高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 種子島2日目・種子島ロケットマラソン完走!

3月18日日曜日、種子島ロケットマラソンのスタート会場に向かう為のバスに乗るために、朝4時30分に起きる。
外は、、、雨。
昨日心配に思っていたが、案の定、雨になってしまった。
雲ひとつ無い快晴だった先週の名古屋シティマラソンから一転、今回は雨の中のマラソンかぁ。
これまでも経験あるけど、こういう過酷な状況であればこそ燃えてくる。
他のランナー達もこれくらいの雨であれば、何の問題も無いであろう。

スタート会場に到着して、いよいよスタート。
フルマラソン参加者は、300人程度。離島マラソンならではのゆるいカンジがまた良い。
そして、スタートの号砲は火縄銃。なるほど、種子島ならではだ。


雨はパラパラで、「曇天」という言葉がピッタリの天候。
かえって涼しいので、ランナーにとっては好都合だ。


10kmを過ぎた辺りから、雨が本格的に降り出した。
この雨のために防水ではないデジカメが完全に破損した為、走行中の写真はほとんど撮れず。
でも、そのおかげでランに集中できた。
その上、島民の皆さんの声援が本当に温かくて有り難かった。
こんな雨の日に沿道に応援にしに来てくれて、
せっかく遠くから来てくれたのに、こんな雨の日でゴメンねぇ。
と言ってくれる。
別に天候の悪さは島民の方々のせいではないのに、こういう風に言ってくれる日本人特有の精神。
日本人って本当に素晴らしいなぁと実感した。日本人に生まれて良かった。


雨の中でも満開に咲く花もあり。春の訪れを感じることができた。
こういう光景を見ると、なんだかホッとする。ランナー達にとって囁かな癒やしだ。

大雨の中、ようやく中間地点に到着。ここからハーフマラソンの参加者はスタートしたようだ。
あと21kmだ。
この程度であれば、毎週日曜日のランニングで経験している距離だから、それを考えればラクなものだ。
「毎週の練習と同じことをすればよい」と思うと気分がラクになった。
これだけでも毎週の練習の成果だ。
30km近く。マングローブのある池もあった。壊れたデジカメで撮っている上に、レンズが濡れているので、ぼやけている。

しかし、種子島ロケットマラソンのコース、アップダウンが多過ぎである。
アップダウンしかない、と言っても過言ではないくらい。
「最悪なコンディションの上にこのコースは辛いなぁ」と、応援して頂ける島民の方々にボヤキながらひたすら走り続ける。

レースも終盤。
30kmを過ぎた辺りが一番辛くて、この辛い時に日頃の練習の成果が試される。
そして、38km地点。
スタート辺りで「綺麗な人だなぁ」と気になっていた美ジョガーがいたのだが、その人のペースについていけず、一旦見えなくなるくらい引き離されたのだが、この地点で追い抜くことができた。
凄いテンションが上がった。ランナーズハイというヤツだろうか。
やはり、コツコツと同じペースを続けてきた人間が最後には勝つのだ。
ラソンは人生に通ずる」とはよく言ったものだ。

最後まで5km30分のペースで走ってきたのだが、終盤はやはりペースが落ちてきた。
目標の4時間30分以内のゴールもギリギリだ。
後方の200m位先には、4時間30分のペースコンディショナーの姿も見えてきた。
ゴールの種子島宇宙センターの敷地内に入ってからも登り坂が続いて、本当に辛かった。
そんな状況の中でも、一度も歩かず、4時間28分でゴール!


本当に嬉しかった。昨年10月の久米島ラソンから、15分以上も自己ベストを更新することができた!
やっぱりこの達成感がたまらない。
こういう自分の身体の成長を実感することができるので、ランナー達はいつの間にかマラソンにハマっていくんだろうなぁと思う。
そして、あんな大雨の中で走っても何とも無く、アップダウンが激しくても歩くことなく、走り続けることができたという自分の身体の丈夫さも再認識できた。
そんな達成感と充実感に満たされながら、種子島宇宙センター内を散策。
今回は、ロケット打ち上げ台まで見学することが出来なくて残念だけど、科学記念館だけでも見ることができて良かった。






ひと通り見終わった後は、バスで一路、種子島空港に向かった後、鹿児島空港経由で帰阪。
種子島だけに、1泊2日のまさに弾丸ツアーだ。
目標も達成できたし、自分のメンタル&フィジカル面の強さも実感できたし、本当に内容が詰まった楽しい旅だった。
ただ観光するだけの旅行よりも、何かに挑戦して、その結果、自分を知れる旅行をこれからもどんどんしていこうと心に誓った。
http://rockemara.jp/course.html