高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 生駒山・大阪府民の森のツツジが見事!

5月10日日曜日、度々走りに行く生駒山大阪府民の森にある「なるかわ園地」という場所で、この時期は見事なツツジが見られるという噂を聞きつけて、4月頃から大阪府民の森のホームページにあるブログを定期的にチェック。
ゴールデンウィーク終盤の5月5日頃にツツジが満開になったとのことなので、すぐにでも走って行きたかったものの、帰省していた都合などで行けず、やっと5月10日日曜日朝に出掛けることが出来た。
ツツジの見頃の時期は早くに終わってしまうので、来週末になってしまったら手遅れだ。見に行くなら今日しかない!
大阪市中央区役所をスタートして松屋町から国道308号線に入って東へ走り、新深江の内環状線を超えた辺りで南下して、布施の大きな商店街を走ってみる。
こっちに来てこの東大阪市の布施はこの商店街が有名でよく聞いた事があったが、ここがその布施だ。この布施駅で近鉄奈良線近鉄大阪線が分かれる。

近鉄大阪線とJRおおさか東線が交わる俊徳道駅を通過。やっぱり「しゅんとくみち」と読むんだね。読み方が気になっていた駅だったので、すこしスッキリ。
ここまで初めて走る道であったこともあり、道が合っているかが不安になりながら走っていたが、ここからは県道24号線に沿って東に行けば、目的の生駒山に着くのでひと安心。

県道24号線を走っていると、激安の自動販売機を発見。大阪市内で見掛けるものよりも更に安い。如何にも大阪らしい珍百景だ。150円の500mlペットボトルが半値以下とは・・・せっかくなので、ここで水分補給。

生駒山の麓にある近鉄奈良線瓢箪山(ひょうたんやま)駅に到着。面白い名前の駅だ。

ここから生駒山の麓に行くまで、坂道を走って登り、生駒山の麓にある「らくらくセンターハウス」に到着。

今日は快晴であったこともあって、自分と同じようにツツジ園を見に来たのであろう、トレッキングを楽しむ方々がたくさん来られていた。
生駒山の中腹にあるここからの眺めは素晴らしかった。

こんな景色を眺める事ができる場所に週末にトレッキングでやって来て、ベンチに座ってのんびりと語り会う老夫婦。
こんな風に2人で同じ趣味を楽しみむ事ができる夫婦が自分の理想だ。

そして、ここは、トレッキングを始める方々の最後の休憩所。
自分も少し休憩し、登山中の水分補給のためのペットボトルを持って、今日の目的地であるツツジ園に向け、いざ生駒山のトレッキング開始。
生駒山に来るまでで既に16km近く走ってきているので、さすがに少し疲れながらもトレッキングを楽しんでおられる方々よりも速めのスピードで山道を登っていくと、急にアスファルトで舗装された道路が現れ、ツツジに到着!
スゴイ!道路の両側に、壁のようにツツジが咲いている!!




そして、この両側にツツジが咲いているつづら折り(勾配を上り下りする道がジグザグ状に急カーブの折り返しで連続している)になっている道を見下ろすこの景色こそ、自分が見たかった景色だ!!
おぁ、素晴らしい!自分が大阪府民の森のブログを見掛けて、是非見てみたかった光景が眼前にある!圧巻の光景だ。




ただ、やはり満開のツツジの時期を少し過ぎてしまっていたためか、少し緑色が目立ち、近づいてみると、ツツジが枯れて茶色く汚くなってしまっていた。もうちょっと早く来る事が出来ていれば、もっと綺麗だったのであろう。
それに、この日は絶好の行楽日和だったので、自分と同じようにこのツツジを見に来ているトレッカー、そして生駒山のアップダウンの激しい縦走路(「生駒ボルダー」と言うらしい)を利用してランニングの練習に勤しんでおられるランナー達で、この日は観光地のように大賑わいであまりゆっくりのんびり出来なかった。
ツツジを十分に見た後は、舗装された生駒山の縦走路を走る。
生駒山上から見下ろす東大阪市とその向こうに見える大阪市の風景は、いつ見ても素晴らしい。癒される。ここまで苦労して登ってきた自分達へのご褒美だ。

そして、国道308号線と合流する地点に到着。なるほど、ここに出るのか。
やっと見慣れた道に辿り着いた。
ここまで初めて走る道だったのだが、ここからは何度も走った道なので、迷う事無く走られる。


ここまで来ると、暗峠は目と鼻の先なので、せっかくなので、お馴染みの暗峠に立ち寄ってみる。


朝早くに出発したものの、ランニング且つトレッキングで昼が近かった事もあり、暗峠の峠の茶屋が開店しており、トレッカーの団体様で賑わっていた。
最近、トレッキングやトレイルランニングがブームになっている事もあって、旅番組などでもこの暗峠が度々紹介されている事もあってか、この峠の茶屋を訪れた有名人の色紙がたくさん飾ってあった。
暗峠が全国的にも有名な理由は、ここに来るために通る必要がある国道308号線が過酷過ぎ(通称、酷道308号線)、斜度が30%を超える急峻な激坂があるためである。
先日、NHK BS1の「ランスマ」の後に放送されている自転車専門番組「チャリダー」で、坂を愛する俳優の猪野学さんがこの激坂を一度も足を地面につく事なく、暗峠まで登りきった姿を観て、彼を見直したのを思い出す。
走って登るのと同じくらい、自転車でこの激坂を走るのは大変なのだろうと思うが、本当にスゴイ。
彼と峠の茶屋の方々の記念写真も飾ってあった。

せっかく開店していたので、自分も立ち寄って、頑張った自分へのご褒美として、ミルク金時のかき氷を注文。
この暑さの中でのかき氷、かなり美味しかった。

このかき氷で完全復活。まだまだ走る事は出来そうだったが、ここまでトレッキングも含めて20km以上走ってきているので、練習でこれ以上走ると疲れを残しかねないので、国道308号線の激坂を東大阪市側に駆け下りて、最寄りの駅でゴールにする事にした。
生駒山を降り、下界に戻ってきた。

住宅地の一角で、白色の芝桜がびっしり咲いていて、とても綺麗だった。
北海道や埼玉県秩父市羊山公園などのような有名な芝桜のスポットが大阪には無い為、今年も一面に広がる芝桜を見る事が叶わなかった。これだけでも十分に綺麗なのに、この花が一面に咲いていたら、どれほど綺麗なのだろう。来年は見てみたいものだ。

そして、生駒山の麓にある中央線の新石切駅前に到着して、この日のランニングは終了。
結局、この日は走り過ぎてしまって、約28kmも走ってしまった。練習なのにやり過ぎだ。
5月後半は用事が多くて、満足に走られなさそうなので、こうやって前半に走行距離を稼いでおくとしよう。
それにしても、生駒山の自然は素晴らしかった。
四季折々で様々な姿を我々人間に見せつけて魅了してくれる。
自分が癒されるものは、やはり人工的な造形美ではなく、自然が織り成す自然美だ。
次は、6月中旬過ぎに見頃になる「あじさい」を見に来よう。