高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 NHK BS1「GREAT RACE」に感動!

NHK BS1で面白い番組が始まった。
その名は「GRAET RACE」。
世界中の過酷なアドベンチャーレースに出場する選手達に密着したドキュメント番組だ。
2014年昨年末から2015年2月までに4回放送され、砂漠で何日間にも亘って開催されるマラソンや、マウンテンバイクを何日間も乗り続けるレース、女性3人のチームでバイクやマラソン、ボートをこなすレースなどが紹介されたが、やはり自分はいちランナーとして、年明け早々に放送された、マダガスカル島大自然を舞台に開催された、7日間で250kmを走破するレースの模様が一番面白かった。
レース終盤、ボロボロになった身体を引きずりながらもゴールで待つ娘に会うために前を向いて進み続け、笑顔で言葉少なにこう答えるレバノンのランナーに感動。

I choiced this.
(自分でこれ(この大会の出場)を選んだ。)
So, I can't say anithing.
(だから、誰にも文句を言えない。)
I have to finish.
(絶対に成し遂げないといけないんだ。)

そのとおり。今の過酷さに文句なんて言ってられない。過酷さの先にある達成感や喜び、感動を見ながら前へ進むのがランナーだ。


真っ暗になって夜通し走る事になっても、身体中は痛くて辛いハズなのに、決して弱音は吐かない。
笑顔で「I'm still alive.(まだ生きてるよ)」と言って笑って見せたり、「I have been a nice experience. And I think it makes me stronger!(素晴らしい体験をしています。この経験が私を強くしてくれます。)」と言って、「Keep going!(前進あるのみ!)」と気力と精神力だけで前へ一歩一歩進んでいる。
マダガスカルの大いなる大自然に包まれて、非日常を楽しんでいるランナーもいた。
番組に出てくるすべての選手が過酷さや自分の極限状態を楽しんでいた。
そんな彼らの走る姿に感動を覚えた。
そして、念願のゴールシーンでは、喜びを大爆発。7日間も苦しみ続けてきたのだから、喜びも感動もひとしおだろう。





It was easy. What is the next one?(簡単だったよ。次はどこ?)」と言って、おどけて見せるランナー。


苦しかった7日間を走り終えた事の感動が押し寄せてきて、むせび泣くランナー。
長い長い苦しみもゴールという目標が達成できた時点で良い思い出に変わる。マラソンとはそういうものだ。


そして、最後のナレーターの三浦貴大のことばにも感動。

長い苦しみの果てに手にした達成感、自分の限界を超えたという自信が、自分の人生を変えていくのだ。

自分も初めてフルマラソンを完走した時、初めてウルトラマラソンを完走した時、自分の人生観が変わった事を思い出す。
それにしても良い番組だ。
自分もいちランナーとして番組に出てくるランナー達の言う事やレースに臨む姿勢などに共感できる点が多々あったので、なおさら面白かった。
3月はどんな内容かな。楽しみだ。
GREAT RACE
http://www4.nhk.or.jp/greatrace/