高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 ソチの感動的な思い出

ソチオリンピックの思い出と言えば、羽生弓弦の金メダル、浅田真央の世界に感動を与えた演舞(あまりフィギュアスケートに興味が無い自分もこれには流石に感動)、41歳のレジェンド葛西の銀メダルなどなど、感動の名シーンがたくさんあったが、それ以外のこぼれ話も印象的だった。
まずは、ノルディック複合で20年振りの銀メダルを獲得した渡部暁斗の快挙に対して、号泣した荻原次晴
荻原健児と次晴が現役であった1994年のリレハンメル大会で獲得したメダル以来、日本にとって不利なルール変更なども影響して、期待されながらメダルが無かったのだが、5大会振りの20年振りの快挙を果たし、複合ニッポンの復活の兆しとなった。
彼の涙に、ここに至る迄に当時メダルを獲得した選手などの大変な苦労が垣間見られて、もらい泣きしそうになった。

そして、これこそオリンピックという感動的なシーン。
クロスカントリー男子スプリント競技で、ロシア代表の選手がレース中に転倒し、スキー板が折れてしまうハプニングが起こり、何度も何度も転んでしまうのだが、そこに敵であるはずのカナダチームのコーチがスキー板を持ってコース内に飛び出し、ロシア選手にスキー板を手渡し交換した。
その結果、何とかロシア人選手は競技を再開し、遅れたものの、無事にゴールすることができた。
オリンピックマーク(五輪マーク)は、5大陸の相互の結合や連帯を意味しているのだが、この行動がオリンピックの本質を体現してくれた。
本当に暖かい話でスポーツマンシップが素晴らしい。
このブログを書いている時にもこのエピソードを思い出すと感動する。

そして、話題になった三浦豪太氏(父親は80歳でエベレスト登頂を成功した三浦雄一郎氏)のスキー競技のオモシロ解説。
松岡修造並みのアツさに、マラソン増田明美氏並みに出場選手の事を詳細に調べて競技中に教えてくれる解説で笑わせてくれた。
一番面白かったのは、スキークロス準々決勝。
上位2人が準決勝に進出できるレースの中で、4人中3人がゴール前で転び、2位以下の3人が転びながらゴールする面白過ぎる展開。
3人が転びながらほぼ同じタイミングでゴール。
写真判定を見ると、1人が手を伸ばして転びながらゴール。
凄い執念だ。面白いなぁ。
そんなレアな展開に三浦豪太氏も大興奮で、面白さも倍増。凄い笑った。


選手の活躍だけではなく、選手の周辺にもこういった感動や心和むシーンがあるオリンピックは素晴らしい。
選手のみならず、関係者全員が一丸となって、この4年に1度の祭典であるオリンピックを目指し、本気で取り組んでいるが故に起こる奇跡なんだろうなぁと実感。
2014年は6月にもサッカーのワールドカップがあるので、楽しみな1年になりそうだ。

あ、最後に、ユリア・リプニツカヤ、人形みたいで可愛かったなぁ。今後もフィギィア・スケート、楽しみだ。