高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 とくしまマラソン後半:無事、ゴール!

4月21日のとくしまマラソン後半戦。
約27km地点。半分を越えたばかりでまだまだ距離もあって、精神的に一番辛い場面だ。
石井町というところにある大規模なエイドステーションにて、徳島の郷土料理である「そば米雑炊」を振舞っていた。自分は走っている最中に食べると、胃腸障害になるので、食べたかったけど、我慢して先を急ぐ。

30kmを過ぎた辺りでは、白装束のお遍路さん達もエイドで応援してくれた。
「完走結願」と書かれた御札をもらって、元気が出た。


そして、ようやく徳島市に戻ってきた。徳島市の象徴である愛しの眉山も彼方に見えてきた。ゴールまであとちょっと!


ここで、ゲストランナーの高橋尚子さんがコースの中央に立って、我々を応援してくれていた。
市民ランナーひとりひとりを応援してくれるなんてかなり嬉しい。
疲れてきていたので、束の間だけど、テンションを上げてハイタッチ!

36km地点近く。膝が痛くなってきたので、一旦止まって屈伸をして再び走り出そうとすると、後ろから先程、コース上で応援してくれていた高橋尚子さんがたくさんの市民ランナーを引き連れて、凄いペースで追い越していった。
自分もついて行きたかったけど、速過ぎてあっという間に置いていかれてしまった。さすが、金メダリスト!

更に走っていると、この大会の名物のひとつと聞いていた妖怪達の集団が。
疲れているのに、笑顔になって彼らともハイタッチ!
本来であれば短調で退屈な堤防の一本道なのに、こうやって我々の疲れた心を和ませてくれる。
本当に有り難い。

38km地点に到達。ようやく長かった堤防のコースが終わって、市街地コースに戻ってきた。
ここでは、JALの社員の方々がエイドで応援してくれた。
JALスカイタイム、久し振りに飲んだ。ゆず味が身体に染みる。おいしい!



ここで徳島市香川県高松市を結ぶJR高徳線の橋梁をくぐる。ちょうど1車両の電車が通っていた。

そして、ようやく40km地点に到達。疲れたー。足がパンパンだ。

残り1kmの41km地点に最後のエイドステーションがあった。
こんなゴール直前にまでエイドがあるなんて驚いた。
とくしまマラソンは、エイドがたくさんある上に、ドリンクや給食が充実していて、本当にランナーに優しかった。

ゴール地点の徳島市陸上競技場に到着!

36km地点で抜いていった高橋尚子さんもゴール手前でランナー達をお出迎え。

そして、無事、ゴール!
堤防コースの風が凄かったけど、天気がもってくれたおかげでとても楽しく走ることができた。
でも、タイムはというと、4時間30分。
ベストタイムが4時間15分なので、かなりペースが遅かったようだ。
最初に抑え気味で走って、後半、ペースを上げようとしたものの、結局スタミナ切れで後半にペースを上げられなかったのが影響したらしい。まぁ、完走できたからそれでよし。

完走後、完走したランナー達にうどんが振舞われた。
讃岐うどんかと思ったのだが、全くコシがない。
でも、完走した後だと何でも美味しい。何よりも温かくて生き返った。

完走賞と完走メダルと、徳島名物のフィッシュカツ。

こうして、14回目のフルマラソン挑戦も無事達成できた。
束の間だったけど、徳島市は名物が多くて素晴らしい街だったし、我々を応援してくれた徳島県民も素晴らしい人ばかりだった。
そんな徳島で開催されるとくしまマラソンの人気の理由がわかったような気がした。
完走後の充実感と達成感に溢れる中、徳島から高速バスで早々に帰阪。
バスの中では気持ち良く爆睡。至福の時だった。
明日からまた仕事が始まるけど、元気に頑張れそうだ!