高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 仙台国際ハーフマラソン:新緑が溢れる仙台市内を走って無事完走!

5月11日日曜日、仙台国際ハーフマラソン当日。
雲ひとつない快晴。ここのところ、マラソン当日は良い天気に恵まれる。マラソン日和、、、と言いたいのだが、この時期の快晴は暑くなるので、逆に心配になるが、ハーフマラソンなら大丈夫だろう。毎週末に走っている距離なので。
広瀬通沿いにあるホテルから仙台駅を越え、反対側にあるスタート会場の仙台市陸上競技場へ向かう。
仙台駅からJR仙石線城野駅で下車すればすぐなのだが、ランナーで大混雑しているはずなので、歩いて向かう。徒歩20分くらいかかる結構な距離なのだが、ウォーミングアップには丁度良い。
それにしても、仙台市内は区画整理がされていて道路も歩道も広くてきれいな街だ。過ごしやすそう。少なくとも大阪よりは。

スタート会場の仙台市陸上競技場には、宮城県仙台市を拠点とする楽天イーグルスのホームスタジアムである楽天koboスタジアム宮城もある。
これが昨年日本一になったチームのホームスタジアムか。こんな機会もないと来ることはできないので、来られて良かった。


「挑戦」と題して、

為せば成る。為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり。

米沢藩主の上杉鷹山の名言だ。
「何事も挑戦してみましょう。失敗してもそれは良い経験になる。何にもしないのが一番の失敗だ。」
ということだ。ふむふむ。

朝10時前のスタート直前。マラソンのスタート時間として、朝10時というのは初めて。こんな遅い時間にしたら、最も暑い日中に走ることになる。もっと早い時間のスタートにすれば良いのに。

ゲストランナーのひとり、藤原新がスタート準備。ロンドンオリンピック後、不調が続いているが、復活なるか。


そして、もうひとり、川内優輝もスタンバイ。市民ランナーに一礼してコースに入り、ランナー達から大歓声。自分も含めて、市民ランナーから相変わらずの大人気だ。
毎年、この大会に2人は参加していて、今年の日本人対決が楽しみだ。



10時5分、いよいよスタート!毎回、スタート前の高揚感がたまらない。
ゲストランナーの高橋尚子さんがランナーを見送り。
来週、あなたの地元・岐阜であなた主催の大会にも参加します!


仙台駅を越えて、仙台市の一番賑やかな場所へ。

仙台市内のメインストリートのひとつ、青葉通だ。ここも新緑がきれいだ。
でも、昨日行った定禅寺通はこんな程度ではなかった。この先にあるハズだ。楽しみ。


5㎞手前でトップランナー達の折り返しとすれ違う。このコースの中で唯一、トップランナーの走りが見られる場所なのだが、1位の選手とはすれ違ったが、それ以降の川内や藤原新達の集団とはすれ違えず。残念。

広瀬川を渡って仙台国際センターを右に回る。ここの新緑も美しい。

再び市街地へ。それにしても、今日は雲ひとつない晴天だ。気持ちいいなぁ。

そして、10㎞地点手前、この大会のハイライト、定禅寺通だ!
新緑溢れるケヤキからこぼれる木漏れ日の下、走る。
ここが一番沿道の応援が盛大で、みなさんお祭り騒ぎ。
その中を走ることができて本当に楽しくて幸せだった。
テンションが上がって、ここまでの疲れや暑さを忘れさせてくれた。



昨日歩いた通りの中央にある遊歩道には、仙台すずめ踊りや秋田竿燈祭りなどの東北地方の伝統芸能で我々を歓迎。




あっ、楽天イーグルスのチアリーディングチームだ!いるならもっと早く言って欲しかった。止まって撮影したのに・・・笑

楽しかった定禅寺通もこれで終わり。幸せな夢のような時間はあっという間だった。

定禅寺通が終わった後は、祭りのあと感が否めなく、ただひたすら街中を走る。
仙台駅を再び越えて後半戦。
14㎞地点は、仙台医療センターの前だ。ここは、仕事で最近始まったプロジェクトでお世話になる病院だ。

15㎞地点でスタート&ゴール会場の仙台市陸上競技場に戻ってくるのだが、ここからあと6㎞、また離れてここに戻ってくることになる。
ここまで退屈なコースが続くのだが、ここも綺麗な街路樹が我々を迎えてくれる。

子供たちも我々を応援。ありがとう!

コース終盤のこの辺りも新緑がきれい。
緑というより、日光を浴びて黄緑色になっている。綺麗だなぁ、新緑の黄緑色は本当に癒される。終始見とれながら走る。



20㎞地点。1時間49分ということは、ハーフマラソンの自己ベスト、昨年12月の宝塚ハーフマラソンにおける1時間51分の更新は難しそうだ。


ゴール地点の仙台市陸上競技場が見えてきた!

楽天koboスタジアム宮城を傍目に、仙台市陸上競技場内へ!



青いトラックを一周して、無事、ゴール!



いやぁ、暑かった。でも、新緑に癒されて気持ち良く、最後までペースを落とさず走られた。
完走タイムは、1時間54分で自己ベスト更新にはならなかったが、この暑いコンディションの中、自己ベストとほぼ変わらないタイムで余裕を持ってゴールできたので、上出来だ。フルマラソンもこのペースで最後まで走られれば良いのだが・・・
と、思っていると、ゴールゲートをくぐったところに、この日、4位だった川内優輝が一人で立って、我々市民ランナー達と普通に会話して記念撮影をしてくれていた。
記念撮影の列にほとんど人がいなかったので、自分も並ぶ。

自分の番がやって来た。
自分「お疲れ様でした。今日は何位だったんですか?」
川内「4位。あとちょっとで表彰台(笑い)。」
自分「来週のぎふのハーフマラソンも頑張って下さいね!自分も出場するんです。」
川内「そうなんですね。来週も暑いでしょうから、今日も暑くて良い練習になりました。頑張りましょう!」
と、普通に会話をしてくれた。
埼玉県の公務員であるからか、マネージャーなどもいないため、こんなに気軽に我々市民ランナーの相手をしてくれるとは。市民ランナー全員の相手をしていてはキリがないだろうに大丈夫かな、と心配になるくらい。
実業団ランナーではこうはいかない。
こういう市民ランナーと近い存在であることが、彼の人気の所以だ。
自分もより好きになって、彼を今後も応援し続けようと心に誓った。

写真は、帽子を被っていて顔が真っ暗だし、川内選手は目をつぶってしまっている。
突然のチャンスだったので、緊張して慌てて冷静さを失い、2枚撮ってもらうのを忘れていたし、帽子を取っておくべきだった。激しく後悔。
ダメだ。画像補正をして明るくしてもこれが限界。
またどこかの大会でチャンスがあるだろう。またの機会に・・・

暑さの中で失った水分と栄養を、スポーツドリンク一気飲みと完走ランナーに振舞われていたゼスプリのキウイで取り戻す。

仙台国際ハーフマラソン、都会の中にある自然を感じながら走られて気持ち良かったし、完走後には憧れの川内選手との記念撮影というサプライズありで、とても思いで深い大会となった。
かなりの強行日程で費用もかかってしまったけど、こんな思い出ができるのなら、慌しさによる疲れも吹き飛ぶし、お金なんて惜しくもない。
仙台まで来て、本当に良かった。