高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 神戸六甲縦走トレイルラン:登りの連続で疲労困憊の中盤(摩耶山迄)

今思うと、第1関門を越えてからが1番辛かった。
まずは前半の最大の難所であった菊水山

これまでの山と比較しても登りが急峻で、一気に心拍数が上がり、度々立ち止まっては呼吸を整えて再開するの繰り返し。
自分がこんなに登りに苦しんでいるのに、ペースを変えずにどんどん登っていき、見えなくなくなってしまうランナーもいる。凄いなぁ、と感心して見守る。

息も絶え絶えで、なんとか頂上に到着。これはNTTの電波中継所だそうだ。座って一服したいが、先を急ぐ。



菊水山を下ったところには、有馬街道の上を横断する天王吊橋があった。


吊橋を渡った後は、続いての山、銅蓋(どうがい)山
これがまた菊水山に負けないくらいの急峻な登り道。辛かった。。。
頂上に着いたものの、余裕が無くて写真を撮るのを忘れるくらい余裕が無かった。
急な登りにやられたものの、下りは得意なので、走って駆け下りる。
再度(ふたたび)山の南側を下って、大龍寺というところが第2関門。ここではようやく半分の約20km地点。あー、疲れた。

第2関門を越えた後は、市ガ原というキャンプ場へ到着。
ちょうど新神戸駅布引ハーブ園がある山の裏手にあたる場所だ。
桜茶屋という茶屋で一服して水分補給。

3月も中旬となり、梅が咲いていた。春の訪れだなぁ、と感慨に浸る。

しかし、花を愛でる余裕があったのもここまで。
この後に続く縦走路で最も長い登り道である、稲妻坂天狗道はひどい登り道だった。
延々と続く登りで疲弊してしまい、ゴツゴツした岩がたくさんある道をゆっくりゆっくり休みながら登る。ここもまた相当に辛かった。
なんとか登りきって、摩耶山の頂上、摩耶山掬星台(きくせいだい)に到着。
標高700mの摩耶ロープウェー星の駅前が第4エイドステーションだった。
ここは日本の三大夜景のひとつでもあるので、その眺望を写真に収める。
今写真を見ると、確かに日中に見ても綺麗だったのだが、この時は長い登り道を登りきった後で綺麗と思う気持ちの余裕が無かった。

摩耶山に夜景を見に来た観光客が宿泊するのであろう、オテル・ド・摩耶の前を通り過ぎる。
こんなロッジでのんびり宿泊してみたいものだ。

なんとか25km地点まで辿り着いたものの、中盤の菊水山、銅蓋山、稲妻坂、天狗道という急峻な登り道により、体力と共に気力を完全に奪われてしまった。
そんな状態の中で後半戦スタート!