高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 久米島旅行〜2日目・久米島マラソン完走!〜

久米島ラソンの朝7時30分のスタートなのだが、昨日23時前には寝たこともあり、気分が高揚していることもあって、朝5時過ぎに自然と目が覚めてしまった。
朝風呂に向かうついでに、ホテル前のビーチに出て、サンライズを見る。
あいにく雲があって太陽は見えなかったのだが、水平線のかなたが赤らむ光景はとても素晴らしかった。
天気も良いし、自分のフィジカルとメンタルも良好で、最高のコンディションでフルマラソンに臨めそうだ。



相部屋の方々とスタート会場へ向かうと、スタート会場は凄い人。ランナーの朝は早い。
久米島ラソンは、フルマラソンの出走者数350名、その他の種目も加えても約1500名というこじんまりとした大会。
なので、スタートの号砲と共にすぐに出発。
スタートするまでに何十分とかかり、コースに行列ができて自分のペースで走れない東京マラソンやNAHAマラソンなどの都市マラソンとは大違い。
しかい、良い天気だ。例年そうらしいが、久米島ラソンの日は相当暑くなるらしい。
今日も暑くなりそうだ。水分補給に気を付けねば。
さて、いよいよ42.195kmの旅の始まりだ!


「This is 沖縄!」と言えるような、背丈の高いサトウキビ畑ばかりののんびりとした光景の中をひた走る。

サトウキビ畑を抜けると、海岸線のコースになる。素晴らしい光景だ。朝陽を浴びて絶景を眺めながら走るのは最高の気分だ。





「ちばりょー」というのは沖縄の方言で「がんばれー」ってこと。頑張らずにマイペースで走ります!



コスプレランナーも多数。
この白鳥の格好をしているのは、NHK沖縄の白鳥アナウンサー。
10km地点で苦しそうだったので大丈夫かと思ったけど、完走して翌日のTVでニュースを読んでいたので、凄いと思った。
コスプレランナーは沿道の方々にとって大人気。自分ももうちょっと走るのに余裕が出来たら、こういう風に走りたい・・・

ようやく21km地点に達して、折り返し地点のミーフガーという特徴的な岩壁があるところまでやってきた。


ここの海岸線のコースは浜風もあって暑い中でもとても気持ち良かった。
そして、あとはスタート地点へ戻るだけという状況やこの素晴らしい光景もあって、ランナーズハイになって自然と足が前に出た。体力的にも全然余裕。笑顔で沿道の方々の応援に応えられることもできた。




海岸線のコースを抜けて、朝にいたゴール会場に向かってひた走る。
それにしてものんびりしていて良いコースだ。



37km地点。残り5kmという辺りで長い緩やかな坂道。終盤になってこのコースはキツかった。
歩かずになんとか登りきったものの、その後はガス欠してしまって、ゴールまでが異様に長く感じて辛い旅になってしまった。

終盤にあったこの垂れ幕には元気を貰った。ゴール後のビール、おいしいだろうなぁ。


42km地点。もうゴールは目前。

この暑い環境の中、エイドステーション以外で歩くことなく、走ってゴールまで戻ってこられた。
しかも、ゴールタイムは「4時間46分」と自己ベスト更新!
やっと念願のサブ5(5時間を切ってのゴール)を達成することができた。
自分はタイムよりもファンラン(楽しむマラソン)や完走を目的としているのだが、この結果にはとても嬉しかった。
日頃の走り込みの成果が出たってことだ。


この「フルマラソンを走りきった」「自分自身に勝った」という充実感と達成感は何ものにも代え難い。
本当に気持ちの良い瞬間だ。
これだからマラソンは止められない。
おそらくここにいる完走者達は同じ気持ちを持っていることだろう。

久米島ラソンHP
http://www.kumejima-marathon.com/record/record.html
http://www.kumejima-marathon.com/record/date/2011fum.pdf