高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 今年度最高傑作を読む

今回読んだのは、巷で有名になってきている下記の2作品。

鴨川ホルモー

鴨川ホルモー

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

今のところ、今年度最高に面白かった2作品だ。
3泊4日の九州出張中、くいるように読み耽り、人目も憚らず笑いながら読んでいた。
というか、この本の世界が終わって欲しくないので、調整しながら読んだくらいだ。
そして、この2作品、共通点がたくさんあって、おんなじ著者が書いたんじゃないかって思うくらい。
話の内容は両作品まったく違うけど、共通点はこんなにある。
①まず、どちらも京都が舞台。そして、主人公が京大生。
⇒いつか行ったことがある京都の町並みが見えてきて、また行きたくなる。
②そして、言葉遣いがかっこいい。
⇒両作品とも、日常生活では使ったことがないような昔ながらの粋な日本語を随所に使っており、日本語の外国語にはない素晴らしさを実感できる。
電子辞書を片手に読んでおり、知らないことばが出てくる度に感心していた。
俺も著者のような粋な日本語を使いこなすことができる語彙力が欲しい。。。
モテない男が主人公。しかも、妄想系。
⇒両作品とも、モテない男がある女性に恋をして、その好きな人中心の生活を送り、日々あらゆる妄想を思い描いている。
趣味・妄想の自分とあまりにも似ていて、かなり共感できることがあった。
好きな人を一途に思うところも似ているし。。。
(後者の作品の主人公は、好きな女の子について後ろ姿ばかり追っているので、「自分はあの子の後ろ姿の世界的権威だ。」と言い張っています。この一節を聞いただけでも笑える。)
結末はハッピーエンド。
⇒最後の共通点はコレ。
モテない男でも最後にはハッピーエンドが待っているんだ!、と主人公と似た境遇である自分に勇気を与えてくれた作品です。
勇気づけられ、そして笑いあり、感動ありの最高の2作品です。
よし、この著者の作品をもっと読んでみよう。

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