高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 ちばアクアラインマラソン:前日に東京湾アクアライン・海ほたるPAへ

10月18日土曜日、翌日に千葉県で開催される「ちばアクアラインマラソン」に参加するために、朝7時過ぎ発の羽田空港行きの飛行機に乗るために、朝4時30分に起きて、始発で関西空港に向かう。
こんな無茶な早起きも、楽しみがあるとパッと目が覚めるから不思議だ。普段とは大違い。
千葉アクアラインラソンは、2年前の2012年に第1回大会が開催されて、自分もエントリーしていたのだが、同日開催の四万十川ウルトラマラソンへの初挑戦を選択してしまった為、参加出来なかった。
そのため、2年越しの初挑戦になる。この日を待ちに待っていた。
仕事の出張で貯めたマイルによる特典航空券を使って羽田空港まで行き、そこから高速バスを使って、明日の舞台になる東京湾アクアラインを使って、1時間もしないうちに千葉県の木更津市に到着。すごい便利だ。
木更津駅前でレンタカーを借りて、まずは前日受付のために木更津市民体育館へ。
たくさんのランナーが集結していて、テンションが上がってきた。


会場には、たくさんのスポンサーブースや千葉県の特産品を扱うブース、B級グルメの屋台などがたくさん集まっていたので、腹ごしらえとして、木更津市の隣の市の袖ケ浦市のご当地ラーメン、ホワイトガウララーメンという牛乳ベースのラーメンを食す。粉チーズを入れて食べるラーメンなんて珍しい。
そして、袖ケ浦市ゆるキャラは「ガウラ」という恐竜だ。


千葉県に来たは良いものの、千葉県内の主要な観光スポットに行くには時間がかかり過ぎ、前日の観光はできそうにない事が下調べの段階で分かっていたので、今回は慌ただしく観光するのではなく、会場でゆっくりする事に決めていた。
そこで、隣接する木更津市民会館内の前日イベントをゆっくり見物。
応援メッセージで、千葉県市原市出身の小島瑠璃子が登場。

幼稚園児達のマーチングバンドも我々ランナーを歓迎。

そして、スペシャトークショーとして、森田健作千葉県知事が登場。
この人のおかげで、東京湾アクアラインを貸切にしてマラソンを開催するというあり得ない事が2012年に実現した。
千葉県内にたくさんあるゴルフ場などから、休日に東京湾アクアラインを通行止めにする事に対して猛反対を受けたものの、地元住民を説得して開催にこじつけてくれたそうだ。毎年開催は難しいらしいが、それでも第2回大会を開催してくれて本当に感謝。

千葉県のゆるキャラチーバくん」と、木更津市ゆるキャラきさポン」も。

このチーバくん、調べてみると、千葉県内に住む不思議な生き物とされ、犬ですらないらしい。
そして、チーバくんを横から見たこの形が千葉県の形をしている事を知って驚いた。
耳の先端が銚子市で、首の延髄の曲線が九十九里浜、足の辺りが館山市、鼻のでっぱりが我が母校の東京理科大学薬学部がある野田市、意外とメタボな体型である腹の辺りがここ木更津市辺りってことだ。
そして、秀逸なのがトレードマークのような出している舌。これは、東京ディズニーランドがある浦安市だ。
この舌にも意味があったのだ。
よく考えられているなぁ。この愛らしい姿もあって、チーバくんを好きになってしまった。


本大会のPR大使である、千葉真子さんも。この人の元気さと声が好き。

そして、PR大使でゲストランナーの吉木りささんも来場していた。
この人はTVやグラビアで何度も見ているが、本当にかわいい。
初めてこんな近距離で見たが、思っていた以上にかわいい。特に笑顔と声が。
ファンの如く、一眼レフカメラで彼女を撮りまくってしまった。
明日は、ハーフマラソンに初挑戦するそうだ。翌日、制限時間ギリギリで何とか完走されたそうだ。





会場での目的は果たしたので、明日の舞台となる東京湾アクアラインへ下見へ行ってみる事にした。これをするために、わざわざレンタカーを借りたのだ。
東京湾アクアライン連絡道に入って、早速、東京湾アクアラインへ。
通行料は、一般だと普通車3,090円するのに、ETCだとなんと800円!
4倍近い料金差にびっくり。これも森田健作知事の力だそうだ。
しまったぁ、ETCカードを持ってこれば良かった。レンタカーを使った旅行に慣れていないので、持ってきていなかった。不覚・・・
東京湾アクアラインからの眺めは明日ゆっくり走りながら見れば良いとして、今日は東京湾のど真ん中にある海ほたるPAに行く事が目的。
明日は海ほたるPAで折り返しても、中まで散策はできないからだ。
海ほたるPAに自動車を置いて、中を散策。
海ほたるPAからの東京湾とその向こうに広がる東京や川崎市横浜市の眺めは、天気が良い事もあって、とても素晴らしかった。
ただできれば見てみたかった富士山は見えなかった。千葉県から見た富士山も美しいと期待していたのだが、やはり冬のような澄んだ空気の日が好ましく、この時期に見られる事は滅多にないそうだ。
海ほたるPAから川崎市側の海には、風の塔と呼ばれる海底トンネル内の換気施設がある。
羽田空港に発着する飛行機が海ほたるPAの上を行き来していている。



彼方にはレインボーブリッジに東京スカイツリーが見える。


そして、先程まで居た千葉県の房総半島側からの眺め。
海ほたるPAは、地上と海底トンネルの境目にあるため、トンネルから出て木更津側に向かう車とトンネルに入って川崎市側に向かう車が見える。
明日は、この下で折り返しだ。

海ほたるPAには、ここと川崎市を結んだ海底トンネルを結ぶために使用した直径約14mのカッターフェイスが展示されていた。でかい、これで海底トンネルを掘り進んだのかと思うと驚き。

青い空、青い海。ずっとここに居たい気分に駆られるが、十分景色を堪能したので、海ほたるPAでUターンして木更津市に戻る。
まだレンタカーを返すまでに時間があったので、東京湾アクアラインの全体像を眺められると聞いていた、袖ヶ浦海浜公園に立ち寄ってみた。
東京湾アクアライン、遠目から見ると平坦に見えるが、海ほたるPA直前は少し盛り上がって坂になっている。実際走ってみると、結構な坂だったので、あそこは大変そうだ。
富士山が見られれば良かったのだが、夕陽が綺麗だ。夕陽が沈むまで見たかったが、それを待っていると、レンタカーの返却時間を超えてしまうので、そろそろプチ観光は終了。


レンタカーを返却して木更津駅に戻った後は、宿泊先の最寄り駅である隣の君津駅へ。
10月18日は、木更津市に新しいイオンモールが開店する日と重なってしまったようで、木更津駅周りのホテルは満室だったので、スタート地点の最寄り駅の隣駅の君津駅から更にタクシーで片道約4,000円もかかってしまう山奥にある「大江戸温泉物語 君津の森」というホテルに宿泊。お台場にある大江戸温泉物語の系列のホテルのようだ。
温泉以外にも遊ぶ場所が併設されていて、子供を連れたファミリーばかりが宿泊していて、自分のように1人で来ている宿泊客は少なかった。
でも、広い温泉でゆっくりできたし、周りは森で、都会のように余計な誘惑が全く無く、早く眠る事が出来たので良かった。

今日は、日本人の叡智により造られた東京湾アクアラインを下見できて良かった。
明日、あそこを走る事が出来ると思うとドキドキする。楽しみだ。