高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 鳥取マラソン:楽しいスタート前から一転、厳しい展開でも何とか完走

3月16日日曜日、鳥取ラソン当日。
朝9時に鳥取砂丘をスタートする為に、鳥取駅から出発する7時頃の無料送迎バスに乗って再び鳥取砂丘へ。
2週間前の静岡マラソンとは異なり、今日は快晴のマラソン日和だ。
でも、朝はまだまだ気温が低く、風があって寒い。
スタート会場に早く着いたものの、待機している場所が屋外なので、寒さに耐えながらストレッチをしながらスタート時間を待つ。これはもし雨が降っていたら大変な事になっていただろう。


スタート直前、自分は目標タイム3時間半から4時間以内のブロックの最後尾に並ぶ。
すると、凄いサプライズが!
コースの隣に停まっていたトラックの荷台が急に開き始め、そこには大会運営側の関係者の他、ゲストランナーであるAKB48ラソン部の3人と西谷綾子さんが現れた。

AKB48ラソン部のスポンサーであるアシックスの創業者である鬼塚喜八郎氏は鳥取出身のため、初めて参加する大会を鳥取ラソンにし、ここ鳥取砂丘から鳥取県庁までの約9kmを走るそうだ。
本来であれば、AKBファン達でごった返すであろうに、AKBをこんな間近で見られるとは。
スタート前からテンションが上がって、スタート前に待機している退屈さを忘れて、熱狂的なAKBファンよろしく、写真を撮りまくった。
高城亜樹さんと藤江れいなさん、やっぱり可愛い。
そして、ランニングスタイルがよく似合う。


鳥取県知事の平井伸治知事もご挨拶。
この人は終始笑顔で愛想が良く、スピーチも面白くて、スタート前のランナーの緊張を解してくれた。
鳥取県PRの動画で「鳥取県は日本で唯一スタバが無い県ですが、日本一のスナバがあります。」とコメントしていた事を思い出す。
こういう知事だと県民も親しみが湧くだろう。

そんな平井知事がAKBを「鳥取県スポーツ応援大使」に任命。

鳥取県倉吉市出身で、女性芸能人最速の3時3分という驚異的なタイムを持つ西谷綾子さんもゲストランナー。
2週間前の静岡マラソンにも来ていて、自分と同じ行動をしているな。

スタート直前、カウントダウンを平井知事とAKBが実施。3人共、元気でかわいい。
数多くマラソンに参加してきたが、スタート前までこんなに楽しい大会は初めてだ。
ランナー達を飽きさせない演出に感謝!
スタートまで40秒前!

10秒前!

いよいよ鳥取ラソン、スタート!
防砂林に囲まれた道をランナーが一斉にスタート。

西谷綾子さんとハイタッチ。いい笑顔で元気をもらった。

スタート直後から結構な登り坂。
でも、青空の下、鳥取砂丘を眺めながら気持ち良くランニング。青空と砂丘コントラストが映える。




スタートから約3km過ぎ、西谷綾子さんに早速抜かれる。やっぱり速いわ。とてもついていけない。

10km近くの鳥取城跡。今は石垣を残すのみ。

本大会のメインスポンサーの新日本海新聞の社員の方々も応援。

鳥取県庁前だ。ここでAKBのランナー達は終わりのハズだ。そのためもあってか、沿道の応援が凄い賑やか。


鳥取市内から離れて一気に畑と山が広がる場所を走る。
遠くにみえる山々が神秘的で、如何にも因幡万葉の里という雰囲気だ。
しかし、吹きっさらしで春一番のような風が凄い。


中間地点手前、連続して坂道を登るコース。まだ中盤なのに、何だか調子が悪い。
この大会に出て失敗したと思ったのは、この大会のコースは結構アップダウンが多かったこと。事前にチェックしておくべきだったと後悔。
そして、天気が良過ぎて暑かったこと、風が強かったこと、何よりもここのところの連続フルマラソン出場で疲れが溜まっていたためか、ヒップ(臀部)の違和感が序盤から発生して、21kmしか走っていないのに全然調子が上がらないコンディションの悪さが失敗レースにつながってしまった。


そんな調子の悪い展開でも、沿道の方々は元気に応援してくれるので、頑張る。
地元の元気なおばあちゃん達も自分の家の前で応援。有り難いなぁ。

25km過ぎ、J2のガイナーレ鳥取のホームスタジアムであるバードスタジアム前を左折。
あぁ、やっぱり調子が悪い。ペースが早くもガタ落ち。

子供達に人気のゴム人間もお疲れのようだ。
ゴム人間もストレッチ(筋肉を伸ばす)するんだなぁ。どこまでも伸びそう。
と心の中で少し笑えた。

千代川に架かる円通寺橋を渡ったところが30km地点。

エイドステーションでは、鳥取名物の砂丘らっきょうが振舞われた。
ランニング中にらっきょうか。
らっきょうは大好きなのだが、今は自分的にちょっと微妙。

30km地点到達。20kmからここまでの10kmは調子が悪くて、本当に辛かった。
でも、あと12kmだ。このペースではとてもじゃないけど自己ベスト更新はムリなので、とにかく気持ち良く走る事ができるように、ここで少し休憩してしっかりストレッチをして、ゴールを目指す。

下半身をストレッチしたおかげで、臀部の違和感は一時的になくなった。
どうやら走ることで大臀筋辺りの筋肉が緊張する事によって起こる違和感のようだ。
もっと早くストレッチをしておけば良かった。
終わりが見えた事で精神的に安心できた事に加え、下半身の緊張も解れた事で少しだけ調子が戻ってきた。
37km地点で、残り5km。おいおい、また登り坂だ。アップダウンが多いコースだ。
しかし、調子が戻ってきたので、ここで歩くワケにはいかず、何とか走って登りきる。


登り坂を登った後は、得意の下り坂ということで一気に駆け下りる。

そして、40km地点。
30km以降、調子が取り戻せた40km辺りまでが快調に、そして颯爽と走る事が出来て一番気持ち良かった。
が、40km以降、そのペースが続けられない。残り2kmが本当に苦しい。

41km過ぎ。ここにも登り坂。キツイ。

42km。あともう少しでゴール地点のコカ・コーラ陸上競技場があるコカ・コーラウエストスポーツパークだ!


ゴール地点のコカ・コーラ陸上競技が見えてきた!



なんとかゴール!

ゴールできたものの、疲労困憊。こんな状態で6月は大丈夫かと心配になる。
結果的に、鳥取ラソンのコースのアップダウンの多さなどで完全にペースを崩されてしまって、典型的な失敗レースだった。
後半にペースが上げられないレースがこんなに辛いとは。それ再認識できただけでも良い経験だった。

ゴール会場にも鳥取名物の砂丘らっきょうが振舞われた。


完走したでぇ〜タオルもゲット!

辛い展開だったけど、これも良い思い出だ。楽しかった。
さて、2月、3月は怒涛の月2回のペースでフルマラソンに出場し、無事、全て完走することでき、体力的にも自信ができた。これでマラソンで25県目を制覇する事ができた!
3月でマラソンのシーズンが終わり、4月以降はフルマラソンが激減し、春先はハーフマラソンが増え、いよいよ6月にはウルトラマラソンのシーズンがやって来る。
今年の2つ目の目標であるサロマ湖100kmウルトラマラソンまであと3ヶ月だ!