高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 ツツジを見るために生駒山へランニング

5月9日日曜日。
実家でのダラダラ不摂生生活から、有給休暇をもらっていた6日に帰阪。
溜まったカロリーを消費するために、6日に帰阪した流れで大阪城ナイトランニングをして10km。
G.W.最終日の9日日曜日朝には、生駒山へ向かってランニング。
前日の夜、Bluetoothのイヤホンでスマホの音楽を聴きながら寝落ちしてしまったため、アラームに気付かず、予定していた時間に起きられず、朝遅めのスタート。仕事やレース前で同様の失態をしないように気をつけねば…
玉造駅迄のほんの数?で朝から意識高く走っている同志達と6人もすれ違った。自分と同様にG.W.で溜め込んだカロリーを消費するためか、昨今のブームのためか。自分も負けていられない。
布施駅辺りから県道24号線に入って、ずっと東へ走る。
15km走って近鉄奈良線瓢箪山駅辺りから生駒山に行くための登り坂がスタート。
登り坂を他のトレッカーの方々と同様に歩いていては練習にならないので、ここは苦しいけど走って登った。
そうして、生駒山の登山道の入り口である、らくらくセンターハウスに到着。

ここから眺める東大阪市の眺めは素晴らしい。坂道を走って登って来たご褒美だ。息が上がった呼吸を整えながら、しばし景色に見とれる。


標高600mを超える程度しかない生駒山のトレッキング開始。
さすがにここは走っては登れないが、早歩きで登って、目的としていたツツジが咲き誇るつづら折りの道にやって来た。
昨年もG.W.明けに来ているので、道は覚えていてすんなり来る事が出来た。
日曜日なだけあって、たくさんのトレッカーや自分と同じように走ってここまで来ているランナーでたくさん。
両側がツツジで囲まれた道を登って見晴台へ。

この場所が一番きれいにツツジが見られるので、ここでひと休みしている方々がたくさん。
昨年と同様に素晴らしい景色だ。こんな光景は全国でも珍しいのではないだろうか。


しかし、近くまで行ってよく見ると、茶色くなって萎んだ姿が多々見られたし、見晴台から見ると、緑色のところもちらほら。どうやら見頃はG.W.前半だったみたいだ。
ツツジには桜のような散り際の美しさは無く、どちらかと言えば醜い。それが桜ほど人気がない所以かな。
ツツジの風景を十分に楽しんで、この日の目標を果たした後、大阪府民の森を走って国道308号線に出て、暗峠にやって来た。

この日は日射しが強くて暑く、登りで大量に汗をかいたので、峠の茶屋すえひろに寄って、今年初のかき氷、ミルク金時をいただいた。疲れが無くなって生き返った。走った後のかき氷は本当に美味しい。今年の夏は、ここでのかき氷目当てに、国(酷)道308号線を登って、脚を鍛えるのもいいかも。日曜日は朝9時30分開店らしいので問題無い。


ひと休みした後は、国道308号線東大阪市側に駆け降りた。
暗峠辺りには小さな集落があるのだが、この辺りで獲れたのであろう、大きく育ったタケノコが置いてあった。デカい!

相変わらず国道(酷道)308号線の激坂っぷりはスゴイ。
激坂を物語るこのS字カーブには、自動車のタイヤ痕がたくさん。自動車でここに来るのは無謀だ。
今回は下って走っているのだが、スピードが出過ぎるのを抑えるのが大変で、太腿がパンパンになった。


激坂が終わって住宅街に入ると、国道308号線沿いの道端に、白い松葉菊がびっしり。白い花で緑色の部分がほぼ見えない。恐らくここを通る人は何とも思わないのであろうが、自分はかなり驚いた。



近くで見ると、確かに菊みたい。

葉が多肉質なのが特徴的。

隣には、虞美人草(別名:ひなげし)も咲いていた。かつて虞美人が自決したときの血がこの花になったという伝説があるが、確かに血の色だ。中央が黒い花も、開花前の姿もどこかグロテスク。とても妖艶な花だ。


その後、せっかくここまで来たので、石切神社に参拝。この日も熱心にたくさんの方がお百度参りをされていた。


そして、新石切駅で日曜日の早朝ランニング終了。約26km走った。


地下鉄中央線で帰宅した後、昨晩のムチュアマドリードオープン準決勝の錦織vsジョコヴィッチを観戦。
今年3度目になる対戦は、錦織が負けたものの、これまでの中で一番世界1位に肉薄した熱戦で、第2セットでマッチポイントを握られながらブレイクバックした粘りには興奮した。
各ツアーで準決勝まで当たり前のように勝ち上がる強さ、地上波でグランドスラムだけではなく、ATPツアーまでもこうして中継される現状に変えてくれた影響力に尊敬を覚えた。
同じくスペインで前週に開催されたバルセロナオープンでも決勝まで勝ち進み、ラファエル・ナダルに敗戦して準優勝。

1年のうちに何度もビッグ4と対戦して良い経験をしているので、ビッグ4に勝てる日が来るのもそう遠くないように思える。

それにしても、ムチュアマドリードオープンはボールパーソンに他大会で見られるような少年少女ではなく、露出度の高いウェアを着たスタイルの良い女性モデルを起用しているため、真剣に戦っている両選手よりもそっちに目が行ってしまう。選手達も男だから気が散ってしまうのではないかと余計な心配をする。