高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 トライアスロンでの自転車事故に戦慄を覚える

8月23日に金沢県の能登半島にある珠洲(すず)市で開催された「トライアスロン珠洲大会」。
毎日ブログを更新して、日々のランニングやバイク、スイムの練習記録を残し、毎週のように日本各地のレースに出場されていて、自分も感化されていた方が出場すると聞いていた大会だったので、完走レポートのブログを楽しみにしていたのだが、大会終了後も一向にブログが更新されない。
どうしたのだろうと思って、その方のTwitterを覗いてみたら、衝撃の事実が。
その大会でのスイムの後のバイクでの走行中、コースを外れて対向車線にはみ出してしまい、対向車と正面衝突するという大事故に遭ってしまい、頚椎骨折腓骨骨折という重傷を負われてしまったとのこと。
頚椎と言えば首の骨のことだ。その骨が折れれば、悪ければ死、生きていたとしても、脳から続く中枢神経に障害が残れば四肢麻痺植物状態だ。
幸いなことに、四肢麻痺は免れ、毎日、Twitterだけは更新できるようだが、もちろん立つことも寝返りを打つこともできず、頚椎の代わりに頭蓋骨を支えるハローベスト(頭蓋骨に穴を空けて装着)を装着しての絶対安静の寝たきり生活がしばらく続くことになるようだ。
命に別状は無いとのことでひと安心し、すぐにお見舞いのメッセージを送ったのだが、その後、自分はこの事実に戦慄を覚えた。
もちろん、自分の身体が不自由で誰かの手を借りないと何もできないこと、家族や職場に迷惑をかけてしまうことは大変辛いであろうが、運動を趣味にして、毎日、健康且つ強靭な身体でランニング、バイク、スイムをこなしてきたアスリートにとって、それができなくなることもかなり辛いであろう。
自分も明日から自分の足が思い通りに動かなくなってしまったら・・・と思うとゾッとする。
やはり、あって当たり前と思ってしまう、命あっての趣味、安全あっての趣味、日々の生活や仕事あっての趣味だと思った。
五体満足で健康な身体を持っていることに感謝して、日々、それを台無しにしてしまうような危険なことや蛮行を犯すことで、自分の生きがいのひとつを失ってしまうことだけは絶対にしないようにしようと心に誓った。
そして、自分よりもフィジカルもメンタルも強い方でもこのような危険な目に遭うということを再認識し、自分の日々の生活やトレーニングへの臨み方に対して襟を正す事にした。
レース中に事故に遭われた方の復帰の見込みは立っていないようであるが、Twitterを拝見させて頂いていると、1日でも早く復帰することを決して諦めていないようだ。
やはり、マラソントライアスロンで鍛えられた方のメンタルは強い。
入院生活は大変辛いだろうが、この苦境を乗り越えて復帰された頃には更に強くなられていることであろうと予想する。
そんなことを思いながら、9月13日日曜日の夜は、自分の丈夫で健康な身体とこれまで無事故で安全に過ごしてこられたことに感謝しながら、大阪城ナイトランニングに出掛けた。外周3周、内周1周で約15km。

やはり、安全という面では、バイクよりランニングの方が安全だ(油断してはいけないが)。
自分もいつかはバイクにも乗って練習を重ね、トライアスロンにも挑戦してみたいと思うが、それはマラソンの目標を果たしてひと段落してからと決めている。
独り暮らしをしているうちは狭い部屋にバイクを保管することはできないし、マラソンに出場するだけでお金がかかるのにバイクにもお金をかけていられないので、しばらくはこの1万円ちょっとの安物のミニベロに乗るだけでガマンしよう。