高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 初詣ランニング(大阪府東大阪市・石切神社→奈良県生駒市・宝山寺)

1月12日日曜日、普段は堺筋本町の自宅から西へ向かって大阪港へ向かうのだが、今回の早朝ランニングは初詣を兼ねるために東へ向かって、山側、つまり生駒山側へ走る。
中央大通沿いを11kmほど走って、中央大通の東の末端、生駒山の麓にある石切神社へ到着。
この神社はこれまでも早朝ランニングで何度か来た事があるのだが、今日は年明けであることもあって、神社の前は車が大渋滞で、神社内は初詣客で大賑わい。こんな光景は初めてだ。

石切神社は2つの百度石の周りを百回回って願う「お百度参り」が有名なのだが、この日は何十人の参拝客がぐるぐると回っていた。
いつもは数人なのだが、皆様、ご苦労さまです。


石切神社での初詣、完了。
参拝客で賑わう中に、ランニングスタイルの自分がいると違和感を感じるので、自意識過剰な自分は早々に退散。

これまで生駒山に向かって東へランニングした時の中間地点としている東石切公園からの眺め。
ここから臨める東大阪市の景色は相変わらず綺麗だ。

その後は、近鉄奈良線の額田駅近くにある枚岡公園内を走って、お馴染みの国(酷)道308号線を走って(登って?)、暗峠へ到着。
相変わらず国道308号線の急峻な坂道は凄い。
とてもじゃないけど、走る事はできない。
この坂道をもし走ることが出来るようになれば相当な脚力だろうと思うが、とてもじゃないけど未来永劫無理そうだ。

暗峠を越えた後は国道308号線を下って麓の南生駒まで行くのだが、今日は途中で国道308号線を外れてみる。
昨年末に自分と同じように峠越えのランニングをされていたランナーがこの分かれ道を上に登っていったのをみて、自分も行ってみようと思い立ったからだ。
どんな道なのか、どこに辿り着くのか、ドキドキして楽しみだ。

いざ走ってみると、何の変哲もない、自動車も人も全くいない静かな田舎の山道。
でも、それが楽しい。こういったことがないとまず行くことは無い道を走っているだけで、非日常を感じられてテンションが上がる。
そして、生駒山の中腹にある鬼取町からの生駒市の眺め。美しい。
しばし立ち止まって、ここからの絶景と透き通るような青い冬空に見とれる。


鬼取町から延々と生駒山の中腹にある道路を走って、「よくこんな不便な場所に家を建てるなぁ」と考えながら走っていると、2つめの目的地である、生駒山の山腹にある宝山寺に向かうための参道の石階段に出た。聖天通りという参道で、古い旅館が立ち並び、門前町の風情を残している。
ただ長い登りの石階段なので、年配の方にはキツイ。
この日も地元野球部がこの参道を登ったり下ったりしながら練習していた。
でも、年配の方でも参拝できるように、生駒駅から出ている日本最初のケーブルカーがあるので、大丈夫。


少し石階段を登って宝山寺が見えてきた。

宝山寺に到着。
ここも、石切神社と同様に、たくさんの初詣客が来られていた。


宝山寺での参拝を終えた後、参道にあった露店で一服。
甘酒が売られていたので、冷えきった身体を暖めるために、300円で買ってみた。
すると、おばさんに「お好みで生姜をどうぞ。」と言われる。
訝しく思いながらも試しに生姜を入れて甘酒を飲んでみると、その美味しさが衝撃的だった。
走った後の充実感もあったためだろうが、甘酒と生姜の意外な組み合わせが本当に美味しかった。


甘酒の美味しさの衝撃の余韻が残る中、宝山寺の参道を下って、生駒駅がゴール。
生駒駅前のぴっくり通り。変な名前。

約23kmの早朝ランニング完了。
いろいろなところに立ち寄りながらゆっくり走ったので、もう12時近くになってしまった。
初めて走る道を走って、先が分からないドキドキ感や刺激があるランニングで本当に楽しかった。
しかし、あの宝山寺で飲んだ甘酒が美味しかったなぁ。
今回のランニングでの一番の発見だ。
あの美味しさが忘れられないので、今度、コンビニで甘酒を買って、生姜を入れて飲んでみよ。