワイイものはカワイイ

4月28日は東京出張。
とはいうものの、午後2時過ぎに仕事が終わってしまった。
そこで、明日は祝日だし、このまま帰阪したんじゃつまらないということで、どこかで映画でも観て帰ろうと思い立ち、ネットで映画館を探した。
帰りは羽田空港から飛行機で帰るので、できれば空港に近いところで探してみたら、なんと品川の品川プリンスホテルに併設されたところにシネマコンプレックスがあるということが判明。
早速、品川で途中下車して品川駅前のシネマコンプレックスに行き、15時過ぎからの『鴨川ホルモー』を鑑賞した。
何故この映画にしたかというと、原作が大好きだから。
原作のイメージを崩したくないし、話の内容は非現実的なものなので、映画にはあまり期待していなかったものの、観終わってみると、結構面白くて自分の中では「大アリ」な映画だった。
話の内容はめちゃくちゃなので記載は避けるが、ヒロインの「栗山千明」が秀逸だった。
元々大好きな女優であるが、今回でもっと好きになった。
映画の中では、おかっぱの黒縁眼鏡であだ名が「凡ちゃん」と呼ばれているダサい女の子の役だったが、そんな役に臆することなく、見事に演じ切っていた。
やはり、栗山千明の演技の幅が広さは圧巻だった。
どんなに難くてキワモノの役でも、それを「おいしい」と思って見事に演じ切る本物の女優だ。
この映画で共演していた女優である「芦名星」にはとてもじゃないけど真似できないだろう。
それに、彼女は、

かわいい子は、たとえどんな服を着ていたって、どんな髪型をしていたって、カワイイものはカワイイ。

という俺の持論を見事に体現していた。
最後には自分のダサさに気づいたのか、髪型も格好も今風になるのだが、その変貌振りに見とれてしまい、「かわいいなぁ」と無意識のうちにつぶやいてしまった。
平日の午後で観客が俺を含めて3人しかいない会場であったから良かったものの、そうでなかったら俺は変な人であっただろう。
そんなこんなで、話の内容よりもとにかく栗山千明の素晴らしさが目立った映画である。


上の写真は、映画のエンドロールが流れ終わった後のとても印象的なひと場面。
原作の本の表紙にもなっているが、京都の八坂神社の前の交差点を主人公達が、有名なビートルズのアビィロードの如く、並んで歩くところ。
下の写真は原作の本の表紙。どうやら著者の万城目学もこの場面を実写化したかったそうだ。

次に観たい映画は、5月1日から公開のコレだな。次の出張が楽しみだ!