高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 田沢湖マラソン:エリック・ワイナイナと記念撮影してスタート!

9月15日日曜日、田沢湖ラソン当日。
台風18号の影響もあって外は雨。今回は、雨の中のフルマラソンになりそうだ。
スタート会場の田沢湖湖畔にバスで向かう。
こんな雨の中なのにスタート会場はランナー達でいっぱい。
そんなスタート会場の中で、ゲストランナーのエリック・ワイナイナさんが我々一般ランナーと記念撮影をしてくれていた。
ワイナイナさんと言えば、ケニア代表として1996年のアトランタオリンピックで銅メダル、2000年のシドニーオリンピックで銀メダルを獲得した凄いランナーで、日本が大好きとしても知られ、最近ではいろいろなマラソン大会で見かけるのだが、こんな風に一般ランナーと触れ合ってくれるなんて信じられない。
凄い嬉しかった。そして、ワイナイナさんが大好きになってしまった。


さて、雨の中、いよいよ田沢湖ラソンのスタートだ。
今年の田沢湖ラソンは、8月にあった豪雨による土砂崩れにより一部コースが変更になり、陸連公認のコースではなくなったそうだ。
市民ランナーにとってそんなのは関係無いのだが、その豪雨被害で数名の住民が亡くなったそうだ。
そんな状況の中でこの大会を予定通り開催してくれたなんて本当に有り難い。
そんな住民のご好意に思いを馳せれば、こんな雨なんでへっちゃらだ。
亡くなられた方々に対して、心の中で、合掌。


前半は田沢湖町の田舎道をひたすら走る。
雨の中でも秋田駒ケ岳の壮大な姿が美しい。

そして、コスモスなどの秋の花々が綺麗に咲いていて綺麗だった。
雨で気が滅入りそうな中に元気をもらった。

こんな雨の中に住民達が傘を差しながら応援してくれる。有り難い。

大雨の中、田沢湖町の何にも無い道を延々と走って、半分の20km地点に到達。

20kmを越えると、スタート地点の田沢湖に戻ってきた。ここまで来てようやくメインの田沢湖湖畔のコースになる。
この坂を越えれば、やっと田沢湖だ!登り坂を頑張って登る。

田沢湖に戻ってきた。湖畔は、10kmマラソンなどを終えたランナー達でいっぱい。
これから約20kmある田沢湖を1周してきます!

大雨のため、田沢湖も霧がかっている。より神秘的な雰囲気になっている。

25km過ぎにある御座石神社の鳥居だ。昨日、田沢湖クルーズで船の上から見た光景だ。

しかし、ここまで来て問題が発生。
半分を過ぎたのに、全くペースが上がらない。むしろ落ちている。ひどい時には、10.0km/h未満までペースが落ちてしまった。
前半はペースを抑えて、後半は上げていこうと思ったのに、前半、結構アップダウンがあった上に、この大雨で体力を、単調なコースの連続で気力を奪われてしまったのだろうか。
田沢湖ラソンは制限時間が5時間と市民マラソンの中では短い方なので、自分みたいなサブフォー(4時間以内完走)を達成できていないランナーにとっては、何かトラブルがあるとオーバーになってしまう緊張感がある。
こんなペースでは、もはや制限時間内完走に目標を切り替えよう。
ペースが上がらないまま、なんとか30km地点に到達。

ここに来て終わりが見えてきたところで、ようやく待っていたランナーズハイがやって来た!
一気にペースを上げる。
良かった!前半で体力も気力も奪われてしまった訳ではなく、ただこの大雨で調子が悪かっただけだった。
ペースを上げて、これまで抜かれていたランナー達をどんどん抜く。
序盤で抜かれた前にいるランナーをオーバーテイクする(追い抜く)と、いくら競争心が低い自分であっても、人間なので優越感が生まれてテンションが上がり、ランナーズハイにつながる。
やっぱり前半は抑えて、後半にペースを上げると、本当に気持ち良く走ることができる。

そして、田沢湖のメインスポット、辰子像の前に到達。

昨日の田沢湖クルーズでは、辰子像を遠目から後ろ姿しか見られなかったので、感慨深いものがある。
まさか、走ってこの辰子像がある場所にやって来るとは思いもしなかったけど。
そして、ここは10kmマラソンのスタート地点なので、残すところ、あと10kmということだ。
写真を撮った後は、このペースを乱したくはないので、早々にスタート。
ゴールまであとちょっと!